「富山・アートなとやま旅 樂翠亭美術館」
2017年 03月 28日
1泊2日での富山旅をしてきました。
15年ぶり2回目です。
2002年に行ったっきりなので、2004年から始めたこのブログでは富山カテゴリーは初登場!
1997年に開業した長野新幹線。さらに2015年、長野から金沢を終点とする区間が延長されて北陸新幹線が誕生しました。
それにより、富山もたくさんの人が目的地にしやすい場所になったんですよね。
向かう途中、車窓からも美しい立山連峰がみえていました。
東京駅から富山駅まで、左上に日本列島を太平洋から日本海へ渡る感じ。
最近色んな地域を旅していて思うのは、どこも良い意味で近くにライバルの街があり、そこにつられて引き上げられている感じ。そしていつかはその引き上げる方のポジションになりたいと頑張ってるということ。
先日の岐阜しかり。飛騨高山などに埋もれて、実はとても良い場所である恵那の岩村があまり全国で知られていない。
過去記事:岐阜県恵那市、岩村うれしー旅のまとめ
千葉の房総しかり。千葉県全体で見るとインバウンドも集客も勝ち組なのだけれど、浦安=ディズニーリゾートっていうバケモンがいるために、周辺市町村は「もっとオレも頑張らなくちゃ!」という気持ちになるということ。
過去記事:千葉房総東京湾フェリーで行くアクアラインイーストのまとめ
富山もそのひとつ。
金沢という一大観光地がすぐそこに。
でも富山も福井もすごくいいんだよ~って思うところがいっぱいあるんですよね。
特に私は北陸になんとなく同じ空気を感じてしまって(島根と)、ものすごくシンパシー感じる場所なので、全部好きです。
しかも今回素晴らしい美術館がオープンするとあって、光栄にもその内覧会にお呼びいただけたってこれはもうご縁を感じるしかない。
さて、前置き長くなりましたが、富山駅へ到着したらすぐに一つ目の美術館へと向かいます。
今回はアートな旅ですので美術館巡りとなります。
アートに馴れない私の解説を温かい目で見守ってください(笑)
1軒目は樂翠亭美術館。
らくすいてい、緑美しい庭を持つ美術館です。
富山駅南口から車で10分という、とても良い場所にあります。
残念ながら休館日!ということで、お庭と特別展示のみを鑑賞です。
ロゴマークは佐藤可士和さんだす。
元々邸宅であった日本建築の建物から四季の移ろいを感じながら、展示されている美術品が楽しめる美術館。
昭和25年ごろの建築ということなので、戦後の建物という事ですね。
「樂翠亭」とはこの東屋に対して付けられた名前なのだとか。
現在はアイザックという会社が所有し、管理し、会社のコレクションを展示しているとのこと。
アイザックは泊まっていたホテルの近くにビルがありました。
アイザックは富山で創業60年以上の企業で、段ボールやアルミなどの産業を基盤としていたのですが、今ではラグジュアリーホテル「RiverRetreat」などを運営し、芸術分野や地域振興にも造詣が深い。2004年からこの樂翠亭美術館を開業し、管理運営を行っています。
石灯籠、鯉の泳ぐ池、小さな滝などがある回遊式庭園で、この季節にも関わらずとてもきれいでした。ここは、6月くらいになったら眩しくて目が開けられないくらいに草木の緑に包まれるんじゃないだろうか。
庭石や灯篭、丸石が敷き詰めてあったりと、伝統的な日本庭園の風情があり素晴らしい。
またびっしりと苔が絨毯のように敷き詰められていて、まさに名前通りのお庭です。
奥へ奥へと進んでも進んでもおうち!
広い…!いただいた資料から計算してみたら、え…?敷地面積3,797㎡って1,000坪越えなんですなんですか?そうなんですか!??
おうちだけでも230坪ですってぇぇぇぇぇ
これでもお隣の銀行に敷地を譲ったって。えええええぇェ。。。混乱。
撤去されなくてよかったなぁ。
(そういう可能性があったそうです)
富山ってだいたいが住宅が大きいと聞いていましたが、これが標準じゃないよね?って。
そういや美術館を見ていないのに、十分満足している私。
見応えあるなぁ。
最近瓦が気になる年頃になってきましたが(笑)、
富山の瓦はなんかグロスがかってて真っ黒マットじゃない。
太陽光を浴びるとちょっと白っぽく光るの。不思議だった。
そして雪どめがあるんですね。どさあーっと落ちてこないようにってことなのかな。
この美術館は季節ごとの楽しみ方ができるってことととっても落ち着けるってことで、リピーターが多いそうです。
テラス席のカフェもある。
ショップもある。
花が咲き乱れる季節もまた良さそう。
一軒目からすごいぞ富山。
しかし撮りどころが多くてちょっと疲れた…。
充電しなくちゃと、お次はお肉ランチへ向かいました。
つづく。
・アートなとやま旅 樂翠亭美術館
・アートなとやま旅 富山育ち(A5ランクとやま牛)焼肉ランチ
・アートなとやま旅 富山県美術館
・アートなとやま旅 富山県水墨美術館
・アートなとやま旅 夜の環水公園、富山湾鮨、西町大喜の富山ブラックラーメン
・アートなとやま旅 富山城址公園、高志の国文学館
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