「2014年今年、136年目の遷宮 万九千(まんくせん)神社」
2014年 02月 04日
昨年2013年は伊勢神宮20年目、出雲大社60年目の大遷宮が行われ、神事に興味が注がれる一年となりました。
しかし。
今年、136年目の遷宮が行われる万九千(まんくせん)神社は、私が特に注目している神社のひとつです。
神無月と呼ばれる10月、島根県では「神在月」と呼ばれるという由来についてはご存じの方も多いでしょう。
神在月について
八百万の神が出雲に集まる時は旧暦10月11日から17日。皆さんが出雲大社で祈った沢山のお祈りや縁結びなどを集まった神様たちで会議します。
その始まりは「神迎神事」と呼ばれていて、浜に辿り着いた神々を出雲大社まで先導し神迎祭が開かれます。
あまり知られていないのが「神等去出祭(からさでさい)」。
神様たちが出雲の地を離れてそれぞれの住まいに戻られる儀式。
その時一番最後に立ち寄られる場所がこの万九千神社なのです。
実家から自転車で向かいました。
行きはヨイヨイ帰りは・・・、という北風の中。自転車で!
現在万九千神社はご修復の真っ最中。
今は御仮殿に移られている神様はこちらに。
拝殿はこちら。
後ろにある本殿。
拝殿の黒々とした瓦と銅板の組み合わせ。
万九千神社は「立虫神社」とも呼ばれています。
御祭神は櫛御気奴命(くしみけぬのみこと)、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、小彦名命(すくなひこのみこと)。
そしてもうひとつ八百萬神(やおよろずのかみ)、全国の神様もこの神社の御祭神とされています。
小さい神社なのですが摂社末社も沢山あります。
手水舎のところに見つけた。。
ハートの中から拝殿を見れるスポット。
ハートの中からハートも見れるよ♪
こんな形、見つけてみてくださいね!
ハート型は結構いろんな神社にあったりします。猪目ですね。
本殿の裏側へ回ると美しい装飾が。
どういう意味があるのかぜひ一度聞いてみたいところです。
この万九千神社があるエリアはとてーーものどかなエリアです!
このエリアは「神立(かんだち)」と呼ばれていて、それも神様が出雲の地からお帰りになる「神等去出祭(からさでさい)」の関連なのでしょう。
神立橋(かんだちばし)はからさで大橋とも呼ばれていて1級河川の斐伊川にかかっています。
斐伊川土手もいい感じですよ。すっごい突風吹いてますがw
万九千神社の遷座祭は今年(2014年)10月10日です。