「京都・寺町丸太町 ザ・スクリーン・京都 13室のスモールデザイナーズホテル」
2012年 05月 15日

京都で宿泊したのはスクリーン(THE SCREEN)。
13室ある部屋はそれぞれのデザインを13組のクリエイター・デザイナーが手がけ、お部屋ひとつひとつの印象が違います。
また、大きさも38~78㎡と比較的広め。隣には京都御所があり寺町通りにあります。

外国の方に人気があるホテルのようです。

2泊だった京都ではもともと三大旅館に宿泊するということで進め始めたのだけど色んな意見から今回は見送ることにして、じゃあホテルだったらどこにしよう、あそこ?ここ?と検討してた中で、以前から気になってたスクリーンにしたというのが結論。
京都を良く知ってる子でも泊まったことがないというスクリーン。だったら私が泊まってくるよってことで。

2泊をそれぞれ別部屋で予約しました。
1日目は401号室。スイートの61㎡。
デザイナーはTAIJI KURODA。このホテル自体の企画段階から関わったデザイナー。
真っ白な格子の向こうには大きな窓。この窓からいっぱい光が差し込んできます。

小物類はこんな感じ。電話はアマダナ、スピーカーはBOSE、ライトはバイオライト エオンって。
スペックにこだわりまくる男性っぽいチョイスに見えた。。

お茶類は道具箱に収められています

ネスプレッソ完備。コーヒー好きの方は嬉しいですね。
日本茶は一保堂茶舗。菓匠「柳苑」(りゅうえん)の楽石、ホテルロゴ入りオリジナル。

ソファの向こうがベッド。今回はエキストラベッド入れてのシングル3台です。
ライティング的にベッド側に窓がなく暗めです。
コントラストが強すぎてより暗めに感じます。

バスルーム。
アメニティはアロマテラピーアソシエイツ。

ベッドルーム。
ベッドの寝心地はかなり普通です。。。

私の感じたことです。
まず水周りの清掃が十分でなかったこと、バスルームのシャワーが固定式だったこと、遠目のデザインは良いんだけど良く見ると結構造りが雑なこと、ベッドがあんまり好みではなかったこと。
水周りの清掃について友達に詳細話したら「ありえない!」と言ってました。私ももちろんそう思います。
備品小物類はもう少し見せ方置き方を変えるともっとバリュー感あると思うんだけど。。。

でもほら、こういう家具とか光の差し込み方とかとってもキレイなお部屋でした~

朝日の様子がとっても良かったので、寝覚めの良い朝を迎えられました。

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2日目のお部屋は201号室。

着物作家の斉藤上太郎氏デザイン。
斉藤氏といえば向島の葡萄亭が気になっている。。。
このお部屋の西陣織が斉藤氏なのはわかったけど、お部屋デザインも同様なのでしょうか。
独創的大胆な柄が結構好きです。

お部屋の中は情熱的。
大きなスクリーン。黒壁の中に赤を配置。ベッドルーム側は壁も赤という力強さ。

デザインホテルとして良い意味でとがっていて、いいんじゃないでしょうかー。

前日の401号室とはまた全っ然違う雰囲気なので圧倒される。
ホテルのお名前はここから?という大きなプロジェクター&スクリーン。
ベッドルーム側にも壁かけテレビが一台。

バスルーム。
モザイクタイルを使い、高級感が感じられます。

ただ、がっくり残念なのは。。。
バストイレが一体であること。
私の中で、これは無し!

デザインという方向からスタートしたホテルということで、自由な発想と日本の文化的な要素を含んだ面白い部分は沢山あるのですが私にとってはいくつも不満点があり、そのグローバルで快活なクリエイティビティーを純粋に楽しめなかったのが残念です。
あと、従業員教育ね。
サイズ的には13室と小さいホテルであることはわかるんだけど、相当人件費削ってませんか?
ちょっと不安になる場面あり。清掃の件も他にも母が指摘(さすが!笑)していたところがあり、人少ないんじゃないかなーって。
そしてフロントに座っていた男性がモゴモゴと何かを食べていたのを偶然目撃してしまい驚愕し、あまりにあまりなので両親にも言わずこっちがドキドキ。
あれは一体なに?朝ごはん?(笑)
色んな意味で突き抜けてましたけど、ずいぶんお安かったので私たち家族としては
「気を使わない関係ならこの広さでこのお値段、十分だねー。」という話になりました。
ラウンジもあったみたいだけど19:00までなので利用できず。
ホテル朝ごはんも利用せず。
近くにあった進々堂で軽く済ませてました。

特にホテル目の前の寺町通りがとっても楽しかったので、ここに宿泊して骨董屋さんをのぞいたりお買い物したりするのが楽しかったです。
予想以上に両親がいっぱいお買い物しててほとんどのおみやげが揃えられたみたいなので、時間が有効に使えてよかったですー。

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なので、清掃の件も従業員教育がなってない点も、そーゆーことなんでしょう。
京都市民から見れば、見掛けだけで中身も伴ってない「ハズカシイホテル」。冷ややかな目でみています。
海外からのお客様ががっかりされるのが申し訳ないくらいです。
あらあら。。。そうだったんですね。
でもデザインはなかなか面白かったし、もし自分がクリエイターだったとしたらこんな仕事させてもらえるのは楽しいかもなーと、想像膨らませたのは良かったですよ^^
ホテル経営ってきっと大変でしょうから。。。いろんな問題を乗り越えながらも長く続けていってほしいなと、私個人的には思います。
スクラップ&ビルドの東京とは違う、歴史を築いていくような京都らしさを期待します!





