「上野風月堂11月15日リニューアルOpen!生ゴーフルと焼きたて東京カステラ」
2017年 11月 15日

ぱりっと軽いせんべいの中にクリームが入った「ゴーフル」は誰もが親しんだ味。
昭和4年生まれのこのお菓子は手土産として幾度となく贈り、いただき、食べたお菓子です。
このゴーフルを生んだお店は「上野凮月堂」。(風ではなく凮)
その歴史は1747年に遡り今年で270年。
以降、沢山ののれん分けや同名のお店が生まれるも、江戸の菓子屋「大坂屋」の直径はここ、上野凮月堂しかありません。


今までの伝統と上野凮月堂らしさを残した上で、新しい発想を加えたお菓子が出来上がりました。

生ゴーフルともいえる「ゴーフレーシュ」。


焼きたての柔らかいゴーフル。
中にはバタークリームベースでたっぷりとしたクリームが入っています。
ワッフルのように焼き上げますが薄生地でとても軽い食べ心地。


クリームはシュガーバターとキャラメルが定番。加えて季節のクリームが追加されるとのことで、
この日はマロンでした。



また焼きたて東京カステラ。
これは江戸時代から続くレシピをそのまま忠実に守っているとのことですが、
6面体で全面から焼くスタイルは岐阜・恵那のカステラとそっくりです!

岐阜・恵那のカステラはもっと素朴な味わいで、これはこれでまたとてもおいしいです。
少しパンっぽい食感なのはどちらにも共通ですが、上野凮月堂の方はよりふっくらとして、
私たちが想像するカステラに近い感覚です。
店内ではホイップクリーム、ホイップバター、あんこ、はちみつ、キャラメリゼから各トッピングを選べます。

上野凮月堂にもともとある「東京カステラ」ともレシピは同じとのことですが、



豆は世田谷のNOZY COFFEEの特別ブレンド。

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バターのいい香りがする1階のカフェ&ショップから階段を登ると、レストランKANAME(かなめ)があります。
上野らしい洋食のお店です。

とろっとろに煮込まれたビーフシチュー。旨味が溶けだしたシチューを絡めて食べるハーブ卵を使ったオムライス。

でもこれも魅力的だなぁ♪ 大人のオムライスさながらの「KANAME膳」(税込2,700円)


試食した中ではメンチカツのぽたぽたーっときれいな脂があふれ出した感じが良かったー

日本人が大好きな洋食に、少しエッセンスを加えた本格的な料理が食べられます。

伝統があればあるほど変えられない、変えるのが難しいものである中、これは大革新と言ってもいいほどの
楽しくおいしいリノベーションでした。