「ホテルオークラ ラ・ベル・エポックでトラディショナルフレンチ」
2005年 10月 11日
このお店に行ったのは、えーっと・・かなり前だったような。
行きたいお店に全てフラれまくり。銀座GENTENと芝公園クレッセントが取れず。やっと3軒目で予約が取れたお店でした。
だからと言って決して前2軒より格下というわけではなく、あまりにも敷居が高そうな気がしてずっと行けなかった、ホテルオークラのメインダイニング「ラ・ベル・エポック」です。
ホテルオークラさんとはお仕事一緒にした事もありますが、営業マンも全く抜かりのない仕事ぶりでとても良いホテルだと思います。
外国の方に人気があるホテルのひとつなので、最近は「ジェットラグ解消(時差をより早く解消する)」のためのスパプランなどが組まれているそうです。今やホテルにはスパはなくてはならない施設ですね。コンフォートフロアも出来ましたし、私が行った時も宴会場の大きな工事真っ最中でした。
この日のコースはかつてラ・ベル・エポックの総料理長であったシェフ(お名前失念)のトラディショナルなコースにしました。
今年行ったフレンチのお店、レストランサカキ、ラ・トゥーエル、タテル・ヨシノ、代官山のフレンチのお店、マシェリ、OZAWA。どこもとても美味しくて私は好きでした。だからこそリピートしているお店もあります。でも全体的に言えるのはイマドキの素材を大切にした軽いフレンチ。
胃にどっしりと、もたれるようなフレンチを食べてみたい!と思って思いついたお店がクレッセントとラ・ベル・エポックでした。
だからこそ、本当に重たいフレンチを食べさせて欲しい!
とその前に店内の様子。
エレベーターホールからお店へ進むとまずまっすぐな廊下が。
この先にお店があるのね・・・、と思うと一気に沸点!こういう造りは好きです。
お店は30年の歴史があります。昨年の1月に改装しお店を半分の大きさに。
よってとても長細い造りになってしまっていますが、逆にこれくらいの広さの方が一目で見渡せて良いのではないでしょうか。
改装の際にも素晴らしいステンドグラスはそのまま残したということ。雰囲気全てを支配するようなこの美しいステンドグラスがセンス良すぎなんですけど!好み~!
↓テーブル周りやインテリア。
一番奥にはなんとも贅沢な広さの個室がありました・・・がっ、個室料はかなりお高めだそうで。
そしてやっとお料理。
↓サーモンのババロア仕立て トマトのゼリーがけ。しゅわっとふわっとしたサーモンのムース。
私だけでしょうか。料理の器にこういった繊細なグラスを使われると期待感が一気に膨らむのです。
この華奢な足をお皿に載せて運んでくる時「カタッ・・」とでも言わせようもんなら鼻血ブー。危うさを感じさせられるとボルテージが上がる!え?私ったらちょっとアブない?
↓パンとバター。AOCのレスキュールをお使いだとのこと。ヨーグルトのような酸味を感じられるバターです。
↓冷製鴨のフォアグラ。 ポテトのクリスティアンとプルーンのババロア添え。ソースはバニュルース酒をジュレ状にしたものです。ぬっとりとしたフォアグラですがソースは軽め。
↓パリ ソワール。 良い名前ですねー「パリの夕暮れ」。冷製コンソメとヴィシソワーズスープです。
コンソメのジュレが程よい固まり具合。かなり冷やしてありました。
↓舌平目。グラタン仕立てでした。舌平目とクリーム系のソースって合いますよね。
メニューに書いてあった「エリザベス風」は良くわかりませんでした。
レタス、赤ピーマン、マッシュルームのグラタンです。濃厚クリーム系。
↓ここで小休止のグラニテ。絞りがぁ♪メレンゲのような形がラブリー。レモン味。
この辺りで結構おなかいっぱい。
フォアグラは量があったし舌平目のソースはとっても美味しかったし、いよいよお肉のメインの前で期待期待♪
↓特選和牛フィレ肉のポワレ。
ひとくち食べて・・・。出たー!重い!重すぎる!これだよーコレコレ!っと思ってしまいました。
なんたってこのソース、トリュフとフォアグラ入りのマデラ酒ソースですよ。
全く粒々は感じないものの、しっかりとソースに溶け込んでいるようで・・・。
「フレンチはソースなんだ」って初めて感じられたのはロオジエで食べてから。
やっぱりこのお店でもそう思えて、正統派の名前に恥じない、どえらいものが出てきて感動しました。
このお肉もお肉で特選和牛のフィレ。みっちりと肉々しい。そのお肉にこのソースを付け合せるとは・・・・。上級者の料理って感じがしました。
肉質は恐ろしいほど柔らかかったです。霜降りなどの脂で柔らかいのではなく、肉そのものの柔らかさ。
↓この料理を食べてしまうとデザートに行くのが惜しい。このままの余韻で今日を終えたい・・・、そう思うほど。
デザートはマカロンとチョコレートのムース。
長細いマカロン。切りにくい、なんとかして。バナナのキャラメリゼは香ばしくて美味しい!
