「島根・雲南 吉田の鉄の歴史博物館」
2014年 09月 05日
島根を代表する家がある場所、雲南市吉田。
ここには田部(たなべ)家という日本で最も大きいと言われる山林王のおうちがあって、
訪れて思ったのは、赤瓦が多い事!
そうかー、この辺りも赤瓦文化なのか。
ていうか、県内では黒瓦の出雲が珍しいのかな?

蔵は田部家のもの。
大きいなぁ、しかも数が。多い。


ステキなおうちですねー。お茶室もある。
切り株のお茶室。

たたら場を維持運営するには大量の炭が必要なわけで、それほどまでの山林を持っていないとたたらが出来ないわけです。
田部家の山林あってこそ、菅谷たたらもそこで維持できていたと言えます。
木々を伐採した後その山がまた育つまでに20年でも30年でもかかるわけで、その間も木炭を供給し続けるためには、たたらに1年間に使う炭の量が30個分いるってことです。
しかも当時は田部家を中心とする中国地方で作っていた鉄は日本の製鉄の8割ほどを担っていたわけなので。。。もうジャンジャンだったってことですよ。
すごいすごいとは思ってたけど、ちゃんと考えるとほんとにすごいね。
ちなみにこういった山林を多く持つ家が島根には3つあって、田部、桜井、絲原です。
桜井家は一度記事にもしてますよー(過去記事)
田部家の話だけで終わっちゃいそうなのですが、
吉田に来たのは鉄の歴史博物館を見るため。ここで流されている動画(映画)がすごかったですよ!
これはぜひ見た方がいい。村下たちの汗がこっちに飛んでくるかとオモタ。








