「長野・松川村 すずむし荘の夕ごはんで田鯉を食べた」
2016年 02月 10日
すずむし荘は美味しいごはんでも評判が良いということで夜のごはんタイム、わくわく。
温泉宿、というよりかは限りなくホテルに近いけれど、どこの部屋も床暖房で足元ぽかぽか。
こんなに「気」のいい旅館は久しぶりです・・・!
お料理が並んだ、私たちメンバーのお部屋が用意されていました。
松川村役場の方たちも来ていただいて、一緒にお食事することになりました。
見て!この美しさ。
ここ村営なんだよー、びっくり。
小ぶりのりんごをくり抜いて、中には蟹。
リンゴは甘さも酸味も風味も濃いのね。ふむふむ。
こちらは食用ほおずきだったよ。
長野県は食用ほおずきの生産量、結構多いらしいですね。
こちらの食材は地域のものを使い、根付いた文化を表した献立です。
長野県は海がなく山に囲まれたエリアにあるので、独特の食文化が育った場所でもあります。
有名なのは昆虫食などだとは思いますが、
人間が生きて行くために必要なたんぱく源を摂るために、知恵を絞って考えた食の歴史があるのです。
そのひとつでもある田鯉(たごい)。
元々は農村の伝統的な農法のひとつで、田んぼに鯉を放すことで害虫や藻を食べてくれる、
無農薬・無除草剤栽培を行うことができたというもの。
この鯉を食べることがまたひとつのご当地食となり、「田鯉のすずめ焼き」という名前で松川村の
伝統食となったそう。
田鯉はサイズが小さくにおいもなくて、私たちが考えるクセのある味とは全く違う滋味深い料理です。
また背開きにしてあるのが特徴。縁起良く、まあるい形に整えてあるのも、お祝いの席などにぴったりです。
カラッと揚げて甘いたれがかかってます。
小さい鯉なので骨まで食べられ食感もいいです。
ごちそうですね!
・・・っと、おいしいごはんにみんなで舌鼓を打っていたところ。
松川村の方たちからのプレゼント!おっきなおっきなプレゼント~!
『正調安曇節』のご披露でございます。
安曇野で古くから歌いつがれる「正調安曇節」は、その節に何万首という句を乗せて、
信州の美しい風景やその時々の行事を語ったものです。
句は田植え歌やしろかき歌を集めて作られ、七・七・七・五調でまとめられた句が同じ音に
乗せられて歌われるもの。
大糸線の車内では保存会の人たちにより、ボランティアで披露されているということですが、
その方たちが!
ストーリー仕立てにして目の前でご披露いただきました!
松川村の皆さん、貴重な体験本当にありがとうございました!
他のお料理、オリジナリティあってどれも美味しかった!
楽しい夜はふけ。。。
ステキなお宿でした。
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