「アトレ恵比寿 鼎泰豊(ディンタイフォン)20周年限定 松茸の小籠包、フカヒレ姿あんかけ麺」
2016年 09月 30日
日本にやってきて20年。
「小籠包」という料理を本格的に日本に登場させた鼎泰豊(ディンタイフォン)。
日本での展開を始めて、今年で20年なのだそうです。
アトレ恵比寿西館に4月にオープンした鼎泰豊で懇親会。ご招待いただきました!
タカシマヤタイムズスクエアとして1996年に新宿南口にオープンした高島屋。
そのハイライトとして注目を浴びたのが鼎泰豊でしたよね。あー懐かしい!
とにかく大行列してたってイメージ。
今年恵比寿駅のアトレ恵比寿が西館を作って、その7階にも店舗が入ったんですよね。
恵比寿駅でお買い物・・・、っていうと女性がターゲットなのかなって思ったけど、
鼎泰豊自体は老若男女が使いやすい感じで雰囲気良かった。
少し照明を落としたカウンターバーなどもあり。
もうちょっとスッキリしててもいいと思うけど。
窓際の席からは恵比寿の街を見下ろせるようになっています。
完全個室見っけ!
これは使える・・・、かなり使える。
さて本日のお料理をご紹介していきます。
総料理長もご一緒ということで、今まで疑問に思っていたことをいっぱい聞けました。
食べながら、直接お話聞けるというのはすごく良いですね。
最初にいただいたのは左から香辣醤(シャンラージャン)、XO醤、カシューナッツ。
つい先日香港からやってきたペニンシュラのXO醤について書いたばかりだったけど、あれ、使ってみたらやっぱり辛くて。
唐辛子まるごと一本入ってて!とてもそのまま食べられる感じではなく。
記憶の中で、こんなに辛かったっけ・・・って何かの間違いじゃないかと思ったほどでしたが、
この鼎泰豊のXO醤は程よくて、しかも具だくさんでそのままでも美味しかったなー。
蝦子もたっくさん入っていたし、干し貝柱や金華ハムもコロコロと。
(もうすぐ限定で日本でも発売されるとのこと!)
ピラミッドになっているのは胡瓜の甘辛漬。
そんなに酸味は感じられず浅漬けっぽくて箸休めにもぴったり。
ピータンはとても上品な味で、台湾からやってきたとのこと。
鶏肉はしっとり。紹興酒で香り付け。
干し豆腐と昆布の和え物。
そうかー、台湾って昆布食べるのね。
ここまででやっと前菜終わり。どれも美味しいし見た目も美しい。
なによりもあっさりとした味付け。
鼎泰豊は上海料理がベースですって言われて、今回ものすごくびっくりしたんですよ。
私が想像する上海料理って甘くてしょっぱくて味が濃い。
和食のようにあっさりとした鼎泰豊が上海にルーツがあったとは。
さてここからが20周年の期間限定メニューです。
9月28日からすでにスタートしており、10月18日(火)まで
1品目は「松茸入り小籠包」。
生の松茸をふんだんに使って香りを閉じ込めた小籠包です。
皮を破ったとたんに、松茸の良い香りしてきますよー。
こちらは5個で2,000円。なんと税込!
松茸は中国産を使っているとのこと。
中国産松茸は3回も検査してるって言ってたので、それ聞いてから安心して食べることにしてる!
しかも今年はほんとーに国産が少ないみたい・・・。
それにしても包み方が美しいですよねー
そしてもう一品は「フカヒレ姿あんかけ麺」。こちらも20周年価格の2,000円(税込!)
ヨシキリザメ使っててしかも姿でこのお値段。
とろとろのスープまで全部完飲できる美味しさです。
麺にたっっっぷり絡むスープ。
とろとろすぎてピントが合わない(笑)
大事なことなので2度言いますよ。日本の全17店舗で、10月18日までです!
