「島根・仁多 日本有数のブランド米 仁多米のふるさとです」
2010年 05月 05日

この日は、私が今まで食べきた何千回もの「白米」の中で一番おいしいと思った田んぼの産地見学に行ってきました。
家で普通に炊いてもツヤッツヤ。ふっくらとしてとても純粋な味がするお米なのです。
前からずーっと行きたいと思っていたのが奥出雲・仁多(にた)。
ここで出来るものってなんでも美味しいので、いったいどんな場所なんだろう!っと思っていたのです。
あっ、もちろん子供のころに何度かは行ったことがあるんですよ!でも、目的をもっていきたいと思ったのは大人になってからでした。
冬は雪が1メートルは軽く積もるという場所なので、ちょうど良い時期を探していたんですよね。

私ね、、ここ行った時ふと思い出したのがバリ島のウブド。
あの時間のゆーー・・っくりな感じと全く同じ空気感。しかもさわやかな風が吹いていて気持ちいい日だったのでなおさらそう感じました。

この日、お邪魔したのは「悦っちゃん農園」の渡部悦義さんの田んぼと畑です。
2町5反の田んぼを所有されている仁多郡奥出雲町の農家さん。町とか反がよくわからないのですが、旧広島市民球場がグランド面積12,160平方メートルということなので、きっとここにもプロ野球場ができます、っていう広さです。
到着してすぐに連れて行ってもらったのが山から流れ出る水脈。
島根県全体をみてもそんなに水は悪くないと思う(特に私が住む辺りは水道水もそんなにくさくない)のですが、ここの水はほんっとにすごいです。
山間の町ではあるけれど、山を登って登って。。。ってわけじゃない民家のすぐ脇に流れ出る水でわさびがわんさか!

上手に水を流して、その脇の斜面にどっさりとわさびが生えてます。こんなに簡単にわさびって出来るんだ~♪と恐ろしい勘違いをしてしまいそうになります。

その水を貯めてある場所。わーーあ!と声をあげてしまいます。
「いままでは捨てちょったけんもったいないわーあ」と渡部さん。
冬の雪の多さがこの水量へと変わり、山の性質からミネラル豊富な清水が生まれます。

きれいな水であることに加え、生活排水が全く流れ込んでいないということがとても大切。やはりこの(人が少ない)島根であるからこそ実現できるのでしょう^^
田んぼに使うお水もそのとおり、いかに純粋無垢なお水であるかが農作物には重要なポイントになるのですね。

わさびの横にはこれまたどっさーりの「せり」。
ホイホイと斜面を上がって摘み取る渡部さん。

わさびも摘み取っておみやげにいただいちゃいました。
私がまだ「わさび練習中」の身なので、小ぶりなのを。すっごく大きく長いものも採れるそうです!

わさびの花は白くてちっちゃくてかわいいですー

きれいな水が流れる水路は手作り。そしてその横の溝は、今後ビオトープへと変身するそうです。どんな生物たちが住むのでしょう、その子たちはきっと幸せ。

ちょっと高いところへ登ってみました。さっきの水源があるのかしら。。と思ったけれどそんな様子はなし。
ということは、足元の土の中を流れている水なんですね!濾過・濾過・濾過の繰り返し、さらにはミネラルをたっぷり含んでこの足の下を流れている水なのですよ。きれいなはず!
高台へ登る途中もいろんな植物が。自生のすみれがかわいいんです。

