「コンラッド東京 世界三大料理 トルコ食材を楽しむ会」
2016年 11月 30日
仲良くしている料理家のKeikoさんにお誘いいただき、トルコ料理の会へ参加してきました。
場所はコンラッド東京のバンケット。
着席で同時通訳付き。トルコの食材や輸出入の現状についてのプレゼンがありました。
最近は治安のニュースがたびたび流れるトルコですが、以前からとても親日で気になる国だったのでいつか行ってみたいのです。
世界中を赴任してまわった私の元上司が、一番良かったのがイスタンブール(町も人もいい、料理もおいしい、美人が多い・・・w)と言っていたのが記憶に残っています。
トルコ食材を使ったデモンストレーションもありました。
アル・ケッチャーノのオーナーシェフである奥田政行さんが考案した料理が披露されました。
トルコの政府関係者の皆様と。
今回はトルコ食材を知ってもらいたいということと、
日本への輸入を増やしたいということでその関係の皆様が集まっています。
トルコはドライフルーツの宝庫です。
例えば干しブドウ、と一言で言っても各種ブドウのドライが揃います。
味も濃くジューシーです。世界25%シェア。
ドライフィグなども、知らないうちに口にしていると思います。世界の50%シェア。
食用オリーブの生産も多いです。世界第2位。
つまり私たちのまわりには、トルコ産のものが溢れているっていうことです!
トルコはこんな感じ。
そもそも農業生産世界第7位。
それなのに全然知られてないってもったいないじゃないヤベー、
ってトルコ政府の方たちも気づいたみたいなんです。
だからこの日はみんなで美味しく食べながらトルコの話をしよう!っていう会。
まずですね、、
トルコに玄蕎麦があるなんて知らなかった!
誰かトルコそば作んないかなー(笑)
オリーブオイル垂らして食べるの。
そのそば粉を使って作ったそばパンケーキ。
レシピによりますと塩は入れど砂糖は一切入らない。
はちみつの甘さだけで食べる、前菜にもなるパンケーキ(クレープ)でした。
生クリームはしっかり泡立て。
そば、はちみつ、生クリーム。3つの味で構成することで素材の味を立てているとのこと。
ドライフルーツとナッツのサラダ。
ナッツの中でも特にヘーゼルナッツ。トルコはこれ、世界の90%シェア。
もうヘーゼルナッツをたべる時は地中海の青を思い浮かべながら食べますー。
ここでは柿が使われています。
日本一の柿の生産地である和歌山。
トルコと和歌山は「エルトゥールル号沈没事件」で深い友情で結ばれている、ということで
今回は日本とのコラボレーションメニューとなりました。
ヴィネガーソースの酸味に柿とドライフルーツの甘みが合います。
※エルトゥールル号が和歌山県串本町沖で沈没した際、村民が必死で乗組員を助け、
生き残った船員をトルコまで送り届けた、という明治時代のお話。
(NAVERまとめ:エルトゥールル号遭難事件)
ブルグルとレンズ豆、牛肉のスープリゾット。
リゾットと言ってもお米ではなくブルグル。デュラム小麦で作るブルグルは国民食として
トルコではよく知られる食材です。
パスタのようでもあり、クスクスのような使い方もできますが、食感が良く味もなじみやすい食材。
今回はこちらもトルコ食材のレンズ豆とブルグルを合わせることでさらに食感を良くし、
熱いコンソメスープをかけて牛肉に軽く火を通すお茶漬け風。
これねもう少し熱いコンソメスープが良かったと思うの。
そうするとお肉の食感も色々感じられて良かったと思う。
効いてる!しそが効いてる!
コンソメスープに青じそがこんなに合うなんてなぁ~
その他、羊のロースト(トルコでは羊をよく食べる)や、トマトやにんにく、オリーブオイルで味付けしたオマールエビなどはブッフェで提供されました。
海老をおかわりすればよかった・・・。
最後にバリスタの井崎英典さんの解説付き、トルココーヒー。
ふぁー!
飲んだことがない味・・・・。
ホットチョコレートのように密度が濃く、オレンジの香りとシナモンの香りがする~~~
好き嫌いという話や美味しいかどうかではなく、こんなコーヒーがあるなんて!とびっくりした。
表参道にあるアントルメグラッセ(アイスケーキ)専門店グラッシェルのシェフパティシエであった江森宏之さんのヘーゼルナッツとドライフルーツのアイス。
ワインも美味しかったし、
スパイシーなところ、ハーブを沢山使うところ。クリーミーさや味の重ね方、ヘルシーな食材使いなど、
文化の交流地であるトルコの奥深さに少し触れられた一夜でした。
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