「六本木 優雅な時間が過ごせるホテル ザ・リッツ・カールトン東京」
2011年 08月 29日

ザ・リッツ・カールトン東京(THE RITZ-CARLTON TOKYO)。
2007年開業。
ホテルバブルで外資系ホテルががんがん東京に出来ていたあの頃、そんな中でも話題沸騰だったこのホテル。
東京ミッドタウンの高級ホテル。<そびえ立つ>という表現がぴったりなこのホテル。
なんとなく勝手に、どこかでこのビルディングのイメージを客室にも抱いていたのかもしれません。
大阪のリッツは何回か経験済みだったけど東京リッツはレストランやラウンジ、バーのみ。
今回初めて客室利用してきました。

45階がロビー。
リッツのロビーは天井高で広々。
景色も素晴らしく、レストランやラウンジ、バー、どこも人気があります(当日は予約なかなか取れませんでした!)

朝ごはんに一度来た以外はリッツは夜しか使った事がなく。
100万円越えマティーニや1万円越えのハンバーガーなどギラギラした演出は話題になりやすいけど、もっとベーシックなところでどれくらい堅実に運営してるのか…、ちょっとうがった見方をしてしまいます(笑)
それもこれも表面的に見るのではなく、やっぱり宿泊してみなければわからないなぁと。

ザ・リッツ・カールトン クラブフロア。
52階と53階で63室あるクラブフロアは、53階のクラブラウンジを利用できるアッパークラスのフロアです。
エレベーターにカードキーを差すことで入れる人を制限し、よりパーソナルな接客とサービスを約束してくれます。

クラブラウンジは様々なシーンで活用出来ます。
まずはチェックイン時。
ウェルカムドリンクで迎えてもらえる快適空間。
通常レストランやラウンジを使う人々が交差する45階フロアで行う手続きを、クラブラウンジで優雅に行うことが出来るから、煩わしくなくってスーペリアル気分。

専任のコンシェルジュは和服でお出迎え。なるほどねー、リッツは世界中にファンがいるので日本の美を意識した演出は日本人としても誇りを持てる工夫です。
終日様々なフードやドリンクを用意してあるラウンジでのんびりくつろぐのも良いですし、夕方からは10種類ほどのワインが用意されていて、日が暮れていく東京を東京で一番高いビルから眺めることが出来ます(リッツ・カールトン東京が入るミッドタウン・タワーは現在東京で最も高いビル)。

このエレガントな時間のお茶はウェッジウッドのカップ&ソーサー。
いろんなお茶にも対応してくれて嬉しいー。

1日5回、フードを入れ替えて時間に合わせたメニューを提供してくれてます。(←相当美味しかったです、アフタヌーンティーの時間を逃したのが残念!)

さて早速お部屋へと向かいます。
廊下はかなりシンプル。ミッドタウン側の入り口から入った事のある方はご存じだと思うけど、もう少し飾り気があってもいいのでは?と思うほどに簡素なイメージがあります。

入室。
入った瞬間、左側に飛び込んでくるバスエリア。
あー、これぞリッツ!
私が抱いていたイメージと違うよ、むしろ全然いいよ!
淡い色を上品に使いながらも、キリッと深いブラウンで縁どり締めまくり。

バスエリアの角にあたる部分をシャワーブースにして、それを挟む形でのダブルベイシン。
スツールがないタイプでその分重厚感を出すダークブラウンの家具調。
ミラーには摺り加工でデザインが施されており、クラシカルかつアール・デコ調。

ガラスと鏡を使って重さを取り除き、清潔感が漂っています。

使い勝手が良くて感心。

特にアメニティとタオルが使用するであろう必要な場所に散らしてあって、しかもちゃんと置き場所的に整理されているんですね。
シャワーブースに置かれていたボディ用のスポンジはなかなかよかったと思います。

さらに充実した備品類が引き出しの中に。
辛めのマウスウォッシュが爽快でした~

アメニティはアスプレイ(ASPREY)。
英国王室御用達のイギリスの老舗ブランド。
クリームも使ってみようと思ったんだけどテクスチャが少し重め。入れ物から出にくかったですね。

バスタブ。
タオルを置くための棚になっているところのちょうど後ろに潜り込むような形のバスタブ。真四角で特に特徴なしー。

バスピロー。使うかどうかは別として、これを見ると「はー、ゆっくりお風呂に浸かろう~」って気持ちになれる♪

シャワーブースは可動式のものとレインシャワーの2種。

レインシャワーはいつもどおり使用せず。。

さてお部屋です。

東京リッツは全てのお部屋が52㎡以上と、東京でも屈指のラグジュアリーホテルといえます。

淡いグリーンとシャンパンゴールドを使い上品に柔らかくまとまった色合い。
そこに深いブラウンをずっしりと使い、ぼやけないよう締めています。
窓際近くにはソファとテーブル。少しシノワを感じさせるようなウォルナットカラー。
ソファはイエロー。

amadana加湿器。

ベッドの対面にはソニー40インチのテレビ。そして大きなクローゼットが2台。
クローゼットの収納は抜群で、片方にはバスローブとふっかふかのスリッパが入っていました。