こちらが鼎泰豊を有名にしたと言ってもいい、オリジナルの小籠包です。
ご存じのとおり本店は台湾。
私が行った時の記事はコチラ
20年前までは鼎泰豊はこの、台湾本店しかなかったのです。
つまり、高島屋新宿店への出店が、世界の1号店だったのです。
日本への進出する時、台湾本店の味を完全再現するために明確なレシピを作り上げたとのこと。
そのおかげもあって、13か国127店舗という世界進出を果たせたのだそう。
18個のひだ、5グラムの皮、そして中身は16グラム。
これをベースとして様々な小籠包が作られているとのこと。
基本的にオリジナル料理にはアレンジはなし。各国の好みや季節商品などには
新たなものを加えているけれど、本国のチェックはきちんと受けているのだそう。
「階段を登るようにひだを重ねて、出来るだけ生地が重なって固くならないように」
というのは、群馬・高崎のチャイニーズファンの星野シェフの言葉なのですが、
小籠包って技術の粋を結集させたものなんですよね。
日本でいうところの和菓子の世界とかに通じるものがあると思う。
真ん中にぽこっと膨らみを残す皮の広げ方。
ここが遊びとなって残ることで、破れない皮が出来るのだとか。
重さと皮の大きさを決めたら自然に形状も決まってきますよね(簡単じゃないけど)。
規格ってスゴイ(笑)
こちら、少し黒っぽく見えると思う。
トリュフ入りでした!!
お隣の人が皮を破っただけで香ってくるくらいに。
しかし私にはちょっと脂っこ過ぎた。白トリュフオイルを使っているそう。
そんで、やっぱりなんだかんだでオリジナルに戻るんだよねー。
って改めて考えてみると、オリジナルのバランスの良いこと!
やっぱり60年弱も愛されてきたことを考えると、出来上がってるんだなぁ。
中国では餃子は蒸しや水しかない、というのは聞いていたけれど、
私もやっぱり焼き餃子が一番好きだわ。
そんなことで、日本の鼎泰豊には焼き餃子があります。
こちらの棒餃子(焼)、なんと台湾本店でも採用になって、現在メニューに加わったのだとか。
ちなみにトリュフ入り小籠包は中国・上海で完成したメニューで、こちらも採用されたのだとか。
話を聞くとかなり保守的な感じもする鼎泰豊だけど、美味しいものにはきちんと評価を与える
のねって思います。
なんと久々のA菜登場!
日本で出会えるとは思ってなかった。
こちらシャキシャキの青菜で、台湾だと良く出てくるんだけどね。
ずわいがに入りチャーハン。
とてもシンプル。
たまご、ねぎにずわいがにだけ。
それなのにおいしいなぁ。お醤油使わず白く仕上げるのがポイント。
デザートは3種。
紫芋と紅芋を使った温かい小籠包。マンゴーとあんこの小籠包。クレームブリュレ。
どれも私にはちょっと甘かった。
そしてここにも私の好きな楊枝甘露はなかった・・・。まだまだ国内楊枝甘露を探す旅は続く。
もうすぐ60年という歴史ある鼎泰豊は、自分たちの味を頑なまでに守りながら伝承している
レストランでした。そこに、日本人のレシピ化という過程があったとは知りませんでした。
いかにも台湾のお店らしく、また日本人らしい、良いとこがうまくクロスした感じなんですね。
ぜひこの機会に一度、鼎泰豊に足を運んでみてくださいませー
鼎泰豊20周年フェアのサイト
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この小龍包屋さん、この夏に池袋店へ連れて行ってもらいましたが、ちょっとしたお祝いの席だったので、写真を撮ることが出来ませんでした。
でも、その分集中して食べました(笑)
この時、ちゃんとした(?)小龍包を初めて食べたのですが、アツアツでとっても美味しかったです~!
ああ、写真と紹介を見てたらまた食べたくなりました。
調べたら、名古屋にもあるんですね♪
これは、ぜひ行かないとっ!
そうだったんですね。でもアツアツをお食べになっただろうから、良かったですよね!^^
小籠包は時間との勝負ですねー。
池袋店はキレイになったみたいですね。
小籠包以外も美味しかったですよ。あっさりしてるしいくらでも食べられて、相当食べ過ぎちゃいました!