「日本橋とやま館 とやまブランド富山湾ブリ解体ショー&富山はま作1日限定コース」
2017年 01月 31日

富山と言えばブリですよね!
ということで、富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」へ寒ブリの解体ショーを見に行ってきました。
きれいデザインの現代風。

そう!今は寒ブリの季節。
アンテナショップ内にある富山はま作さんにて、ブリと北陸の食材を使った1日限定コースをいただく会。
小学生の頃に聞いた合唱曲「寒ブリの歌」が頭の中をぐるんぐるんします・・・。
ブンブンブンブン、ブリブリ~♪

この日のブリは10キロの大物。
4年目くらいのブリで、富山湾で揚がったもの。
持ってる方も大変よね。

ブリをまじまじと見ることもないけれど・・・、
しかもこんなに胴回りでっぷりとした大きな物は。

ブリ選びのポイントは、
艶があって目がきれいなこと。
この子、完璧じゃないの。ツヤッツヤのキラッキラ。
さらに胴回りもしっかり太い方が脂がのっているとのこと。

さらにブリには定置網にかかったものをそのまま水揚げする「新物」と、
何日間か泳がせて生けすのようにしておく「落とし」というものがあるそうですが、
こちらは新物。
落としは口のところが赤くなるそうです。
これは朝どれですって~。流通ってすごいですよねー。

さて早速の寒ブリ解体タイム。
まずは最初にブリのうろこ落とし。
これ「すき引き」って言って結構難しい技なのだそう。見てるとおや?簡単なのではーなんて思ってしまうけれども。
ピーラーみたいなのでジャッジャッとやると、身を傷つけてしまうので、鰤などの柔らかいお魚にはこのすき引きが大事なのだそうです。

うすーくすき引きされた様子。

お次は頭を落としていきます。
あまり分厚い歯の包丁ではなく、小回りの利くものを使うっておっしゃっていました。
10キロの大物相手だと結構力いりそう!

これくらいの大きさのものになると骨もそりゃあぶっといわけなのですが、
脊椎にきちんと出刃が入ると切れるのだそう。
この大きな体を支えていた骨ですもんね。

ここからは3枚おろし。
美しくさばかれていきます。
さらに柵に切り分けられ、カットされていきます。





脂のノリが違う様々な部位がグラデーション。
繊維がきれいに見えていて、スパッと美しく切れています。

富山の郷土料理、べっ甲寄せは、溶き卵の煮こごりです。初めて食べた。
かぶら寿司。
黒豆。
ホタルイカ沖漬け。うまうま。

富山湾ばい貝。ます寿司、白エビから揚げ、赤昆布かまぼこ。

富山のかまぼこ文化、興味ある!


うす葛仕立て 大門素麺。
私、大門素麺が素麺の中で一番好き。コシがあるの。
播州そうめんがそうめん界では生産量日本一。三輪そうめんや小豆島や島原や。
色んなそうめんあるけれど、大門素麺が一番好きなんです。
福光屋さんなんかでも購入できちゃいます。



富山湾ブリの刺身。
べたつかないきれいな脂が口の中にひろがる・・・。おいしい。

ブリ塩焼き、ハタハタ、げんげ。

げんげ、顔こわいくせにナニこの最高のつまみ…。

ブリ大根。
これはすばらしいー。
このお店の上品で丁寧な調理がよくわかる一品でした。
べたべたせず、きれいに仕上がっていました。
こんな風に作れるようになりたい!

シメは氷見うどん。
稲庭うどんに似てますね。

ラッテ・イン・ビエーディ&干し柿。
最後のおしゃれネームのデザート。
極限までゼラチンを減らした牛乳のデザートなのです。
が!はと麦茶を煮出して風味付けしてあり、香ばしくて驚きでした。これイケる!

こんな力のあるお店を東京に持ってきた富山の本気が・・・、伝わってきました。
寒ブリ、すばらしかったーああ

富山は昔に一度仕事で行って、時間がなくてます寿司買って食べたら大感動した。
そんな記憶が残っています。
ちゃんとまた行きたいな。
富山市内だけじゃなく、黒部や高岡、舟橋村も気になるな。
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さて、この2月。
富山が東京で大暴れしますよ!
【とやまの誇(ほこり)】と題したフェア開催。
富山県推奨のとやまブランドからは、この限定コースにも盛り込まれた
大門素麺、ます寿しなどに加え能作の錫(すず)製品や高岡銅器などが展示販売されます。
またワークショップやミニコンサートなども予定されています。
2019年2月13日(月)~19日(日)まで。日本橋とやま館にて。
【富山物産展】東急吉祥寺店で開催。
2019年2月2日~2月8日まで。
物産展.com
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