ブログトップ | ログイン

じぶん日記

ライター・西村愛のブログ


by 55aiai(西村 愛)
プロフィールを見る
画像一覧

「笑顔の祭り、石取祭!三重県桑名市の伝統的な夏祭り」

a0000029_1310554.jpg


夏のお祭りが全国各地で開かれる中、お祭り取材の依頼を受けて行ってきましたよ三重県桑名市。
国指定重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産である「石取祭(いしどりまつり)」を観覧します!

今回は朝が遅めで助かる。
そう、桑名って近いんですもん。
a0000029_13142099.jpg


通常取材に出かける時って早いと朝3時とかに起きて出かけたりするもんなのですが、
桑名は朝遅めでも問題ない。名古屋から20分くらいですもん。
a0000029_13195425.jpg


てことで、サクッと桑名到着です。
名古屋からは近鉄とJR、どちらでも行けちゃいます。
a0000029_13203130.jpg


桑名に思い入れがあるのははまぐりの「日の出」。
んまかった!ハマグリしゃぶしゃぶは昨年10月のことでした。
過去記事:三重・桑名 蛤料理 日の出の蛤しゃぶしゃぶ
a0000029_13232482.jpg


まさか再訪するなんて、その時に日の出で見た「石取祭」のポスターが頭をよぎります。


次の日8月6日に祭りの本番である「本楽(ほんがく)」を控えた桑名の街は、
やはり昨年10月の前回の静かな町の空気とは違い、どこか熱気を帯びていました。
実際に猛暑・炎天下で、桑名の暑さに驚きました…。

私たちが到着した8月5日(土)は、すでに真夜中の0時に「叩き出し」が行われ、
祭りの準備が行われている日。
さらにその2日前の3日には「笹取り」が行われています。
宿(やど)と呼ばれる各町ごとの控えの場を清めるための笹を取りに行く行事です。
a0000029_1332125.jpg

もっと言うと7月から着々と準備や練習が行われていてすでに気分はMAX最高潮に近づいている、そんな桑名なのでした。

桑名石取祭の最も特徴的なところであり、この祭りの代名詞ともなっているのが
<日本一やかましいまつり>

鉦をカンカンと高い音で響かせ、太鼓と共に打ち鳴らすことから
「天下の奇祭」とも呼ばれています。
なお、お祭りにつきものの笛がないのも特徴。まぁ鉦の音でかき消されると思います(^^;)

8月5日は試学(しんがく)といって、音出しをしてもいい日となっています。
練習日が決められており7月にある6日間を過ぎてからはしばらく、音を出せずにいるわけなので、
叩きたくてウズウズしているのでしょう。みんなが待ちに待ったお祭りの日なんですね。

お昼くらいから各町内で、山車の準備が始まります。
この山車、祭車(さいしゃ)と呼ばれます。
こちらは西舩馬町の祭車。
a0000029_1352582.jpg


文久2(1862)年から受け継いでいるという山車はすでに155年の歴史。
諏訪・立川流の彫刻が豪華です。
参加する山車の中ではかなり古い年代の祭車とのこと。
a0000029_1442086.jpg


a0000029_148275.jpg


a0000029_1481595.jpg


a0000029_1482433.jpg


試学のこの日の夕刻、
お祭りの本丸である「春日神社」へ行ってみる事になりました。
明日たくさんの山車が通る八間通りにはすでに190ほどの屋台がずらり。
商店が並ぶ道沿いに、重なって連なる屋台のその数からみても
大きなお祭りであることがわかりますね。
a0000029_14105766.jpg


a0000029_14111737.jpg


あのー、昨年10月はほんっとに静かな町だなー誰も歩いてないなーって感じだったのに。
一体どこからこれだけの人が集まってくるのか。
ますます熱気高まってきます。うん、暑い(笑)
a0000029_14123746.jpg


このお祭りは元々は「町屋川の石を取ってきて奉納する」という神事からスタートしています。
石はみなに「春日さん」と呼ばれている春日神社境内に奉納されています。
a0000029_14241735.jpg


本楽だけを見てしまうとただの「日本一やかましいまつり」なのですが、
この石取りの儀式こそ、お祭りの本筋です。「祀り」であり、「祭り」です。
a0000029_14292671.jpg

長い歴史の中で変化しまた進化してきたことで、民衆が楽しめるお祭りになったのでしょう。
そもそも神事というものは義務というだけでは継承することが出来ません。そこに意味があって、
行うことでみなが幸せになることが大切です。

さらに「民衆の祭り」という形になっていくと、
人間的な営みやコミュニケーション、楽しみ、カッコよさが無ければ決して続かないものである、と感じます。どのお祭りを取材してもそれに関わる人たちが最も楽しんでいて、そのお祭りの事が大好きな気持ちが祭り全体から放出されているものです。
祭りというものは、全国同じようなスタイルものが飛び石的に存在したり似たような歌があったりと、人と人とが交流していたことの証でもあり、さらにそこに地方の特色や技術や文化が色濃く反映されるものなので見て行くととても興味深い。

ちなみに石取祭の場合、石を取って引いてきたその流れが豪華絢爛な装飾された山車となり、暗い夜道に行われていたことから提灯を掲げるようになったということです。
地元では7月はじまりのカレンダーも作られるというくらい、
石取祭が人々の生活に根付いていることがわかります。
a0000029_14302596.jpg


a0000029_14313440.jpg


私たちの明日の取材場所はなんと貴重な桟敷席。
贅沢この上ない。絶対に失敗できないプレッシャー。。
a0000029_1435113.jpg


祭り経験がない私にとっては、この前日の緊張と高揚感入り混じる現場がある意味物珍しいですし面白い。
1年かけて準備してきたお祭りがいよいよ明日行われるんだなぁという感慨。
a0000029_14373216.jpg


夜遅くなってきてちょうちんもキレイに灯りが付きました。
さて、ここからクライマックスまでは次の記事に続きます!
a0000029_14495859.jpg


a0000029_1450692.jpg


次の記事:三重県桑名市 400年続く奇祭 石取祭

※お祭りを見るならば「くわな石取祭公式ガイドブック」は必須です!
石取祭の歴史や概要説明、各町の祭車や法被の特徴や登場時間まで全て網羅されています。
地元ホテルやコンビニで販売されているので早めに入手するのが得策♪
a0000029_10395413.jpg


---
桑名石取祭保存会公式サイト
桑名市公式サイト
桑名宗社(春日神社)公式サイト
蛤料理日の出公式サイト



【関連記事】
笑顔の祭り、石取祭!三重県桑名市の伝統的な夏祭り
三重県桑名市 400年続く奇祭、石取祭
桑名散歩 七里の渡し、六華苑
歴史は280年!多度大社参道にある鯉料理 大黒屋
---
by 55aiai | 2017-08-16 07:00 |   ●三重県 | Comments(0)