「青山 I.K.U青山のディナーコース」
2015年 10月 19日
9月1日に南青山にオープンした、I.K.U青山。
ヘルシーを売りにしたお料理をフォーマルスタイルに昇華させた新しいコンセプトだということで、
楽しみにやってきました。
このビル自体も新しいっぽいです。
骨董通りから入ったところです。
ちょっと暗めの路地ですが、ここをずっと歩くとフロムファーストのところに繋がる、あの道です。
お店はズバリ女性が好むスタイルで、清潔感があり明るいです。
夜でもこれだけ明るくて、昼も気持ち良いでしょうね。現在はランチはやっていないとのことですが。
テーマは「バブル」ということ。ベルナルドの真っ白なお皿が迎えてくれる。
真っ白なクロスの上にしずくのようなぽってフラワーりベース。
まず最初はコールドプレスジュースから!
このプレゼンテーションは楽しいですね。
楽しいだけでなく、このジュースから体の中に自然の酵素を取り込み、
これからの食事に胃腸を整えるわけです。
スロースタートで始まるコース、初めての体験です。
ドロップのような華やかなカラーで、見るだけでアガりますね。
飲む順番や、それぞれの野菜・フルーツの説明をいただきながら、くいっと(笑)
この日のドリンクは右からデトックス、ビューティー、パワーチャージの3種。
最初の一杯デトックスは、キャベツが入っていることで胃の粘膜を優しく保護。
飲みやすくみかんやかぼすを入れてあり、さっぱりとした飲み口の中にキャベツの甘さ。(でもキャベツってわからなかった!)
真ん中はかぼちゃ、みかん、ぶどう。左はビーツ、すだち、トマト、れんこん。
いきなりこれだけ沢山の食材を体に入れられるなんて、贅沢な話です。
カトラリーには箸もあり、極めて新しい挑戦をしているのが見えます。
クリストフルの箸はとてもエレガントでしかも使いやすく、お店の気合いも感じられます^^
この日のコースは8,500円のベーシックコース。
他にもヴィーガンなどのコースが用意されているとのこと。
2皿目はサラダ。
マイクロハーブ、ベビーリーフ、自家製スモークサーモンとパルマ産生ハム、洋梨。
このサラダ、おいしぃぃぃぃ。
マイクロハーブはよーく見ると根っこまでついてます。
小さいのに味は濃い。最近ブームの野菜ですが育てている人が少ないのか?
なかなかお目にかかれません。それをこんなにたっぷり!
こちらのお店はイタリアンとフレンチの要素を両方取り入れたスタイルです。
途中からフレンチスタイルへと変化していくのですが、その途上。
パスタです^^
ボタン海老の頭をカリッとフライにして、食感をと甲殻類の味わいを出し、
ジェノベーゼを春菊で表現。
春菊をジェノベーゼに使うのは、この食事会でも食べたけど、春菊好きには物足りないくらいに柔らかな香りで、ジェノベーゼと違和感ないです。
パスタの次はリゾット。
色んな物を少しずつ方式。女性が好きなやつ。
白みそと昆布だしを使って、まろみある味。クリームなどを使わないあっさりしたお料理です。
お皿の周りには柿とルッコラ。
東北で育った米、ささしぐれを熟成し(氷温熟成ですかね?)リゾットに向いたお米にしたとの説明。
粒が大きくて食べ応えがありました。
北海道のきんきのソテー。
柑橘と豆乳のソース。
かぼちゃの甘さが優しかった・・・!
あんずのグラニテ。
一切砂糖使わず。
続いて近江牛の熟成。
フォン・ド・ヴォーに松茸の香りを移したソース、さらにてんこ盛りの松茸。
デザートはキャラメルとミルクはちみつのアイスとアップルタルト。
すごくあっさりしてました。
甘さよりもリンゴそのものの酸味があって私は好きでした。
添えられたラムレーズンペーストを使うと、さらに大人っぽい味になります。
マリアージュ・フレールのマルコポーロと歴史あるDEBAUVE&GALLAIS(ドゥボーヴ エ ガレ)のショコラでごちそうさまでした。
ちなみに今回は料理にワインを合わせるデギュスタシオン(一皿一杯)コースを一緒に楽しみました。
セオリー通りなワインではなく、ワールドワインで楽しませてくれるソムリエ・森上 久生さんのチョイスです。
6,600円でそれぞれの食材の脇をそっと固めてくれる一杯を選んでもらえます。もちろん好みを伝えてOKですよ。
そこまで飲めない・・・、という人はエクスプローラースタイルの4種4,300円もいいかも。
もちろんバイザグラスもいけます。
ワインが<有る>のか<無い>のかで、こんなにも料理のイメージが違うのか☆
と思わせてくれる森上マジックがこのお店で花開いておりましたー!
食べ終わった後、
食べた次の日、
体が重たくない、もたれない、そんな料理を提供するI.K.U青山。
これからレストランの上階のテラスがオープンするということなので、ますます楽しみになるレストラン。
こうやって新しいお店から、新しい食べ方や新しい食材をいつも教えてもらうなぁ。
楽しいし素晴らしい。
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