「仙台泉区 ステーキ宮 八乙女店のひとくちてっぱんステーキ」
2011年 05月 25日
2日目のお昼から飲食店巡りのスタートです。
肉~、昼から肉です。
ステーキ宮、と聞いて、北関東の方はご存じかもしれません。
サイトを見てみたら、あらあらものすごい店舗数があるんですね!
ステーキ宮の「宮」は宇都宮市の「宮」。もともと栃木県発祥のお店なのです。
この日は仙台泉区にある八乙女店にお邪魔します。
駐車場、広ーーーーーい!(写真の左手にもさらに駐車場)
で、その駐車場からちょうど裏側にあたるベガルタ仙台の本拠地ユアテックスタジアムが見えます。
なんとも柔らかい物腰の若い店長さんがおすすめメニューを持ってきて下さいました。
まずは"宮ロースステーキ"。150グラムのお肉、ボリューミー。
宮では、焼き方を選び、ソースを選び、トッピング(プラス料金)を選びます。
さらに、サラダやスープとセットに出来ます。
ソースは「宮のソース」がオススメ。玉ねぎがたっぷりすり下ろされ、にんにく、酢、醤油の和風ソース。さっぱり食べられるだけでなく、たまねぎの美味しさが宮のお肉に合うのです。
こうやってかけてもらうとソースが鉄板の上で踊ります。
超リッチなたまねぎオンが美味しいだけでなく、ソース自体の酸味が柔らかい肉の繊維までしっとりと染み込むようでほんとーに合います。
たくさんのソースを出していただきあれこれ食べてみたけど、やっぱり<宮のソース>がいっちばん好み!
「ステーキ宮と言えば『宮のたれ!』」と元気良く答えたい気分です^^
ステーキ宮はお肉の掃除から熟成までを厨房で行っているので、いつ食べてもお肉の状態が保たれているのです。
だから昔からのメニュー"ひとくちてっぱんランチ"は常連さんの慣れ親しんだ味。ハラミみたいな赤身の肉々しさと弾力、しっかりお肉を味わえる部位です。
鉄板の上にはレアに焼き上げられたお肉。さらにそのお肉をジュッと熱々にする秘密兵器、ペレット。
わたし初めて使ったのだけど、あんまりにも一気に熱が伝わるもんなんですね。やけどしそうなくらいにぐんっと熱い。
文明の利器~
で、これがサラリーマンにNO.1人気という"宮ランチ"。
びっくりのお値段、680円。日替わりランチ880円よりも200円も安いものー
ビーフスライス50グラムに大きなメンチカツ。
このメンチカツが超ジューシーで食べ応えアリ。
たまねぎの甘みと挽肉からじわじわ染み出す肉汁。
しかも脇に控えるは例の「宮のたれ」ですよ♪
加えてこれはイイと思ったのがごはん。栃木県産コシヒカリのごはんはおかわり自由とのことなのですが、このお米がほど良く固めでほんとに美味。
これは人気あるのわかる。
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「泉中央の辺りは仙台駅前よりも揺れがひどかった」みたいな事を皆さん口々おっしゃっている方いたのですが、実際この八乙女店はお話の感じだとかなりひどかったみたいでした。
まず外の塀が全部倒壊。
現在は写真とおり修復されているのですが、一部まだ倒壊したままのところもありました。
大きな会社で沢山の店舗を持つ会社ほど当日の確認作業が複雑になるわけなのですね。
八乙女店の工藤 崇店長は、
携帯がつながらない中、目の前のお客様はパニックになる中、なんとか建物の外まで誘導し帰宅してもらったと言います。
皆さんに話伺う中で思ったのは、従業員よりもお客様を第一に、そして自分の家族は後回しで対応するお店の方たちの姿勢。最愛の家族の事を気にかけながらも目の前の事を淡々とこなすという責任者・管理者の役目。想像するだけで胃がきゅっとなっちゃいます。。。
従業員を沢山抱えるこの会社では被害が大きかった従業員もいたとのことですし、訳あってその日のうちに自宅へ戻れない従業員などは店長自ら自宅を開放して宿泊させ、次の日7~8時間給油に並びどこにいるかわからない家族の元まで送り届けたという話も聞きました。
ステーキ宮を展開する株式会社アトムでは企業として様々な避難所へ散らばって炊き出しをしたと聞いています。その時は牛丼、カレー、豚汁、飲み物、お菓子などを提供したとのこと。
役職関係なくみんなで汗をかいてやった炊き出しで、企業としての気持ちの繋がりも強くなったと感じたそうです。
組織の中でも社員へのバックアップを欠かさず、アルバイトまで含めた従業員全員への食料配給を行ったという話も聞きました。
大きい組織だけに体力も温存してたという事もあろうかと思いますが、その方針はとても人間らしいと思います。
やっとお店をオープン出来た時、
食事をしながら<食べられるということ>、<提供してもらえたということ>に涙するお客さんを見て、強く響くものを感じたという工藤店長。
震災はつらい体験だけれど人としての良さをみんなが出せるようになった、人に感謝するようになった、そしてそれを素直に受け入れることも出来るようになった。人間の本質みたいなものを取り戻してきたということでしょう。
現在はほとんど入荷も通常通りに戻ったステーキ宮ですが、この会社は肉を扱う会社として非常に厳しい衛生検査が行われています。
社員の衛生管理の徹底だけでなく、衛生に関する抜き打ちチェックを第三者機関に依頼し、非常に厳しい体制を敷いているということです。
お肉や食品に対する信頼が失墜しそうな昨今の事情の中、ほんとは宮さんみたいにきちんとやっているお店がほとんどなのだけれども…、残念な話です。
さてこのステーキ宮。
ステーキを食べたい時だけに使うのではなくて、ちょっとしたカフェ使いも出来そうです♪
なんてたってデザートが豊富でびっくりしましたー
新発売のコピーが付いた"シナモンロールベリータワー"が気になりまくり。
てことで早速到着したそのデザートは。。。
どどーん!
