「隠岐(島前・海士) 隠岐神社」
2013年 05月 14日

ここは中ノ島・隠岐郡海士町にある後鳥羽天皇にゆかりのある神社です。
隠岐に行ったら行きたいと思っていた場所のひとつ。
海士町は後鳥羽上皇がお住まいだった地。
後鳥羽院は5歳の時に天皇へ即位。その後15年間の天皇の時代のうち9年間は後白河天皇(上皇・法皇)の院政時代にあたります。
さらにそののち自らも院政を敷いて上皇へとおなりになります。
1221年承久の乱の後隠岐の島へ配流、18年間を過ごすことになります。
この場所は後鳥羽上皇の御火葬塚。
かつて後鳥羽院の宮殿として使われていた源福寺(廃仏毀釈にて廃寺、後に復興)の境内内。
近くまでは行けません。

歴史を感じる素晴らしい場所で、昔の人々に想いをはせることの出来る名所です。
この日は特に人が少なく、とても穏やかな時間でした。

都から隠岐へ渡った後鳥羽院は、この地でどんな事を想ったのでしょうね。
多才であった後鳥羽院は和歌の名手でもあります。
威厳を感じる歌。
<われこそは新島もりよおきの海のあらきなみ風こころしてふけ>

緑に包まれるように建つ、隠岐造の本殿。
権力闘争に巻き込まれ、その後都に帰ることなく過ごした18年。
隠岐の自然の中、少しは心やすまる時間はあったのでしょうか。

宮司さんにお話を伺いご朱印いただいて・・・

おみくじが2つあって、お値段高い方が当たるよ!という地元の声を信じ・・・
良いことあるかな?

宮内庁の管轄エリアでもあり史跡としても重要ポジション。
緑に囲まれながらの散策が気持ちの良い場所です。