渡部さんの田んぼです。田植えはほかの田んぼよりも遅めだということで、これからです。
手前の柵はイノシシよけ。

お次は原木しいたけのエリア!
もう終わりなので次回は秋。きっとこの周辺に来たらいい香りがしてくるんでしょうねー

山椒も大きな木がたくさん。自分より背の高いものを見たのは初めてだったのですが、山椒ってあんなに大きく高くなるんですね~

帰り際、お食事までさせていただきました。。

山椒の煮物、なんて初めて!こんなに大量の山椒を見たことがありません。
甘辛くておいしいです。

ぴっかぴかの塩おむすびが最高においしかったです。

私は死ぬ前に何が食べたいかって聞かれたら仁多米って答える。
前からよくお米やお餅は食べてたけど、ほんっとーに美味しいです。
だって、島根の持ってるポテンシャルがケタ違いな上に(笑)、美味しいもの届けたい!こゆの大好き!な渡部さんがすごすぎるんだもの。
渡部さんは基本的にはお客様の顔を見て声を聞いて売りたいとおっしゃっていて、ネットでの販売は行わないというのは信条なのだそうです。
買いにくいとは思うけど、ぜひ一度食べてみてほしいです。
そして美味しいと思ったら、それをお友達に教えてあげてほしい。こういう素晴らしい農家はきちんと口コミで良いお客さんに広がっていってほしいと考えます。
私は5キロ3,500円(減農薬=除草剤1回使用)のを食べているのですがそれでも十~分美味しくて、でもピロール農法(藻を発生させてミネラル豊富な中育てる方法)で育てた5,000円バージョンがさらに美味しいとのことで、次はそれになろうかと思います。
8,800円バージョンはおそろしく高いのですが…完全無農薬10年以上続けた田んぼで出来た極上もの。さらにそれを「はで干し」で天日乾燥させた超高級米です。これは無農薬なので玄米で食べるのがオススメなのだとか。
そうそう、あの中田ヒデが訪れたということで、渡部夫妻との3ショットの写真をいただきましたヨ。笑

充実・感動の産地見学でした。
楽しかったし勉強になったし、ますます島根・仁多米を愛してしまう。
【渡部悦義さんの仁多米】
電話番号:0854-56-0291
電話で申し込むべし!じぶん日記を見ましたよ、と伝えてみてください。たぶんなにもないです。笑
・無農薬・天日干し仁多米 5キロ 8,800円(最高クラスの品質です)
・ピロール農法仁多米 5キロ 5,000円(ミネラルたっぷりで育てられたお米。次回から私はコレ)
・減農薬仁多米 5キロ 3,500円(これでも十分おいしい。今はコレ食べてます)
※他3キロ、2キロ、1キロにも対応可能。まずは8,800円バージョンを1キロで食べてみたいわ。。
・杵つき仁多米のおもち 18個 1,200円(うちのお正月の定番。白米と玄米あり)
・杵つき仁多米のおもち 8個 600円(白米・玄米・よもぎあり)
・仁多米・発芽玄米 1キロ 1,000円
住所:島根県仁多郡奥出雲町上阿井826
悦っちゃん農園
食べたことないのですが、おいしそうですね。
色々な所へ行かれて羨ましい。
仁多 行かれたのですね。
妻もココを訪ね この塩むすびを頂き、感激し 私も一度は足を運ばなくてはと思っていました。
彼女はここま行って味あわなくてはいけないと言っておりました。
まさに五感で味わう・・・。
ではっ 失礼

粘土質の土壌と水と作る人の真心でしょうか、
この辺りは昔のままの風景のようです。
学生時代、木次線で広島へよく行きました。
奥出雲の昔の風景が残ったままの感じです。
大きく変貌した平田、松江の農村風景とは大違い。
6月、同窓会で松江、大社に帰ります。
また、仁多米と仁多牛が口にできます。
それと、新鮮な魚と割り子蕎麦・・・

少し高くて水がきれいなところに、おいしいお米はできるんですよね。奥出雲はまさにそういう土地だとよくわかりました。あのね、「にた」という地名はよく熟した田んぼとか、良い土地とかいう意味なんだそうですよ。
白米が大事なことはよくわかっているのですが、普段からいつも食べているもので差をつけられるとぐぅぅ。。と唸ってしまいます。
最近同じおうちからもらうお米でも作り手が変わると全然味が違うってことも知りました。田んぼだけでなく作る人の気持ちもとても大切なのだと思います。
なるほどですね。あののどかな空気の中で食べるともう。それはそれは美味しいものになります。
でもうちで食べても全然違います、違いがはっきりわかります。
ほんとはあのお水を汲んで帰ってあれで炊くともっと良いかも。
前から気になっていたのですが、やっぱりすごいです奥出雲は。
あら?私興奮しすぎましたか?笑
仁多米って前から美味しいなあと思っていたのですが、あんなに抜きんでているものはないと思っているのですが。。
もちろん世の中にはいろんな美味しいお米があるとは思うんですけどね。
今朝は木次パスチャライズ牛乳を飲みましたが私、木次線は乗ったことがありません。広島まで行けるんですか???へーぇ!
6月、おそばもお魚も楽しみですね。そうそう昨日は三刀屋の焼き鯖も食べました。
あいかわらずの燻製三昧、素晴らしいですね!
自信を持ってお勧めできるお米なので、嬉しくて興奮気味に書いてしまいましたが。。本当にうれしいお味です。
燻製たらこを乗っけて食べたいです^^
すごいです、「にた」という言葉の意味!調べたら出てきました。ありがとうございます~
出雲国風土記よりも前からこの周辺は歴史を紡いでいたようなので信じられないくらいです。私の小学校あたりは2500年前から名前が変わっていないみたいです(^^:
山pもいつも東北のほうへ行くんでしたっけ?
農家の人ってほんとに働き者ですよね~。びっくりするくらい、毎日忙しそうです。
こういう農家さんは他にも沢山あるはずです。少しでもみなさんに知ってもらってお米の大切さを実感したいですね。