「島根県 出雲・松江を巡る旅2011 八重垣神社からどうぞ 本殿国宝の神魂神社(かもすじんじゃ)」
2012年 02月 01日
雪の神魂(かもす)神社。
八重垣神社(過去記事)と同じエリアにあるのでぜひ行ってみて欲しい神社です。
周囲は民家で囲まれていますが、道路と平行してまるであぜ道のような、ここが参道。
すぐ横に駐車場があって車はばっちり停められます。
そこから階段を上るのですが、これがさほど長さはないものの一段に高さがあって結構なバリアーとなっております。。
本殿は大社造の社殿の中においては最も古いとされており、国宝です。
一見地味に見えるお社ですが、以前は彩色を施されていたという跡もあるということで、あまりの古さに顔料は剥げ落ちてしまっている状態なんですね。
写真は年末の雪の中の撮影。
人がいなくてゆーっくり出来るんです。
じっと建造物を見ていると、その美しくも繊細な造りにため息が出ます。
本殿の中には9つの瑞雲が五色に彩られているのだとか。
これが8つの雲(八雲)でないところがこれまた不思議ですね。(ちなみに出雲大社本殿には7つの雲が描かれている。これまた不思議・・・)
出雲大社の本殿をそのまんまちっちゃくしたようなお社ですが、出雲大社よりも古いのです。
ここは天穂日命(アメノホヒノミコト)が建造したといわれています。
神話の中でこの神様は、
天照大御神(アマテラス)から遣わされ、大国主(オオクニヌシ)を説得しに地上界へ降りてくるのですが、逆に大国主に心酔してしまって3年間天上界へ戻らなかった神様。
その後に伊邪那美神(イザナミ)を祀る神魂神社を建立し、この神社は天穂日命の子孫が25代まで奉仕していたとあります。その後その祭主は出雲大社建立を機に大社へ移住。その流れからしても、明らかにこの神魂神社が出雲大社よりもずーっと古く、また出雲大社と深いかかわりがある由緒正しき社であることがわかりますね。
どっかで読んだのですがこの神社のマークは「有」という漢字になっていて、これは出雲の神在月である「旧暦十月」の「十」と「月」をひと文字にしたものなのだとか。
こういう話は島根県人として思いっきりときめきますね!
思ったよりも雪が深くて自由に見れなかったのが残念。
大事なものを結構見逃してしまいました!
果たして「有」の字はどっかにあったのか、重要文化財の「貴布祢(きふね)社」や「鉄釜」もきちんと観れなかった。。
↓貴布祢(きふね)社。
長靴必要でした~
(途中道路は全く雪の心配ありませんでした、念のため)
--
続きます!
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aiちゃんの記事で認識新たにしました
でも島根情報本当に詳しいねー
このまま島根の観光ガイドに出来ちゃうね
そうなんです~、島根は今も雪降ってるみたいです。
この時はクリスマス後にドサッと降ったのが残っていて、特にこの神魂神社は少し奥に入っているので雪が多かったですね。
今島根を勉強中です!神話も♪
なかなか楽しいです^^
自分のツアー、作っちゃおうかしら^^
今度県人会があったら是非参加させて下さい。
初詣は八重垣さんでしたか^^
人多かったでしょうねー
島根のイベントのお知らせはブログではしておりません。
でも3月に開催する予定が1つありますので、どうにかご連絡できるようにがんばりまーす!
もしくはfacebookを登録していただくとか。。が最良っぽい気がします。