「東京 シャングリ・ラホテル東京 スペシャルアフタヌーンティー with トワイニング」
2011年 11月 08日

11月1日は紅茶の日。
そんなことでシャングリ・ラホテル東京で開催された紅茶を存分に楽しめるアフタヌーンティーへ行ってきました。
スペシャルなこの企画はたった1日限りという、女ゴコロくすぐるもの。
シャングリ・ラ ホテル東京の宿泊お部屋レポートはコチラ(1)とコチラ(2)を読んでいただくとして。
ザ・ロビーラウンジ開催のこのイベントは友達から誘ってもらったもの。
人数が限られた、そしてこの日たった1日限定のアフタヌーンティーということで、熾烈な争いの中なんと<キャンセル待ち>でゲットした貴重なお席です。

友人にその辺り任せっぱなしだったので、お邪魔してからその内容の充実度に改めて気付かされる。
素敵な会。。。!
なにしろ英国トワイニング社の紅茶を今回用にセレクトし、またトワイニング家10代目ステファン・トワイニング氏が同席するというアフタヌーンティー。
シャングリ・ラのラウンジでおみやげ付きのオール込みでのお値段5,000円とは。
毎日紅茶、常に紅茶の55aiaiとしてはとっても楽しい会でした。

最初のスタートは竹炭入りのコーンカップに入ったデザートから。
スティルトンチーズとはちみつを合わせた鉄板な組み合わせの中にカリカリとクリスピーなカップ。
フィンガータイプのデザートで、ホテルに来た緊張を軽くほぐされた瞬間です。

厚みがあって切子になってるグラスがステキなのが分かるかしら。。

お隣にあるのは、十分泡だてられたオレンジフレーバーのカプチーノ。その下には冷たい紅茶。
紅茶の方が泡を押しのけて口に入ってくる過程でオレンジ風味も溶けだす仕掛け。
この泡がなかなか粘りがある泡で、紅茶を飲み干してしまっても消えません。しばらくたって泡が落ち着いたところで2度目のオレンジ香を楽しむことが出来る不思議なスターターアイスティー。

お次はサヴァラン。
まるで焼ドーナツのような愛らしい姿のサヴァランは一見ふかふかに見えましたが、すでに十分染み込ませた紅茶でひたひた。
(写真の奥に、前述の泡が消えるのを待っているアイスティーが見えます。笑)

ステファン トワイニングさんがひとつずつのテーブルをまわって、こうして紅茶(アールグレイ)を注いでくれます。
おっとぉ。キラキラに磨かれたシルバーのポットに思いっきり写り込んでしまいました!

私にとってサヴァラン史上ナンバー1。

ひたひたなのにもっと紅茶に浸したい衝動。
こんなにサラッとした紅茶を注いじゃってるのにべちゃべちゃになりすぎていない生地、そして目の前で行われるパフォーマンス。
軽いベルガモット風味、オレンジ、キャラメルソース。
そして冷たいアールグレイをソースに見立てたフレンチのひと皿のような美しさ。
このお皿のデザイニングはシャングリ・ラのシェフの素晴らしい感性から生まれていると思います。

トレイスタンド(ここからは2人分です)。

イチゴジャム、ピスタチオクリーム、クロテッドクリーム(大量!)、はちみつ。

スコーン。
おいしいぃ!
以前マンダリンとフォーシーズンズホテル椿山荘のスコーンを比較したコメントを書いたことがあったと思うのですが、今回のシャングリ・ラホテル東京のスコーンは本当にスコーンらしい、バランスの良いものでした。
特にクロテッドクリームがドーン!と振舞われた喜び。これがまたスコーンの美味しさを倍々増させるツールとしてパワー全開に発揮していたと思います。
それ故充実した満足感が得られ、この会の印象をぐっと良い方向に高めました。
レーズン、ティーフレーバーとある中、私はプレーンな「トラディショナル」が一番好きでした。

サクレメニュー。
4種類あるこの2段目に位置するラインは全てに紅茶の香りづけや茶葉を使っているのが特徴。

小さなシューに入っているのはフォアグラのムース。
口どけの良いゼリーが2種(ワインとダージリン)、最後にはシュー皮のパフパフした食感を残して消えていきます。

いが栗を表現した鴨肉のミンチや鴨の胸肉の小さな小さなサンドイッチ。
正直なところ冷たいお肉メニューはどうしてもその食材のポテンシャルを引き出せないところもあり、生みだす側も苦慮されるのではないかと思うのです。
ましてや美味しいスイーツと紅茶がお隣にあってはなかなか勝てない。
でもそのバリエや季節感や創造性といったところで、ぐっと引きこまれるものがありました。