クリームがエベレスト級の盛り系デザートだったのです。
これ、最初はクリームに目を奪われがちなんだけど、シナモンロールの外側のサクサクと中のしっとり、さらにそのしっとりに絡むアイスクリームで意外とさっぱりいけるんです!
いや、量は多いですよ!多いんだけどこれはただのパンではなくシナモンロールなので、シナモンのほろにがだったり香り良い風味に誘われてついひと口、またひと口と進んでしまうのです。
ベリーのところはフレッシュフルーツではなくて冷凍で味的には若干もったいなさもあるんだけど、暑くなってくるこれからの季節、これだけ食べに来てもいいかなーって思えるような主役級デザートでした。
やっぱボリューミーなデザートは、甘すぎないがポイントだわ。
こんなステキなステーキ宮があなたの町にもあるかもよ?
店舗情報のページにリンクしておくので、ぜひ自分の街にもないかチェックしてみて下さい♪
ちなみにこの八乙女店はベガルタ仙台の選手も訪れるそうです。
ベガルタってチームは地域密着なのねー。
そうそうそう。
このお店、お子様にはおもちゃのプレゼント(無料)をしてるんですって。
家族連れで休日ごはんなんてのも良いですね。
帰り際に工藤店長からいただいた宮のたれ。どこかに置いてきてしまった(泣)
宮のたれを使ったレシピページを見ながら夢膨らませてます・・・。
つづく。
【東北支援project 第1弾:仙台 Presented by 山形食べ頃ドットコム】
【東北支援project 記事まとめ:時系列】
◆東北・仙台から帰ってきました
◆東北支援project 第1弾:仙台 Presented by 山形食べ頃ドットコム(オープニング&到着するまで)
◆仙台 イタリアンレストラン チロル仙台店のコスモポリタン
◆仙台 飲食業界の方へのインタビューでわかったこと
◆仙台泉区 ステーキ宮 八乙女店のひとくちてっぱんステーキ
◆仙台 和風オイスターバー kakiyaの松島産カキフライと金華サイダー
◆仙台・作並 作並温泉 鷹泉閣 岩松旅館 岩風呂とお部屋
◆仙台・作並温泉 広瀬川と作並こけし平賀謙次郎商店
◆仙台 縁・YENISHI(えにし)の比内地鶏もも焼
◆仙台 牛すじ薪(しん)の牛すじ赤・白
◆仙台 ハミングバードの生パスタ モッツァレラとバジルのアマトリチャーナ
◆仙台 五つぼの焼き鳥・ネギ皮巻き、タタキとお刺身
◆仙台 ままや 仙台駅の山形料理 だし、ひっぱりうどん
◆仙台 フルーツのいたがきのロールケーキ フルーツロール
◆仙台訪問2011.5.15~17 まとめ
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宮のたれがウチに2本ある!
55aiaiさんの忘れ物、これですね(^_^;)
牛タンとハシコだな
行かれてましたか!たくさん店舗がありますものね。
大震災直後はここのお肉が皆さんの活力になったんでしょうねー
自分が同じ立場になった時、東北の皆さんのように出来るのか。。と自問の日々です。
あのー、私知らなかったんですけど選手の方ってそんなに普通にお食事とかに行かれてるものなのでしょうか?
泉の辺りのお話聞くとみんな「ベガルタの選手、来るよ~」っておっしゃってるんですよね。
そして皆さん応援してらっしゃいますよ♪