
2日目の朝は水俣の静かな海からスタート。
ここではドローン撮影が行われました。
前日の茶畑、棚田でも行われていたのです!
とかくマイナス面だけがニュースで取り上げられるドローンですが、
地方の広い空がある場所では、観光紹介のひとつの動画コンテンツとしては優秀かつ必要なツールとなると思うんですね。

今回のツアーではその他にも、ARを使った新しい試みも。
観光ツールとして各地で使われているARですが、まだ発展途上の感があります。
今回の使い方は観光地で使うARとして、大きく一歩踏み出した内容になっていました。

予めアプリをダウンロードし、
ハガキとしても使えるカードにスマートフォンをかざすと、そこにそのカードの内容が映し出されるもの。
郵送して、送った人に情報を観てもらえることもでき、また今後の展開としては動画にしたりイヤホンガイドの変わりにもなるかもしれない。
今回、インバウンドで海外の方も参加者にいたので、日・英の言語ごとのカードが用意されていました。
先進的なツアーです!

海に到着するとそこに待っていただいていたのは
水俣ダイビングサービス SEA HORSE(シーホース)にてスクールなどを運営されている森下さん!
水俣の海を最も良く知る方と言ってもいいかもしれない。
奥の奥まで、季節を通じて潜って観察していらっしゃるんですよ。

森下さんの言葉で最も印象的だったのは「海にも四季がある」ということ。
魚の旬があるわけだから考えてみれば当然なのだろうけど、海藻などの海の植物や、生態の活動にもまったく違う様子が見られるというお話を聞き、なるほどと思う。
過去のいろんなことから、水俣湾は埋め立てられているけれど、それでもその中で一生懸命生きている動植物の話をたくさん聞かせていただきました。
岸から見ても透明度があって(この時期はさほど透明度は高くないそうなのですが)、周辺では釣り糸を垂らしている人も見かけました。

また牡蠣いかだでの養殖もあって、ちょうど水揚げ作業が行われていました。
話を途中にしばしみんなで様子を観察させてもらい。
私たちが潜れない一年の四季を通じた水俣の海の写真を、
森下さんにたくさん見せてもらいました!
(今回は一部をお借りしました!)
春になると海の中は海藻の森が出来るそうです。
海の上からでも見えるほど、長く高く伸びるのだとか。



こちらも春の海。
アカモクの海中林で群れるスズメダイ。

早春は透明度も良くなってきます。
約16mのエントウキサンゴ。

5月頃。
シーホース(タツノオトシゴ)のオス。
お腹の育児嚢には卵を抱えています。

冬の時期にはペアリングがスタート。

生まれて数か月、秋には子供たちも大きくなります。

上から、8月撮影、キャラメルウミウシ、7月撮影のフジイロウミウシ、
1月撮影のニシキウミウシ。



【関連サイト】
水俣ダイビングサービス SEA HORSE(みなまた観光物産協会HP)
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・熊本・水俣 天の製茶園でのお茶作り、地元料理ランチ
・熊本・水俣 棚田百選・寒川の棚田
・熊本・水俣 モンヴェール農山のハムソーセージ、豚しゃぶ
・熊本・水俣 湯の鶴温泉 鶴水荘
・熊本・水俣 ダイビングスポット不知火湾とダイビングサービスSEA HORSE
・熊本・津奈木 つなぎ温泉四季彩の四季彩定食
・熊本・津奈木 つなぎFARM 激甘!スイートスプリング
・熊本・芦北 不知火湾うたせ船 アシアカエビ漁体験
・熊本・芦北 湯の児温泉 海と夕やけ
・熊本・津奈木 海の上の小学校・旧赤崎小学校
・熊本・津奈木 日本最南端の酒蔵、亀萬酒造
・熊本・湯の児スペイン村 福田農園のパエリア作り体験
・熊本・水俣 みなまた観光物産館まつぼっくり
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