「島根・有福温泉 江津の街並み」
2014年 02月 10日
年末にちらっと立ち寄った「有福温泉」(過去記事)。
あの時はほんとに数時間寄っただけだったんだけど今回はお泊りしてみよう。
子供の頃に一度くらい行った記憶があるよ、有福。
「福が有る」なんて縁起良すぎる名前。
お湯の良さもさることながらここにちょっと新しい旅館の形があると聞いてとても気になっていた。
同級生も泊まりに行ったらしく、すごく良かったと感想言ってたけど一体何が<良かった>のか確かめてみたいなと。
東京から出雲縁結び空港へ。
そこから空港バスで出雲市駅へ。
乗り継ぎ6分の快速に乗って島根の西へ。
島根県西部は「石見(いわみ)地方」と呼ばれています。
電車から見える景色は赤瓦。
これは石州瓦と言って日本三大瓦の一つ。
出雲地方の「来待石(きまちいし)」を釉薬に使うので赤い色になるそうです。
まさにこの地でこそ生まれた瓦です。
そして赤瓦の中にぽつぽつと黒瓦が混じる風景が石見を象徴する景色。
江の川(ごうのかわ)を渡ったら、、、
そこは江津駅。
江津駅からは1日にたった5本という広島・三次と江津を結ぶ「三江(さんこう)線」も出ています~。
現在工事修復中で7月から再開されます
再開したら乗ってみたいけど帰りの電車時間を間違えたらえらいことになるパターン。
でもでもこれが、町の人には大事な足となっているんですね。
再開されることになって本当に良かった良かった♪
江津駅から有福温泉まではバスで移動だけれども、なんと待合時間が「1時間半」!!
2時間に1本くらいしかバスないからなぁぁ~
ということで江津の駅周辺の散策に出発です。
前情報一切なく島根県出身者の私も江津に関しては全くわからない。
知り合いが確かいたけど突然電話するのはやっぱ良くない。
とにかく当てずっぽうに移動するとしても迷わないよう駅と川を中心になんとなく頭に地図を入れ。
レンタサイクルはないと言われた。
タクシーでどっか行くほどの自信と時間がない。
なので歩くしかない!
まず見つけたのは立派な店構えの山根甘泉堂。
甘い泉なんていいよね。すんごい美味しそうな当て字だな。
和菓子屋さんにはよく使われていますよね。
画角いっぱいな、ひときわ大きなお店。
中へ入ると奥から音はしてるんだけどだーれもいない。
声かけてみると奥からお母さんが出てきました。
名物は法事まんじゅうだということで。
昔この辺りに何にもなかった頃から、丁稚さん預かって和菓子作りをしていた老舗。
江の川太郎最中は良く売れるそうですよ。
手造り感爆発してました。
ふと気づいて見せていただいた厨房。
どこを探してもなさそうな、重厚なオーブン。
先代は東京にお菓子作りの修業にも行っていたそうで、洋菓子もラインナップ。
お母さん曰く、
奥のオーブンは先日90歳になった方が丁稚だったころから使っているものだということで・・・
配線とか芸術的。漏電だけは気を付けてね。
年代物がごろごろ。
お店丸ごと博物館みたいな場所でした。
さてそのまま足を進めながらパン屋さんに立ち寄る。
ここは販売店で作ってはいないということだったけど・・・
まだ焼きたて届きたてで封もしていないよ、というメロンパンをひとつ購入。
そういえば朝羽田を7時30分に出発してから何にも食べてなかったなぁ~
江の川へ到着~
ひろーい!
江の川高校(現石見智翠館高校)は今季から中日ドラゴンズの監督、谷繁選手の母校ですよ。
さっき汽車で通った線路がくぐれる。
一両編成がカタンカタン。
沢山の船が係留してあります。
これらはみんな海の漁をする漁師さんたちだということです。
「今日は鰆が獲れるはずだったけれども獲れないからさっさと帰ってきたよ」と漁師さん。
明日はきっと大量だね☆
気づいたら土手につながれているワンちゃんが。
私の手元をじっと見ている。
そうですねこれですね。わかります。
土手の電線。
写真撮る時邪魔・・ってのもあるんだけれど、やっぱり電線は田舎の風景だわ。
駅からさほど離れていないので住宅も多いです。
空き家になっているところもありそうですね。
あげられませんよー、おまんじゅうはー。
住んでいる人しか使わないような路地や高架トンネル。
この辺り走り回って遊んでた思い出がいっぱい詰まってそう。
立派なおうちも点在し。
趣ある古い街です。
だめだめー。
駅前は今あまり元気がないのだけれども再開発やっていて江津はこれから元気になりそう。
もうひとつ、
若い力と新しい創造力を注入するため毎年ビジネスコンテストを行っていて、
東京でキャリアを積んだりスキルを身に着けた若者がどんどん帰ってる市でもあります。
人口2万7千人というちっちゃな市だけど、これから面白くなっていきそうです。
面白いと言えばコレ。500円か600円かハッキリしてよ。
今回は足がなくてあんまりまわれなかったけど、次回はもう少し江津を遠出したい。
すごく素敵な場所があることを知ったからです!
それは次回。すぐにでもまた江津イキタイ。
さてぐるっと駅に戻ってきてバスに乗り換えますよー。
ここから有福温泉まで、結構距離あるよ。バスが連れてってくれるよ!
続く。
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