「鳥取・琴浦町 とうはく畜産の鳥取和牛牧場」
2012年 12月 03日
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今日の記事には一部食肉センターの枝肉の写真が含まれております。
お得意でない方はご遠慮ください。
鳥取和牛イベントということで、まずは鳥取和牛の名門・とうはく畜産さんへお邪魔します。
鳥取和牛を扱う食肉センターが扱う3600頭の肉牛のうち1700頭(半分!)はとうはく畜産という、鳥取和牛を支える牧場となっています。
牛たち、大人しくてカワイイ。
知らない人たちがいっぱい来て、興味津々近寄ってきます!
気持ちが引き締まります。
ここにある命と私たちの食。
見てください、立派な!
全く汚れていない牛舎におどろき。
県の方のお話によりますと、今回私たちが訪れることになったからきれいにしたわけではなくいつもキレイなのだそうです。
若牛がいる牛舎もとてもきれいに掃除されていました。
うーん、若いあどけなさがまだ残った顔してる。
塩をなめなめ。。。
この牧場ではセミナー的にお話聞いたわけではなかったけど、牛舎を案内してもらいながら私たちの質問に丁寧に答えてもらってお忙しい中沢山の牛を見せていただきました。
鳥取の肉牛は新たなステージを目指して頑張っている途中なのです。
それは、このツアーの主旨でもある「オレイン55」を作り上げるという中で。
鳥取和牛の脂肪中にオレイン酸を55%以上有する牛だけが名乗れる「鳥取和牛オレイン55」。
オレイン酸を多く含む脂肪は口どけが良いとされており、鳥取和牛は脂肪の美味しさを追求した牛作りを行っています。
しかしこれはちょーくせもので、オレイン55発生率が定まっていないのですよ。
だいたい2割くらいと言われています、「言われている」ってアバウトなお話なのです。
何を食べさせたら、どうやって育てたら、どんな牛を購入したらオレイン酸含有率が高くなるのか、まだまだ育てながら実験しているような状態です。
こことうはく畜産ではさつまいもやとうもろこしの入った飼料を食べさせているのだそうです。
オレイン酸が高ければ良いというわけではありません。
きちんとその肉質が良くなければオレイン55にはなれないのです。
鳥取県の食肉センターの格付けで質が良いことが条件です。
ちなみにお肉の格付けは必ず同じ条件、枝肉の第6番目と7番目のろっ骨の間をカットして行われます。
オレイン酸測定。
おおっ!55%超えてるぅ!
・・・と思ったのですが、お話によるとこの肉はしまりが悪いのでオレイン55にはなれないのではないかというお話でした。
オレイン55はなかなかなれない(だから2割)トップ オブ トップなんですよねー。
肉牛生産家は日々研究と試行錯誤を重ねて、より良い牛を育てているんですね。
また、畜産業とは買うのも売るのも結構大きなお金が動いているので、その牛をどう育てるかという生産者としての技術的な側面だけではなく、経営者としての立場が重要になってくることもわかります。
生き物と対峙する仕事の難しさを改めて感じました。
普段食しているものをこういう形でみるのはある意味勇気のいることですが、心から勉強になったと思います。
全員でしっかり勉強させてもらった後。。。。
この方はいつもどおり、牛と触れ合い。
向かっているのは種牛のオス、元気がいいんです。
なのでこの方、なかなか腰が入らないようでした(笑)
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