

一皿目はワンスプーン。「帆立貝のタルタル マンゴーソースを添えて」
グラスの一番下に、きれいな色のソースが。これがマンゴーの甘ずっぱいソース。
スプーンの上には帆立貝。新鮮~!少し叩いてあるので尚更甘い!
小さいパンも乗っている。
最初のお料理はさっぱりと行くのね~~、いいわよ~^^
写真がわかりづらいでしょうが、グラスがぴっかぴかでした。気持ちいい!
な~んか一口であっという間になくなっちゃう。「もっと食べたいー!」と思わせたいのかヨシノさん!
↓「喜界島の仔ヤギのカルパッチョ」。これまたお上品な量。でも7品も出てくるならこれくらいで十分です。薄くスライスされたパルメジャーノ・レッジャーノ、ルッコラ、ポルチーニ。
これをくるくるとグリッシーニに巻きつけて食べる。
香りが良い~。香りの強いもの同士を合わせて食べるなんて贅沢!
喜界島はヨシノシェフの出身地だとのこと。(喜界島は奄美群島の一つです)

↓「手長海老のカネロニ仕立て キャビア添え」。

カネロニってマカロニみたいなものだと思っていたけど、これはパスタをくっつけたみたいになっていて、その中に海老が入ってました。切るとポロポロっとパスタがほぐれるような感覚が面白かったです。ソースがカプチーノみたいに泡立っていたのも食べていてシュワシュワする感覚。食べた時、口に入れたときの五感の働きまで計算されているなぁ~って思いました。
はまぐりも柔らかかった!バター系のソースでした。

↓「トーション仕立てのフォアグラとフォアグラのマリネ フリュイセック添え」
なんだか良くわからない名前です。

実は~~・・・
これがすごく私にとっては大問題のお皿で。
一口食べて ん・・・? もう一口食べて うぬぬ・・・
食べられない。
大好きなフォアグラなのに。

奥に写っているのはフォアグラを丸く成型したもので、周りにはピスタチオ・ブラックペッパー、右に置いてあるのはいちぢく。こちらは良かったんです。
でも問題は手前・・・。
皆さんはフォアグラの生って食べた事ありますか?
私は初めてでした。
フォアグラの生・・・。すごいですね、私の子供舌ではどうも・・・。
テリーヌは火が通っているんですよね?しかも味付けなどの手が加えられていますよね。
しかしこちらは違います。まるで生。ううぅ・・これがフレンチの真髄なのでしょうか。
臭いとかそういうんじゃないんです。とっても新鮮で美味しい、上質なフォアグラなんだと思うんです。真ん中には干しぶどうが細かく刻まれて入れられていて。
食べた感触(味ではないです、感触です)はというと・・。
バターとラードを混ぜたような。口の中でスススーっと溶けていきます。
もうこれはこってりとした脂肪。まさに脂肪の塊です。
味はフォアグラなんですが、もぅそのしつこさといったら。
私が困っているのを見てサービスの方がほんの少しだけ持って来てくれたもの。
それは冷た~くひやした白ワイン「ゲラルツトランシネール キュベ テオ /ドメーヌ ヴィンバック」。
もんのすごくすっきりしてます。デザートワインにしては甘さが足りないな・・と思ったらデザートワインではない、ということです。でも普通のワインでもこんなに甘いの!?と思えるほどの甘さがあります。しかし喉元を過ぎれば、なんにも無かったかのような、水みたいな飲み口です。
不思議なワインでした。
「このワインと一緒に召し上がって下さい」と言われました。
やっぱりフランス料理はワインなんだなぁ~と実感。このワインを美味しく飲みたいがためにこのフォアグラを食べる。結局完食できたのです。
お店の方のお陰でとても面白い経験が出来ました!
↓そうそう、これに一緒に出てきたパン、ブリオッシュ。
やわらかーくて、カリッとトーストしてあって。確か朝食にもあったと思いますが、このパンは美味しかったです。

それにしてもこのフォアグラはすごかった・・・。初めて鮒ずしを食べた時の驚きにも似た、
そんな印象でした。
続きます。
↓爽やか色のお花

一度出したシャンパンを取り替えるって本当に勇気が要るよね
でも、あとあと楽しめなかったって思われたり
自信のない食事の提供は許せなかったのかな
どちらにしてもすごく信用できる気がする
食い意地がはっていてズビバゼン・・・(太)
私はフォアグラはソテーが一番好きですが、中心がとろっと半生、くらいだったら全然OKなんですよねー。。でもこれはすごかったです。
ほんとーに生を食べてる感じ。ちょっと想像したりして(笑)。
味もほとんどついていないし、加工してないし、こういうのは初めてでしたねーー。
焼き色、フライパンだろうか・・、と思えるほどムラなくきれいに。
しかも美味しいんです。こればっかり一気に食べちゃってその後フォアグラが続かない状態に陥っていたところを、ギャルソンに救われました。
ふ~ぅ・・
サラダのような緑ですよね。緑のお花、爽やかで可愛いです^^
だったんじゃなかったでしょうか?(未確認、ウソ度高し)
一度食べてみたいなあ。。と思ってたんです。
良く似たのは、いくつかのお店でいただいたことあるんですけど、
ステラマリスではどうなんだろうと気になってたんです。
ボリューム(フォアグラの厚み)控えめですね。
そこが日本的で良いかもしれません。
でもaiaiさんは苦手だったんですか~、ザンネン。
バルサミコをしっかり付けて食べるとこれまた濃厚で。
私、子供なんですよ舌が。だからこういうのはあまり得意ではないけど、でも臭みなんかは全然なくて、多分お好きな方はコレ、はまってしまうだろうなぁ~~。
ちょうどこの日は吉野シェフはいらっしゃらなかったのですが、全く雑さのない手抜きない素晴らしいお料理だったと思いますよ。
きっと芝パークの方が女性受け良さそうなお店の作りだと思いますが、大きな窓から夜景が見えて、スタイリッシュなお店空間という点から、私はこちらの汐留店が良かったです。
picotさんが行かれる時はどちらかな^^?
追記です:ここは全体的にボリュームは少ないのです!だからフォアグラも・・・(笑)。
あとは、合うワインを出して下さって全く印象が変わったのも、とっても不思議でした。フレンチの奥深さを知った気がしましたよ。