小菓子などもついてきました。
↓手作りのマシュマロは本郷三丁目のジャンヌトロワのほうが美味しいかと。
重たいフレンチを食べて、自分が本当にフレンチが好きな事を再確認。
次はクレッセントだけど・・・、行ける日が来るのか!?
私なら、お肉までたどりつけないかも・・・
ホテルも外資系の新しいのがどんどんできて、競争が激しくなる今日このごろです。
個性のあるレストラン、残っていてほしいものです。
55aiaiさんとは同じ駅をいつも利用しています。
genten、わたしもすごーく気になっています、付いていきたい!でも、あそこの料理は、今のわたしにはまだハイレベルかなぁ。
をを!どっしり♪フルボディの濃厚赤ワインと一緒に食べたひ~
確かに最近軽めのフレンチですもんね どこに行っても
この記事見て重たいフレンチが食べたくなりました・・・
全ての写真を見て、「重たいフレンチ」納得しましたぁ~。
お肉がたまらなく美味しそう・・・(>_<)
すでにお腹が減ってきました。。。まだ4時なのに。。。
「東京駅で買えるもの」の記事、私のブログにて紹介させて頂きました。
勝手にゴメンナサイね^^ 今度、一緒に通勤しましょ^^笑
思えば、私って王道フレンチって今まで敬遠していてあまり行った事がないかも。
来月誕生日で、今どこに行こうか悩んでいます。
去年はaiaiさんのオススメの文琳で満足させて頂きましたが、今年はaiaiさんの真似して重たいフレンチに挑戦してみようかな~。
メニューもテーブルセッティングも「王道」って感じ~。
サーモンのババロア仕立て。。気になるな♡
でもってお肉すごいね!好みな匂いがプンプンしてきてるw
フレンチ修行中の私には重すぎかな?
懐かしい!僕はここで披露宴やったのです。
しかも6年前の10月10日!
思いがけず良いタイミングでaiaiさんのブログでみられて嬉しいです。
内装も変わっていないなぁ。
総料理長であったシェフって、ジャックボリーさんかな?
お肉好きなので、一番そこに目がいってしまいます。
美味しい物に、つぎ込む事は気にならないんだけど
敷居が高そうだなと思うと、二の足を踏んじゃいます。
なんの知識もない頃出向いたフレンチ、
料理が運ばれてきて、蓋をパカって開けられた時は
ほんともう、ドキドキでした。
いつもありがとう^^
そしてとっても貴重な情報を・・・。ううーーむ。
Iの方はいつか行きたいのですが、シェフの評判が・・・、どうなんでしょ。でも行ってみないとわからないですもんね。機会あったら良いなと思います。
g。。。そうかぁ~・・。
最近のフレンチって若いシェフが頑張っていて私としてはすごくいいなぁーと思うこともあるんです。
でもたまにはどしーっとしたのも食べたいなぁなんて。
老舗ホテルにはそれなりの良いお店が残っているものですね。改めて歴史を感じました。
この日はなぜかお休みだったりいっぱいだったり。
自分がまさかラ・ベル・エポックに行くとは。素晴らしいタイミングでのサーヴィスも感動ものでした^^
マカロン、そうそう手で食べれば良かったんだ。ちょっと固くて「カチッ!」って言わせるのが怖かったのー。
genten、結構お高めですよね。だからどうしようかなーと思っているんですがココに来て色んな評判を聞いているのでちょっと足が遠のいております。
歴史あるお店はその良いところは変えずに貫いて欲しいものですよね。東京はホテルの乱立が始まるので、そろそろ老舗ホテルが改築に動きそうです。そのままでも素敵なホテルもあるというのに・・・。
同じ駅・・・そうですか!周りのブロガーさんにも多いのです。
いっそのこと今度全員集合しますか!w
そうそう!濃厚なソースのフレンチを食べると、ワインがいかに重要かがわかります。そして、飲みたくなっちゃうんですよねー。
いつもならワインが勝つところですが、これだけ重たい料理だと、ワインは清涼剤みたいなものなんですね。
初めて実感しました。
わざわざこんな専用の廊下を作っちゃうんですもんねぇ。
しかもここからお店までの間に専用のパウダールームもあったり。ホテルという、不特定多数が出入りする場所だからこそですね。
お肉はとっても美味しい、良いお肉でした。
いつもサーロインを頼んでしまう私なんですけど、たまに美味しいフィレを食べるとお肉を感じられていいです。
お誕生日~。そっかぁ、文琳ですねぇなつかしい!
