「今、コーヒーカルチャーが熱い 台湾2017コーヒーツアー」
2017年 08月 22日
ニーハオ、シェシェ、ウォーアイタイワン、ツァイチェン!
ありったけの知ってる言葉を並べてみました。今日から台湾レポートです!
みんなに「今台湾は台風だから、行かない方がいいのでは?」と心配されていた夏。
台湾に向かって2つの台風が接近している時期でした。
それなのに…。
晴れてる…。
晴れてる…。それどころか…
あっ、あっ、暑いーーー!ていうか一歩外に出ただけで焦げる。暑いよりも熱い。
さて今回の台湾ツアーは今台湾でブームを巻き起こしているというコーヒーの取材です。
最初に向かったのは「CULTURE&COFFEE FESTIVAL in TAIWAN」の会場。
イベントスペースにぎっしりと並ぶブースで、沢山のコーヒーショップが試飲や販売を行います。
このイベントが大人気。
普段並ばないという台湾の人たちがこんだけ並んでいるのですから!
炎天下なんですよ…、もうすごいパワー。
イベントを手掛けたのはアートやカルチャーの世界で注目されているFUJIN TREE GROUP。
台湾でアンテナの高い人たちにとってFUJIN TREEのイベントは、是が非でも行きたいところ。
会場となったのは「華山1914文化創意産業園区」。ここは日本統治時代に作られた元清酒工場。
レンガやコンクリートを極力修復せずに使っているのか?いわゆる廃墟になりそうなところを
アートへと変貌させたおしゃれスポット。
公園もあってみんながのんびりと時間を過ごしている場所です。
がっちりとしたコンクリに木枠の窓というのが何とも昭和っぽい。
また自然との調和も素晴らしく、一見古くて貧相にもなりがちの朽ちた建物に彩りを添えます。
カップル同士が撮影してたり自撮りしたい人たちのベストスポットともなっている様子。
美しい会場に見とれながらも台湾のコーヒーについて学ぶため、まずはVVGのカフェへとお邪魔します。
VVGもFUJINとおなじく、アートや雑貨、カフェを手掛ける人気のグループ企業。
会場のお隣にあるカフェで「台湾のコーヒーの現状」について色々お話を伺います。
あらやだ、こっちもすごくステキ。
照明や空間の使い方もいいですし、色の統一性がものすごく上品ですよね。
2階は雑貨ショップになってますが、すごい洗練されてます。
中目黒あたりにありそうな…。
これからたらふくコーヒーを飲むということで、私はレモンソルベドリンクをオーダー。
このお店のメニューはナチュラル志向でこれまたとても良い。
生のフルーツを使うドリンクが多かったです。
お話を聞いたのは。
日本人として台湾の茶どころ「阿里山(アリサン)」のコーヒーと出会い、「Goodman Break Counter」をオープンさせた伊藤さん。
仕事ができる男というのは、どうしてもこうもいい表情をしているのか。
元々の台湾のコーヒーと言えば、ダサい、こだわりがないものだったということですが、
2008年からコーヒー生豆の関税がほぼゼロになったことで自家焙煎を行うショップが増えたというお話。
日本から一番近いコーヒー農園は台湾なんですよ、と言われてハッとしました。
そういえば<コーヒーベルト>っていうのを社会科で習った気がするな~。
調べてもらうとわかるのですが、台湾にもベルトの上の方がちょっこっとかかってる!
(日本でも実際石垣で少しだけ栽培されているようなんですが)
もともとお茶を飲む文化がある台湾。コーヒー文化が発達したのは自然の流れだったかもしれません。そばの文化があった山形が現在ラーメン消費量1位っていうのと一緒だなっ、ははは。
色々お話聞いたのですが、まずはイベントの様子を見ていただきながら~。
確かにどこもパッケージがおしゃれ。
コーヒーはアートの一部、ってことなのかなぁ
初日にショップにも行くことになっていたGABEEでは…。
何を作ってるのかなーと思ってたら
え?
えっ、えええぇぇーーーー!!!!!!???
シュワシュワ、ファンタコーヒーの出来上がりでございます。。。
うむ、意外とまずくない。というか、不思議なおいしさ。
台湾らしい?愛玉子(オーギョーチ)入りコーヒー
レモン味ですよね…?
ねぇねぇなんでだろー?普通にすっきりしてて、飲めるんだよ(頼むかどうかは別としてw)
こういった創作コーヒーみたいなものもあれば、焙煎の方法もあらゆる方向性があり。
私は深煎りが苦手なので浅煎りが沢山あると聞いて台湾コーヒーは合うかもと思った。
また、もんのすごく酸っぱかったり苦かったり。
各ショップの個性や豆ごとの味わいの違いが強く出ており、より好みに合わせてコーヒーを探せる。
これぞまさに『嗜好品』としてのコーヒーだ。
器具がおしゃれなのとかも、コーヒー好きを喜ばせる。
昨今台湾ではコーヒーショップは飽和状態に近いというのも事実ということ。
台湾のコーヒーショップはこだわりを持つショップが半数近く、安めカジュアルなお店が半分。
中間層にあたるカフェがとても少なく二極化しているという話も耳にしました。
デザインやブランディング、パッケージなどもかなり成熟している雰囲気。
というか、
アートとコーヒーが一体になっているような、そんな印象なんです。
例えばアートシーンやポップカルチャー、パーティーや展示会、演劇、音楽など、
進化する台湾の最先端スポットにおいてしっくりくる飲み物としての「コーヒー」。
『おしゃれな場所にはおしゃれなコーヒーでなければ。』
という台湾の情熱が、この異常なまでのコーヒー熱をけん引していると感じました。
イベントには日本のコーヒーショップも沢山出店していました。
ですが皆さんきっと台湾のコーヒーに対する熱さに驚かれたのではないかと思います。
(私もびっくりしました)
でもこのふっくらとしたコーヒー豆の膨らみは
私が勉強したところによると美味しくドリップする目安であって、
これを入れていたのが京都のカフェヴェルティの続木さんによるものだったので
なんだか嬉しかったです。
カフェ・ヴェルティの続木さんの焙煎するコーヒー豆と、
台湾で人気の「FikaFika Cafe」ジェームスさんの豆で淹れるコーヒーが、
東京新宿区・新大久保で現在プレオープン中の「DOMO CAFE」で提供されるということなので、
日本でも、東京でも飲めるのです。
グランドオープンは9月19日!さぁ皆様も新大久保へ!
ということで次の日にはFikaFikaにも行きましたー
まだまだ続きます!台湾コーヒーショップ巡り&食べ歩き。
つづく。
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