「福岡・糸島 またいちの塩 塩プリン」
2013年 08月 14日
海辺にある塩釜。ここで行われる塩づくりの工程を見にお邪魔しました。
製塩所である工房とったん。
あいにくのお天気。本来は海の大きさを感じられるパノラマ絶景ポイント。
低気圧と梅雨のばかばかー。
---
塩を汲み天日干しするところから。
竹を幾重にも組んだ塩田。
少し離れた海から汲んできた海水を、何度もこの竹にくぐらせながら濃度を濃くしていきます。
内海と外海がぶつかり合うミネラルを充分に含んだキレイな海水を汲み上げているということです。
初めて見ました、塩工房。
塩釜では付きっきりの作業。
釜には薪をくべて燃料にしています。
何をするにも力仕事です。
しかも終わることのない作業。黙々と。
海水を塩釜で煮だすと水分は湯気となって飛び、塩とにがりが残ります。
海の水を煮出すわけなので、コレ相当がしがし水分飛ばさないといけないと思う。重労働だなー。
アクを取りながら、上に浮いてくる塩の結晶をすくいます。
海水が煮出すとこんな色になるなんて。
水分が飛び濃度が高くなってくれば塩の結晶が取り出せます。
すくい取ります。根気のいる作業です。
温度を調整するのも人間の手。
薪は温度を調整することができないため、たまにかき混ぜて温度上昇を防ぎます。
外気の気温によって出来上がる塩の結晶が違うのだそうだ。
こんなに美しい結晶が出来ることも。
塩の結晶って正方形してるんですねー。
まずこんな風に塩を釜で作っているところは全国に一体どれくらいあるんでしょうね?
もちろん昔はほら、みんな海辺で作っていたんでしょうけど、塩の専売なんかの歴史からみても塩田ってほぼ廃止されているんじゃなかろうか。
そんな状況下、資料としての施設でもなくイベント的にでもなくここまたいちの塩は販売をするためにこれだけの手間ひまかけて塩づくりしてるのがスゴイ。
この大粒の結晶塩を購入しました!
そしてその場で食べたのはプリン。
びっくりした!
おいしくて。
とろとろの濃厚プリンに塩をかけて食べるのですが・・・
塩、ぴったんこ!
(コレ、塩かけた写真なんだけどわかるかなーあ)
カラメルもついてたけど、プリンと塩で食べるあっさりが私には好みでした。
イチからこうして塩づくりしてるって、どんだけ手間かかってるか。
よーくわかりました。
なんか美味しい野菜にかけて食べよ、買った塩。
続きます。
---
手作りしているところは少ないようですが、ここはさらに観光地化されているというか、みんなが海を見にボーッとする場所になっているのです。
横には塩田、みんなはのんびり。
この日は台風だったのでお客さんはいなかったのですが、普段はなかなか面白い光景でしょうね~
純粋な結晶ほど正方形になるなんて、まったく知りませんでした!