「益田・津和野の旅 割烹 美加登家 本店(みかどや)の懐石コース」
2014年 04月 30日

旅の中でとても印象深かった一食。
益田市から少しずつ津和野方面へ近づく、日原というエリア。
美加登家(みかどや)です。


温もりある光が迎えてくれました。

純和風な落ち着いた造りです。
古き良き意匠が素晴らしいです。

もともと旅館であった美加登家。
現在宿泊業は休業していて料亭として営業しています。

お部屋へ。

地酒をいただき。

橙の器に入った白和え。


お椀は鮎雑煮。
この肝色した出汁にぎゅーっと鮎の味が染みだしています。
滑らかな飲み物のようなお餅にじんわり絡むお出汁。
干し鮎で作られているようです。


肉厚でふんわり。
味わいも深くこんなにでっぷりとしたカレイを初めて食べました。

里芋もこのエリアの名物です。シルキーで滑らか。昔から里芋の栽培が盛んで、なんと芋煮会も開催されるエリアなのだとか。

交雑種のお肉ということですがサシは十分。脂は多めで少し重ためでした。
付け合わせはユリ根まんじゅう。

ちょうど解禁になった岩魚とヤマメの天ぷら。
こごみタラの芽フキノトウと共に。
あぁ、川の恵と共に生きているんですねこの辺りは。自然が近くて素敵だなぁ。

最後は丸。
すっぽんの雑炊。
ぺたぺたする濃厚なすっぽん。
あー!叫びたいw

みんなおかわりして、食べきりました!
この日のために沢山用意していただいて有難うございます!


本当にすばらしいお料理でした。
そして9月は鮎と丸が両方いただける。
10月になると鮎が子持ちになるということです。
行かなくちゃぁぁぁ~~~