特別な日なら思いっきりおもてなししてくれるようなお店が宜しいのでは?
王道フレンチ、楽しい経験になりました。私は心からオススメしまーす^^
食べ終わってからもずーっと舌の上に味が残る、というような印象深いお料理ってなかなか出会えないけど、ここの最後のソースはすごく強く残ってる。ノンノンとアプルちゃんと行ったラ・トゥーエルも残ってるけどー♪
フレンチが苦手な人の理由として「もたれる」「重たい」ってのが一番多いのではないかとさえ思うんだけれども、私はこういうどっしりもきらいじゃなーい!w
改装でこのガラスを崩さなかったっていうだけで、本当に良かった。
美女と野獣の映画に出てくるステンドグラスを思い出しましたよ。
サービスは当たり前ですけどとてもスマートできびきびしてました。
まぁそれは!良いタイミングでした!良かったー♪
ではでは結婚記念日だったのですね^^ おめでとうございまーす!!
ええっ!?ジャックボリーさんてこちらにいらっしゃったの?ロオジエの前かしら?
初代の料理長はおそらく日本人の方、山田さんじゃなかったかと思うのだけれど、きちんと覚えていないので書きませんでしたよ。
ちなみに今は中田肇シェフです。
ここ、落ち着いてて私も好きです~味は濃厚ですよね;
でも、統派のフレンチですよね。
クレッセント、ここもかなりいいですよ!大好きです。
最近、カジュアル&イタリアンフレンチなんて流行ってるけど、
フレンチはやっぱり正統派がいいなぁと思います(タイユバン、レカン、
マキシムはやっぱり味濃い・ボリュ-ムありますねっ)最近、レカンに
行った時、食前酒にヴーヴクリコのランダムが出てきたのです!
感激でした~さすがですねっタイユバンでは、デザート全部という
こっ恥ずかしいリクエストをしてしまし、少々やり過ぎました、、タイユバン
はパンも美味しいですよねっ。いつも美味しいパンをお持ち帰りに頂け
るので、楽しみです♪
(そう言えば、レカンのケーキ、大好きなのですが、最近、三越から撤退したみたいで;モンブランはレカンが一番だと思ってるので;)
いつも美味しそうなup楽しいです!これからも楽しみにしてますね
フレンチっていいですよー、ぜひデビューして欲しいです。
イタリアンを食べまわっていた頃もあったけれど、ちょうどブログを始める頃からフレンチにハマってます。
オークラはもう少し規模が小さかったらもっと行き届くのになって思う部分もありますが、良いホテルだと思います。
そこのメインダイニングですから良いお店に決まってますね。
ちなみにオータニのメインダイニングはイタリアンでしたよ^^
ここ、落ち着いてて私も好きです~味は濃厚ですよね;
でも、統派のフレンチですよね。
クレッセント、ここもかなりいいですよ!大好きです。
最近、カジュアル&イタリアンフレンチなんて流行ってるけど、
フレンチはやっぱり正統派がいいなぁと思います(タイユバン、レカン、
マキシムはやっぱり味濃い・ボリュ-ムありますねっ)最近、レカンに
行った時、食前酒にヴーヴクリコのランダムが出てきたのです!
感激でした~さすがですねっタイユバンでは、デザート全部という
こっ恥ずかしいリクエストをしてしまし、少々やり過ぎました、、タイユバン
はパンも美味しいですよねっ。いつも美味しいパンをお持ち帰りに頂け
るので、楽しみです♪
(そう言えば、レカンのケーキ、大好きなのですが、最近、三越から撤退したみたいで;モンブランはレカンが一番だと思ってるので;)
いつも美味しそうなup楽しいです!これからも楽しみにしてますね
ジャックボリーさんは、ロオジェの前はベルエポックだったのです!
私もお肉大好き♪好みが一緒で嬉しいです。
私なんて、全然知識なんてないですよ。
パカッと開けられると・・・ あれはいいパフォーマンスですね!
きっと目がキラキラしてしまっていると思います。テヘ
私は敷居が高そうだなっと思うと、逆に行きたくなってしまいます。そういうお店ってどんな田舎っぺでもきちんと扱ってくれるものですから。
はじめまして。
piyokoさんはフレンチお好きなんですね。
このお店は落ち着いているというよりはちょっと寂しい印象でした。天気が悪い日だったとはいえ、あまりにも人が少ないので。
最近老舗ホテルのメインダイニングはちょっと元気がないですね。
ただここのサービスは素晴らしく、テーブルについていただいた方は私よりも若い方でしたけれど、完璧な対応をしていただいたと思います。
私が食べたコースは昔のレシピの再現でしたので、余計に重く感じるのかもしれません。そこはまた行かない限りは体験しようがないですね。
クレッセントは行きたい様な怖いような。私の子供舌には味がわかるかしら・・・って思っています。
そうなんですか!!!
