「六本木 ザ・リッツ・カールトン東京の魚介系フレンチ アジュール フォーティーファイブ」
2011年 08月 31日

最近「肉系イタリアン」とか「炭火焼フレンチ」とか、肉をメインにした仏・伊ごはんは良く目にするようになりました。
世の中肉を食べている人ってすごく多いなとも感じてます(あたしの周りだけか…?)。
ザ・リッツ・カールトン東京のアジュール フォーティーファイブ。
でもここは「魚介系フレンチ」。
肉だ魚だとラーメンの世界みたいだけど、魚メインのフレンチなのです。
設定されてるちょうど真ん中くらいのコースだったと思います。

ふわっふわのカリフラワーのエスプーマ。
ウニのスープが下に隠れておりまする。

ここからはコースのチョイスも入っています。いくつかの中からチョイスしながらコースを組み立てて行くスタイル。
ムール貝、北海道大アサリ。

トマトとパプリカ、サフランとガーリックのソース。
よくブイヤベースに添えられるルイユみたいな味。
きゅうりのソースと透明なゼリーはバルサミコ。

ソテーされた鮑、アンチョビバター。
里芋とわかめを添えて自家製クルトンを乗せた、なかなかオイリーな一皿です。
鮑は2切れ乗ってました。

かぼちゃのスープ。
メレンゲと蟹、桃。
桃のジューシーさが冷たいスープと好相性!

メインはオマール。

甲殻のエキス濃厚なスープ状のソースをたっぷり絡めます。
フレッシュトマトの青々しさがアクセントです。

どの料理もフレッシュな野菜やフルーツを使うところがこのお店の特徴ですね。
甘さや酸味を素材から加えることで魚介の淡白だったり濃厚だったりを見事にまとめています。
ただやっぱりコースだと量が多くてもう少しボリューム抑え目でもいいかなと、私の体が言ってます^^
プレデザートが出てきたのですが「リンゴとビールのゼリー、乳酸菌のエスプーマ」っていうもので、これがどうも「ヤクルト」の味に思えて親近感大。

デザートは白桃のコンポート。
水っぽい料理が多かったので、最後のデザートはしっかり焼き菓子系もあるといいかも。

ほのかな磯の香りがクリーミーなバターの風味と溶けあう、ボルディエのバターみたいに赤とさか(海藻です)や岩のりが練り込んであるバターだったり、活性炭やローズマリー、レモンの風味がする塩など、魚介類をバラエティ豊かに表現してくれるレストラン。
この日はほぼ満席状態でした。
他のお店に行く予定が変更になってこのお店へ来たんだけど、サービスがどこからどこまでも素晴らしく、優雅な時間を過ごすことができました。
予約するなら少し早目に、そして窓際がいいかもしれません!
カップルが多くてびっくりでしたー(笑)