「鎌倉らしさと海を感じるレストラン バスティーズ鎌倉」
2017年 08月 04日

久しぶりの鎌倉!
夏休みになってたくさんの人が鎌倉に遊びに行く週末、私も電車で向かいます。
下車駅は江ノ電の鎌倉高校前。

駅から数分で白い建物が見えてきます。
バスティーズ鎌倉。昨年の9月にオープンしたばかりの南仏料理。
nanadeliさんと一緒にご招待いただきました。

高台になったお店はもともと別荘だったのだとか。
目の前は海!波待ちサーファーがぷかぷかと浮かぶ湘南です。


3,000円のランチコースでも十分な内容でしたが、この日は4,500円コース。
爽やかな空間は穏やかな日の光。さすがに夏の季節はテラスは暑いでしょうが、夕方や風が気持ちいい季節は絶対に試してみたいスペース。
そんなテラスを眺めながらの一杯はシャンパーニュから。

グラスの底から続く細かい気泡とフレッシュな味わいのCHAPUY。

南仏プロヴァンス地方の料理をメインとし、鎌倉らしい和の要素を取り入れたモダンスタイル。
スタートからいきなり日本の感性を用いたテーマで驚かされます。
枝豆のスープにビールの揚げ玉。笹と竹を使った器での提供です。


ビールに枝豆。目の前には海。夏だわー

スープの器(竹筒)を無意識にも持ち上げて食べている自分に気づいてハッとした。
こういう感覚を取り入れたフレンチなんだなと。
手に伝わる竹の感覚がとても良いー

海の青との対比も美しいロゼをいただきました。
ミラヴァル・ロゼ。

お店にはウォークイン・ワインセラーがあります。
お料理とその日の気分、あるいは窓から見える天候などを相談しながら選ぶのもいいかもです。

ハーブにトマトにオリーブオイル。
フローラルに彩られたカマスのカルパッチョ。
「崩すのもったいないわ~」とか言いながら食べちゃうんだな(笑)

繊細な盛り付けはやっぱり日本らしくていいなぁ。
和菓子にも通じるような、落ち着いた発色と丁寧さ。

大葉をサーモンでルーロー(巻いた)。
ホワイトソースとお米のチップスを乗せ、黄ピーマンのピュレと共に。
使われている平たいお皿は地元鎌倉・長谷にある陶工房DANのもの。


メインはみやじ豚。
地元ですもんねー、みやじ豚!
脂がサクサク。美味しくてびっくりした。
とうもろこしとクスクスと、パウダーコーンと柚子胡椒という、初めての組み合わせ。

デザートは極薄のチュイルとソースにパイナップル!
やっぱり夏や海を連想させます。とてもいいです。
クレーム・ダンジュの酸味でさっぱり。

全体を通して素朴でシンプルなお皿が大変好感持てます。
どこか和の雰囲気もある陶器ですし構えた感じがないのです。

プティフールのトリュフにもあられを使い、パフっぽさある。

程よく苦みがありまろやか、香りがすーっと残るのはオーガニックティーアッサム。
オレンジのパートドフリュイはボンタン飴みたいなねっとり系。
歯には思い切りくっつくが嫌いじゃないw

ゆっくりのんびりしたい時にまた行きたくなってしまいそうだなー。
横浜方面の友たちよ~おーい。

残念ながら駐車場はありませんが道は激込みですし、江ノ電でふらっと行くのもいいもんです。
鎌倉高校前駅からはほんの目と鼻の先。とても近いです。

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