なんか嬉しい~~。
ロオジエでも一度食べさせていただいたけれど、ベル・エポックもそうだったなんて。
でもジャック・ボリーさんとはお話したことがないのでどういう方かはわかりませんけど。w
ステンドグラス、わかる~。黄色とグリーン、きれいですねー。
このお店はこのステンドグラスがないと3割くらい魅力が落ちてしまいますよきっと。
ヴィシソワーズにコンソメ。パリノワール、ですもの。名前だけで気に入ってしまいました。すっごい冷やされててそれがまた美味しいの!
「重い!重すぎる!これだよーコレコレ!」というコメントがとてもいいです。こう感じられることが、フレンチの醍醐味ですよねー。
ご無沙汰してます!^^
細長いマカロン、ガリッガリって音がするマカロンでした。
最後までふんわりしっとりとは終わらせてくれない、気の抜けないフルコース!w あっでも甘すぎず美味しいマカロンでしたよ~。
正直最後のお肉を食べた時、「最初から食べてきて、ここに来てこのソース!?」と思ったくらい重かったのですよ。最後にこれを持ってくるかぁー!みたいな。
でも逆にあの重たいお料理が最後になかったら、「ベルエポックのフレンチ」という印象は全くなかったかもしれません。このお店らしさがしっかり出ていたと思います。
食べる人によって賛否が分かれるんじゃないか?と思われるような料理を堂々と持ってこれるその自信。決して勝負しているわけじゃないんですよねー。歴史がそうさせるのでしょうか。
おんっもしろいなー!って思いました。
お料理の写真の前に、ステンドグラスを見て「おおー!」と声が出てしまいました。アール・デコ?
改装してほしくないホテル、ありますね。オークラのロビーとかパレスホテルとか、好きです。
もうちょっと食べたいなって感じ位がちょうどいい感じですね。
でもー重たいソースに高級な牛はもったいないと思いません?
高級な牛は塩コショウで食べたいし♪
鴨とか鹿や鶉とかならね~!
>つい貧乏性なものでよけいなことを(笑)
素人が想像つかないほど手をかけられた料理。
まさにプロの味。また雰囲気もご馳走ですね。
で、ワインは何を召し上がったのかな?
フレンチのフルコース何年食べてないかな?
ロオジエに限らずにですが。
ステンドグラス美しいですよー。
お店が暗いのですがここから光を放っています^^
暗いからこそなのかもしれません。
それとこのお店のデザートで、クレープシュゼットも有名なので暗い中青白く燃える炎もステキなのです。
そうですよね。やっぱりぃ~^^
この素晴らしいお肉にこの重いソースをかけるからこそこのお店!みたいなところもあるかもしれません。
そこまで徹底的にやられると「ははーっ!」って感じにひれ伏したくなります。w
お肉を味わうなら塩コショウで十分美味しいと思いますが、むしろこのお店の場合はソースを味わうためのお肉、という感じなのかもしれないです^^
おっしゃるとおり私はこのお料理の半分もわかってないんじゃないかって思いますよー。
深すぎるのです。そして料理に対する思いも強い。
いいですねー、料理って感動ですものね。
このステンドグラスの感じはきっとkittyさんも気に入られると思います~。オークラの底力を見た気がしました。
こういう雰囲気は、これからのお料理へ背を正す良い調味料ですよね。
クレッセント、私も行きたいお店です。
仕事柄、クレッセントにお電話をする機会が結構あるのですが、
まだ足を運んだことがありません。
秋になってきたし、そろそろ、重めなフレンチを食べるには良い季節☆
あぁ、、、お腹すいたぁ~(笑)
おっしゃるとおりですねー。オークラが良い雰囲気だからこそ、このレストランがさらに引き立つのですね^^
クレッセント、私も仕事で電話したんですよー。仕事で行ける人がうらやましい。
あの木々の陰から見える建物にいつも憧れてます!
いいなー。わたしもそんなディナーいただきたいワ。
と、思うのだけど、こういう感じのお店は場数踏んでないから、どーも緊張しちゃって、せっかくのお料理を味わえなかったりするのよねー。
悲しい小市民の宿命だわ・・・。
いえいえ、私も味やフレンチなんてさっぱりわからないんですよ。
でもいつもこういうお店に行くと嬉しくってニコニコしてしまいます^^
オークラに行ってもこのお店を選ぶ人は少ないでしょうね・・・。その気持ち、わかります。なんとなく敷居が高すぎて。
食べてみるとほほぅっ!って思える味なんですけど。