バスローブは内側のみタオル地で外側は織りのあるサテン。品の良さを感じます。
これ、薄くて機能性あり。

ベッド。
素敵だと思う~、この色使い。
光沢あり、かつ織りの美しいフットスローがゴールドで美しい。

さらに足元にあるフットベンチ。カーブしていてとてもエレガント。
夜のターンダウン時には次の日の天気予報と共に必要なものをまとめて置いてくれる場所にもなっていました。

上質なリネンで定評のあるイタリアブランド、フレッテ(FRETTE)のシュルシュル肌触りのシーツ。
ほわんほわんの羽根まくらは大小揃っています。

書斎机、ほどよくクラシカル、高貴な雰囲気。

足元に置かれたダストボックスが素敵な特注具合。
素材感も色もぴったりぴったり。

この書斎の壁面を飾る壁紙が素敵です。
細かい和柄・アンティークな小紋柄をそのままに。
海外のお客さんも喜ぶでしょうね~

ホテルの小物が素敵です。
書斎脇。

マガジンラック。

瀬戸・NAGAEのティーセット。

テーブルのグリーン。

ベッドサイドの時計。

クッション。

その他細かいところー。
ひとつひとつピースをはめていくように、選ばれた小物たちが置かれているなーと感じます。

カーテン、壁紙、その他ファブリック。
お隣同士の壁も違うパターンだったり。

窓際。
このお部屋の中にあるものの中ではちょっと可愛すぎるソファ。
しっかりとした座り心地で押し返されるような固さ。

NAGAEのカップでお茶を飲みながら雑誌を読みふけります。

ソファの後ろ、窓に目をやるとこんな景色、お昼バージョン。
ヒルズが真ん前。東京タワー側ではなかったみたいです。

右下方面に国立新美術館、ウェーブが流麗。

夜はこんな夜景です~
ガラス張りのテレ朝は電気煌々。

引きだとこんな感じです。
この日の東京は猛暑でぼんやり、湿気が空を覆っていました。

夜のミネラルウォーターとチョコレート。

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朝ごはん。
クラブフロアのラウンジにて。
お客さん多かったですー

美味しそうでしょ。

ところがー。
温めておいて欲しいはずのソーセージなどのお肉類が全部冷めてる。。。
ウォーマーを使ってないんですよ。作ったまま置いてあるので時間と共に冷めるばかり。。

デニッシュ系が充実のパンたちは美味しかった♪

温かくない朝ごはんってとても残念なんですよー。
ずーっと昔そういうレストランにドイツで出会ってから自分の中で冷たいごはんへの抵抗感が非常に強くなってしまって。
クラブラウンジでの朝ごはんは従業員の数も足りていないように感じました。
タイミング良いサービスはおろか、きめ細かいそれぞれのニーズにも応えられていなかったように見えました。
がっかりポイントだわ~

朝ごはんのあとはチェックアウトの正午までゆっくりお部屋に滞在して、満喫して帰りました。
ロビー大混雑でほんとーにお客さん多かった。
夏休みにラグジュアリーホテルを楽しむ人ってこんなに多いんですねー

ミッドタウンパーク側にあるリッツのエントランス。これだけのホテル施設でありながら、入口は大変小さい。
これは世界中のリッツに共通する特徴だそうで、アットホーム感を出す効果なのだとか。

過去記事になりますけどぜひ大阪リッツ記事(過去記事)と内装比べてみてくださいねー。
東京の方がよりスッキリとして少しモダンさも加わっているかと思います。
大阪はもっとこってりしてるけど、東京は柔かさの中にシャープで使いやすい雰囲気が混ざっています。
リッツ・カールトンのイメージカラーであるブルーは意外にもあまり使われておらず、格調高い雰囲気を押し出しています。
数年のうちに沖縄の喜瀬別邸がリッツになるのだとか。
沖縄風リッツってどんなんだろうー、楽しみ!
※フォートラベルにも記事書いてます。
ウォーマーで手を抜くということは、サラダのミニトマトもヘタがついたままだったんじゃないですか。
先日別のホテルで分かった事なのですが、エグゼクティブフロアやこのリッツのクラブフロアなどに宿泊する際、朝ごはんはスタンダードのお部屋と同じくレストランで食べるかもしくはルームサービスがいいのかも。。。と思い始めました。
基本このクラブフロアもお客さんの人数が絞られているのでスタッフも少なめな気がします(他のホテルは違うかもしれませんが)。
お料理の品数(ブッフェの場合)も少ないということも可能性としてありますよね。
