「宮崎・都城 大石製茶の茶畑」
2017年 09月 18日

食事の後は茶園へと向かいました。
南九州はお茶の産地であることはよく知られていますが、茶畑の美しさって本当にきらっきらで宝石みたいに輝いているんですよね。
以前も熊本でお茶畑にお邪魔してお茶作りしたりしたことあったんですけどね、
ここはまた平地できれいに手入れされた畑で、きれいでしたー。

この日もめちゃくちゃいいお天気!
それなので、あれ?っと思ったのですが、これです。
霜よけ。
あれ、この場所ってそんなに寒暖の差がある場所なんですか!?

お話を伺うとそうらしい。
お茶って霜が降りそうな場所で作るのが最適なんですが、霜が降りちゃいけない!
っていうのが常識なのですが、やっぱりこのエリアもそうらしいのです。
都城は盆地なんですね。だから寒暖の差。
静岡、鹿児島、三重がお茶作りが盛んな三大産地ですが、どこも火山灰が降り積もった
排水性が良くて酸性の土地の方が作りやすいのです。
都城で言えば、やっぱり桜島からの降灰なんでしょね!
都城は昔は薩摩藩であった歴史もあるし、文化圏や生産物を見ても、鹿児島県に近いと考えるととても分かりやすく納得する部分があります。

さてそんな大石製茶でお茶作りの工程を見せていただきました。
お茶は作るだけではありません、それを加工する、そして製品にして販売するところまでを一手に行っている6次化を実現させた製茶園さんです。
6次化とはこの場合、
第一次産業=農業・お茶葉の生産
第二次産業=加工・茶葉を摘み取り飲めるお茶にする
第三次産業=流通販売・それを卸したり製品として売る
以上3つの数字を1+2+3して6と呼ぶ、その流れを指しています。

茶作りって本当に大変だと、よく私の知り合いのカフェの方もおっしゃっているので。。
先日も、労働環境改善を求め、インドでストライキが起きダージリンが生産されない。。。
みたいな話を聞いたところなので、
本当に本当に、お茶って手間暇かかるんだと実感してます。
お茶は大まかに、
生茶を摘むところから始まり、蒸して揉んで乾燥させる、です。
燃料費もかかりますし設備投資も必要なんです。
それぞれの工程にそれぞれの機械が必要だなんて。

お茶ってほんとに誰が最初に飲んだんだろう!ってくらいに複雑な工程を経て、
私たちの口に入っているんですよ。

何度見ても勉強になる、お茶園です。
最後には美味しいお茶を淹れていただきました。
まずは冷たい一杯!美味し過ぎる…!きっと水もいい、都城は。

そして目の前で淹れてくださる。
良く近所の友達のお母さんがこうやってお茶を淹れてくれてたなーって思い出しました。


4代目の若夫婦。初代は静岡からこの地にいらしたのだとか。
お茶の世界で最も権威ある品評会「全国茶品評会」で一等賞!
いい風土があり、代々続けてきた技があり、そして良い作り手がいる。
都城のすごいところを見せていただきました。

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