続きです。
古い町並みを左右に見ながら岩井屋へ向うと、岩井温泉の大きな文字が。
岩井温泉は山陰地方では最古といわれる1300年の歴史を持つ温泉。
原泉ママのお湯が楽しめる温泉です。

旅館は3つしかなく一か所にかたまっており、その近くに温泉をくみ上げるポンプ。その3つの旅館と公共浴場がそのポンプを共有しています。
岩井屋はそれだけでなく自家装置も配しています。

到着してから、周辺をお散歩。
大きな河川・蒲生(がもう)川に流れ込む小さな小川は山の伏流水で、水量も多くてきれいです。

蒲生川には鯉が放流されたり小魚がいたりして、水辺には大きなサギがたくさん集まっています。

うねる川はもともとの川の形を今にとどめている証。
昔から風景はさほど変わっていないのではないかな~、と勝手に想像しながら眺めました。

町は古民家を上手に活かしながら暮らしている人たちの家々が並びます。
年末の大掃除に、川の水を使っている人発見!水のきれいさは確かなようです。

車ものどかに止まっています。

近くにある旧岩井小学校。
この山間の小学校、雪も多く降る場所なので寒かったでしょうね~

木造の2階建て。現在はそのままにされ文化財指定を受けているようなのですが、痛み方がはげしい・・・。

雪もどっさり残っていました。

16時過ぎくらいになると、だんだん洗面器をもった人たちが増えてきました。
公共の温泉は、住民の方は無料で使える施設です。うらやましい~!
私も早速温泉行かなくちゃ!

旅館全体が民芸調です。美しい花や果実が飾られ、その芸術的な余韻を残しているうちに次のお花が現れるという優美な世界。

畳部屋にマットレスや、ウォシュレット、エアコン完備などなど設備には現代的なものが取り入れられていますが、程よく和な古美術品が散りばめられた落ち着く雰囲気にまとめられています。

自宅にいるような穏やかな心持ちにさせてくれる館内とお部屋です。

さてさて、夜のお料理です。
高級旅館で箱はいい、お風呂もいい、でも食事ガッカリ…な経験ってありません?
山奥の旅館でお魚、無理しないでもいいのに~・・・って思った過去がよぎります。
しかしこの岩井屋は日本でも屈指のおいしいお宿、というお墨付きをもらった旅館。
日本有数の漁獲高を誇る境港がある鳥取らしく、地のお魚やこの時期ならではの松葉がにを使った料理などが並ぶ会席をチョイス。松葉がにづくしのコースもあったのですが、そんなに蟹を沢山食べるよりかは良い蟹を1杯追加注文した方がいいかもね!ということになりました。

子供のころは「蟹をもらった」とう言葉に嫌悪感を示すほど、松葉がには結構食べてる方だとは思ってましたが・・・、
いや~ぁ!おいしい!
隙間なくびっちり詰まった蟹肉。しっとりとして味が濃く繊維質もしっかりとしてかつやわらかくほどける。。
蟹みその量やその濃厚さ、かなりレベル高し!
これ食べられたの、幸せ!

そしてお料理の方も大変美味しくいただきました。
山陰の白いか、但馬牛、炊き合わせなどが特によかったです。
全体に味付けは砂糖甘め、濃くはなくやさしく家庭的な味付けです。
天ぷらが温かくなかったこと、はちょっと残念でしたけどー。。

そしてこの土瓶蒸しが。。。
マツタケの香りは大変良くしてました。が、これに関しては出汁のため…くらいなところでおさまっていたのですが。

そもそものお出汁がとても美味しい。さらにはまぐりまで入っていてこれまた良い味が出てる。

これを(勝手に)ごはんにかけて即席のお茶漬けにすると、サラサラといくらでもいける!
すっっごくおいしいのでぜひ、こんなタイミングがあったら試してみてくださいね^^

そうそう、写真は撮らなかったけどお湯もすごく良いです。
ちょっと熱めの50度のお湯がたっぷり。
かなり深めの中心部では立ったままでもはいれるほどです。
露天は少し温度低め。顔は寒く体はほかほか、露天風呂も良さそうです。
飲むこともできて鉄分を感じる少しとろりとした濃度あり。
入った後のしっとりはたまりません。ナトリウム、マグネシウムなどを多量に含んだ天然温泉です。
まさにニッポンの秘湯、というたたずまいでいっぱいの岩井温泉。
空港からタクシーだと40分くらいらしいのですが、時間の割には相当な距離ありますのでのんびり電車も悪くないですよ。
この日は満室だったとのことですが、観光地っぽいがやがやもなくとても穏やかな一日を過ごせました。
年末は周辺施設がお休みなので、もう少し季節を外した方がより鳥取を楽しむことができると思います。
それにしても鳥取。人がいい!親切!声かけまくってくれるしタクシーは親切丁寧だし、ほどほど都会だし、温泉はあるし良い街ですね♪
今日辺りは相当な雪かもしれませんが、そんな温泉地も良いですね~