「香港・旧正月 利苑(リーガーデン)の仏跳墻スープ」
2013年 03月 01日
いんやー、久しぶりにこれに出会いました。
仏跳墻スープ。
ファッチューチョンとかぶっとびスープとか言いますよね。
『 あまりにも美味しそうな香りがして修行の身のお坊さんですら塀を飛び越えて来る 』
と形容されるスープです。
その場面ではこれが仏跳墻スープだよという説明はなかったのだけれども、
後から友人から教えてもらいました。
このスープを食べると、深ーい中国の食文化の歴史を感じてしまう。
本当に奥が深い深いスープです。
ただ、以前食べた美味珍の仏跳墻とは色も姿も違っていたのです。
ハクビシンは入っていないようだったし。
でも間違いないんだって。
貝の味と鶏・豚の味、それからしいたけやらなんやら、色んなものからの滋味あふれるスープ。
面白いことに、スープの出がらし(?)も食べるらしい。味ないけど。
あぁ本当に美味しい。これだけ食べにまた行ってもいい。
飛行機で香港来て、ずっとあちこち回ってきた疲れた体に沁み渡りました。。
透き通るような黄金色も素晴らしいじゃないのー
最初のスープから大感動でスタートしたこのお店。
支店が香港だけでも12店舗、他にはマカオやシンガポール、大陸・中国でも北京や上海をはじめいくつもお店があるそうで。
ミシュランでも星獲得しているという定評あるお店です。
サービスもいいしお料理は美味しいし。それなりのお値段を払うときちんとサービスが受けられる、それが香港。
ほたての炒め物。
スナップえんどうがたっくさん!
大連のほたてを使ってます。大連は海鮮有名ですよね。
えび!この大エビがおいし。
日本風の醤油味です。
湯葉と豆苗としめじの炒め物。
こういう薄味のものにも化学調味料は使っていません。嬉しい。
お顔がこんにちはしてる。
塩香葱油鶏というメニュー。
あっさりとしてるけどこちらの鶏はかなり味わい強し。地鶏かな?
お魚の煮込み。
深海魚ならではの白身感とコラーゲン。
蓮の葉につつまれて蒸しあげられた炒飯。
ぺろん。
海老が入ってた♪そしてちょっと黒めのお醤油使ってるのね。
デザート2種。
山西棗糕。見よ、この弾力の強さを。
切れないっ。
お餅みたいな食感です。
ぜんざい。
小豆部分が甘さがとーっても控えめ。
中に黒ゴマ団子が入っていて、これの餡は甘いのです。
お餅を食べる習慣なんて、やっぱり日本と似てますね。
お正月としては大根餅とニンゴウっていうお餅を食べる文化があるそうです。
さてこの日は大みそかだったわけですが、日本では「さてどの番組見ながらおうちで過ごそうかな?」なんて考えるでしょ?
私もこないだの大みそかは久しぶりに東京で過ごしていたのですが、六本木からタクシーで帰る間、数台の車にしかすれ違わなかったし道はすきすきでシャーと帰れちゃいましたもんね。
でも香港は違います。
家族全員で外食するんです。
だからみんなお気に入りのレストランを早々に予約してこの日を楽しみにしているんですネ。
この日の利苑は完全入れ替え制。3回転くらいするって言ってたかなぁ。
カルトはなしでコースのみ。
だからみんな「早く入れろ~☆」て感じで時間前には入口が溢れます。
結構広いお店なんですけど満席です。
厨房は大忙しだと思われ!
円卓を囲んで大みそかは家族全員一緒に過ごす。
家族という単位、民族という単位を大事にする中国らしいなと思います。
香港に行かれる際はこのお店もぜひチェックしてほしい!
私にはどのお料理も口に合いました。深い味なのに後引くもたれ感がないのです。
ランチでは飲茶をやってるらしいですよ~。それも美味しそうね♪♪
----
香港3泊4日 旧正月を楽しむ旅 TOPに戻る
画像をクリック↓
--