「いかこい島根・隠岐 八朔の牛突き」

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続きです

いよいよ八朔の牛突き当日。
前日は福浦港に宿泊してました。ホテル海音里(うねり)のログハウス。
大盛り上がりの夜を経て、午前中はゆっくりとホテルのまわりで過ごしました。
海水浴、テニス、マラソン。そしてお散歩。
この福浦にはすんごい面白いスポットがあります。





まずはホテルの近くの福浦の滝。
普通にホテルのすぐ横にあります。
隠岐は切り立った崖が多く、そこに滝が生まれます。
恐らく普段は小さな滝でしょうが前日の雨でなかなかいい具合になってました。
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みんなで近くまで行ってみました。川を飛び越えて近づきます。
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さてここからはちょっと遠くまで。
福浦湾沿いに歩くと、昔使っていた福浦のトンネルがあるのです。
てくてく。
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1個目。
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この辺りもとてもキレイです。
ローソク島の遊覧船が出る場所でもありますが残念ながら欠航でした。
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途中、小さなエイやキレイなクラゲもいましたよ。
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あっ見えた!あそこまで行きますー。
明治初期に作られた初代トンネル。
それにしてもかなり海に近くて、落ちなかったか心配ー
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もちろん手彫り。
トンネルは別として、ここを道として使っていたことが驚き。
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島の中で隣の集落へ行く道が無かったわけで生きるための術として掘られたのだろうと思いますが、すごいパワーです。
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お昼には隠岐のローカルフード、隠岐そばと爆弾おにぎりを。
大好きな組み合わせ!
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岩海苔を使ったおにぎり。中には海苔佃煮。
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隠岐そばは「焼きサバ」を使った出汁に手打ちのそば。
熱々。
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八朔の牛突きは「佐山闘牛場」で行われます。
かなり山を入ったところで空気も涼しく湿気のある場所。
五箇(ごか)という集落にあります。
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牛突き(闘牛)は日本各地で行われていますが、隠岐の牛突きの特徴のひとつとして「掛け事として行わない。」ということが言えます。
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前の記事でも書いたとおり後鳥羽上皇の時代から行われている伝統の祭り。
以前は農耕用の牛で牛突きを行っていましたが、現在は闘牛用の牛を育て強い牛を作り丁寧に育てて横綱を目指します。
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この八朔の牛突きは、檀鏡神社の礼祭として行われます。
檀鏡(だんぎょう)の滝。
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今回の牛突きは9番。
以前はもっといたということですが徐々にその数は少なくなっています。
牛突きは様々な戦略を用い牛の闘志を奮い立たせ、その角で相手の牛が降参するまで行います。
当然牛も痛いと思いますし長い時間決着がつかないと戦意喪失して一瞬の隙を与えてしまいます。そこにぐっと入りこんだ牛が勝ち。
牛は本当に一生懸命で、勝っても負けても本当に偉いと思います。
ひと試合終わったらみんなでよしよししてあげてます。
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手綱をつけて人間が一緒に戦う形。
そのさばき方や声かけによって疲れてへとへとの牛たちももうひと踏ん張りしています。
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試合の最後、牛たちはまだまだ闘いたい気持ちでいっぱいですが途中で引き離す試合、いわゆる「引き分け試合」もあります。
負け癖がつく、という言い方をするようですが、最後まで戦って負けた牛はなかなか勝てなくなるそうです。
よって闘牛が少なくなってきた昨今では、全ての試合に決着をつける事はしません。
最後は20名くらいの人間でタイミングを合わせて牛を安全に引き離します。
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それぞれは山の中腹で陣営を取ります。
木々の間に牛をつないで順番を待ちます。
この子は秀岐号。赤牛なのでちょっとカワイイ目をしています。
触るとすりすりとして舌を出してぺろぺろします。
犬と一緒な感じです!
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祭りにお酒はつきものです。。。。
お清めの一杯に何度か付き合いました^^;
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なんかもうすごく楽しそうです。
お祭りは完全に男性のもののように見えますが、こうしてお弁当を用意したり祝杯や打ち上げの用意をするのは全て女性です。
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大きな体同士がぶつかる時の音がすごいです。
牛も本気ですが人間も本気。
牛の大きな息遣いがすり鉢になった闘牛場に響き、綱取りの掛け声は間をあけず続きます。
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勝った牛と育てたチームに与えられるのは『名誉』。
勝った牛に乗りたい。
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横綱対決は皆から大きな歓声があがる良い戦いでした。
どちらの牛も本当に一生懸命たたかっていました!
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なかなか見る機会もないお祭りを間近で見られてよかった!
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by 55aiai | 2013-09-04 08:30 |   ●隠岐の島 | Comments(0)

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