スイーツライン。
出ました、美味しいモンブラン。
モンブランがすごく得意ではないのでかなり慎重に味を見てしまうのです。
この和栗のモンブランは、上質な練りきりを食べているような質感と控えめな甘さ。それにより力を増した栗の風味が完璧です。

この辺りまで来てだいぶ食べ疲れしてたのか、あんまり記憶がないレモン風味のタルトと洋梨の香りがすごく良くて、かつムースがエアリーで美味しかったケーキ。

紅茶は本当に沢山のものをいただいて、
カップで1杯ずつでもポットでもと自由に選べるスタイルも嬉しかったし、良い頃合いで淹れて下さる茶葉の香りをひとつずつ自分なりに感じ取って行くその時間がすごく充実してた。
ひとつ言えるのは、ここで頂いた紅茶というのがすべて私が思うよりもずっとあっさりしていてくどくなく、お水を飲むようにするすると飲めるということ。
強いフレーバーやテイストはそれはそれで楽しめるひとつのカテゴリーで、今回のイベントでいただいた紅茶は全く別のステージにあると感じました。
出て来る紅茶はどれも本当に上品で、強くないのだけれど決して薄くもなく、奥深いところに味わいが在る。そんな紅茶でした。

なんかふと、フランスで飲んだ紅茶を思い出しました。
硬水で淹れた紅茶が確かこんな風だったかもなー、と。
こんな機会を作って下さってシャングリ・ラホテル東京の皆さま、大感謝です。
しかもサービスがこんなにしてもらってもいいの!?てくらいに良くって、友達と気持ちのよーい時間を過ごさせていただきました。
いつもの通り、フラワーアレンジもとっても素敵でした。

そしてステファン トワイニングさんのおかげでこれまた新しい紅茶の世界を知る事が出来ました。
ホントに嬉しい。また私の糧となった時間。

さらにさらに、
素敵なイベントに誘ってくれて、予約してくれて、あろうことか予約がちゃんと入ってなくて、でもそれをちゃんとキャンセル待ちで挽回してくれて、素敵な時間を共有できた友達にも大感謝。
スタートが遅かった私たちは、ぜんぜんアフタヌーンじゃない時間までティーしてました(笑)

ミニャルディーズが出て来る頃には真っ暗でした。。。

おみやげで頂いたのは重厚な木箱に入った茶葉。
開けた瞬間から良い香り。

ミルクティー好きの私にとっては嬉しすぎる、アッサム。
「ファイネスト アッサムセカンドフラッシュ」、シリアルナンバー入り!
当日もこちらを飲んで好みだったので本当に嬉しい。いつ開封しようかなー。
とりあえず冷蔵庫に入れて保管、保管!

早くスカイツリーが点灯しないかな。
シャングリ・ラからスカイツリーを眺めるのが好き。
やっぱいいな~、シャングリ・ラ。

--
一度、ホテルアフタヌンティー体験してみたいです。贅沢ですね。
わたしもミルクティーとスコーンが大好きです^^
こういったイベントがあったなんて、まったく知りませんでしたー
素敵ですね~
紅茶派なので、とってもうらやましく読ませていただきましたっ♪
>お水を飲むようにするすると
いいですね~
ゆっくりアフタヌーンティーしたいですっ
(すぐに飲みに走っちゃうからいけないのですが^^;)
今日スコーンとクロテッドクリームに手を出しそうになりました。。
先日のが美味しすぎてまたすぐにでもアフタヌーンティーしたくなっちゃってます。
ミルクティーは毎朝飲んでます。美味しいですね。特に寒くなって来て、美味しい季節になりましたね。
紅茶好きにはたまらない内容でしたよ!楽しかったです。
ホテルのアフタヌーンティーは色んなお茶を楽しめるところも良いんですよね。
この日も何種類も飲みました。
でも全体通してすごくシンプルでした。ヘンなくどさがない分茶葉の味がしっかり出てましたねー