「仙台・作並温泉 広瀬川と作並こけし平賀謙次郎商店」
2011年 05月 28日
朝の出発までの少しの時間、宿泊先の岩松旅館(過去記事)から広瀬川を見にお散歩へ行きました。
岩松旅館からさらに先に進むと一の坊という旅館があります。ここって松島の牡蠣の名店「田里津庵」と同じグループなんですよね。
緑の回廊と言ってもいいような明緑に囲まれて広瀬川の上流側へ向かいます。
するとっ
このような看板を見つけました。
東北に拡がる「~系」というこけしの系統。その中の「作並系」の超本流伝統こけしの製造所です。
その場の飛び込み客だったんですけど、作並こけし工人・平賀輝幸さんに全て案内してもらいました!
作並こけしに使われる木は「イタヤカエデ」。
丸太を乾燥させて使うそうなのですが、この太い幹から繊細なこけしを作りだしていく工程をみせていただきます。
丸太から四角い形ブロックを切り出します。
木工旋盤。サイズ調整した後木を横に挟んで丸く削る機械です。
ギュイィィィーン。。。
木くずがっ、木くずがめちゃめちゃ飛んでくる。。。!
っと同時にものすごいおがくずがー
この木くずは冬のストーブに使うんですって、良く燃えそう~。
集めて焼き芋とかしてみたい☆
完成。つるつるー
絵付けは食用色素にて。
たくさんの筆とたくさんの色で色付けしていきます。
絵付け体験もしているそうですよー
こけしを作るところを見せてもらったんだけど、
両足で回転をコントロールしながら両手でのみや削る道具を使いながら、ほんとに生みだして行くって感じです。
平賀家は6代目平賀謙次郎氏(92)、7代目平賀謙一氏と今回お会いした8代目平賀輝幸氏の3世代が並んで工房で作れるように、作業台が3つありました。
それぞれ自分の手に馴染む使いやすい工具を自ら作って使っているとのことでした。
足でろくろの順転と逆転を調整、"うま"で腕を支えて工具を操る。
出来上がる時間はあっという間。1分もないんじゃない!?ってくらい。
"うま"っていうのは手元を固定するために支えるものなんだけどこれも自作なんだって。
いつも指があたる部分がべこっと凹んでいる(元々はまっすぐだったのですって!!)のです。
すごいーすごいー。
6代目のお顔。
7代目のお顔。
8代目のお顔。
そして8代目のお姿。
伝統とは「歴史的存在感の総称」。形式という姿・その形を指す場合もあると思うけど、そこに在ることに意味があるもの、そしてそれを継承し続けて行くもの。
8代目はまだ若いけど、すでに23年この工芸品に携わっていらっしゃる。
すごいですよねー、伝統工芸って。。
それにしてもこんなにこけしに四方囲まれたのってはじめて(^^)
作並に行ったら寄ってみると楽しいですよー
広瀬川もすっごくきれいです。
魚がいっぱいいそうだなー
この辺りは見ておくべき宮城の美しい大自然です。
つづく。
東京でも展示会があるみたいです!
東北支援project 第1弾:仙台 Presented by 山形食べ頃ドットコム】
【東北支援project 記事まとめ:時系列】
◆東北・仙台から帰ってきました
◆東北支援project 第1弾:仙台 Presented by 山形食べ頃ドットコム(オープニング&到着するまで)
◆仙台 イタリアンレストラン チロル仙台店のコスモポリタン
◆仙台 飲食業界の方へのインタビューでわかったこと
◆仙台泉区 ステーキ宮 八乙女店のひとくちてっぱんステーキ
◆仙台 和風オイスターバー kakiyaの松島産カキフライと金華サイダー
◆仙台・作並 作並温泉 鷹泉閣 岩松旅館 岩風呂とお部屋
◆仙台・作並温泉 広瀬川と作並こけし平賀謙次郎商店
◆仙台 縁・YENISHI(えにし)の比内地鶏もも焼
◆仙台 牛すじ薪(しん)の牛すじ赤・白
◆仙台 ハミングバードの生パスタ モッツァレラとバジルのアマトリチャーナ
◆仙台 五つぼの焼き鳥・ネギ皮巻き、タタキとお刺身
◆仙台 ままや 仙台駅の山形料理 だし、ひっぱりうどん
◆仙台 フルーツのいたがきのロールケーキ フルーツロール
◆仙台訪問2011.5.15~17 まとめ
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宜しくお願い致します。
むーん、深いコメントですね。
突然お邪魔してあらゆるところを見せていただいて、ものすごい方にものすごいわがまま言っちゃった・・・って今になって思います。
作並系は安定感があって倒れないらしいのですが、3/11の地震では全部落ちた、っておっしゃってました。
おっしゃるとおりですね。
6代目のお顔はそれぞれが個性的、ちょっとずつ違いますから吟味して選びたくなりますね。8代目の作品はとっても細かい絵柄が素晴らしかったですよ。
色もきれいだったし、私もいつか絵付けしてみたいです♪
スワロフスキーとか貼り付けたら怒られるのかなぁ~、55aiai風に^^