「落合楼村上への行き方、お風呂 井上靖の足跡」
2018年 01月 26日
2つの大浴場と貸切露天風呂、部屋のお風呂も温泉です。
撮られたがりだなぁ
ぽっかぽかになります。
その1:井上靖文学館
「あすなろ物語」や「風林火山」「敦煌」など数々の作品を遺した文豪は、
作品中にも伊豆の風景や場所を描いているのでここに立ち寄ってから足跡をたどるのも
楽しいかも。
渓合楼(たにあいろう)という名前で落合楼が登場します。
ここ文学館では井上靖の生前の姿、他の文豪たちとの出会いなどをまとめたり、独自の取材や研究を行っています。
大正時代の終わりに「伊豆の踊子」を書いた川端康成が湯ヶ島へやってきます。
川端はその時伊豆の踊子につながる原体験をし、執筆にとりかかります。
その頃療養のために梶井基次郎が湯ヶ島へとやってきて川端を慕い、伊豆の踊子の校正を手伝います。
その頃井上靖はまだ小学生で、川端康成が泊まっていたすぐ隣のお風呂(河鹿の湯)へ通っていました。
ここで人たちはすれ違いあいさつをして、情報交換をする道だったようです。
梶井基次郎は宇野千代のことが好きだったんですよね!
死んでもなお私みたいな全く関係ない人に恋愛をバラされるのってどうかと思うけど。
当時の情熱的で純愛的な儚い想いが渦巻いている。
それがこの、湯ヶ島という場所なんですよね。
常に4種類ものが用意されているということです。
好きな小説や新しい文学作品への出会いにもなりそうですね。
作品のためでもなく研究でもなく、ただ自分のためだけにこんなに細かく日記をつけていたとのこと。
今の時代に生きてたらSNSとかLINEとか、まめなんだろうなぁ。
この方はスルガ銀行頭取の岡野喜一郎氏。
井上靖文学館及びビュフェ美術館、クレマチスの丘全ての土地は銀行のものなんだとか。
彫刻家のジュリアーノ・ヴァンジの作品とのことで、なるほど、日本人が作らなそうな独特な造作ですもんね。
この周辺で唯一川床を持つ旅館、たつた旅館が近ごろオープンしたカフェ。
まさにお人形がわっせわっせと金を掘り出しているところをリアルに見せてくれます。
私の目には、ハードルは低くなるけれどまったく雰囲気は台無しだなあと映るのですが、
こういう方が鉱山開発の悲しい物語を感じずに済む、というようなことを言った人がいました。
河津桜よりも早い開花を誇る土肥桜。
ちょっとだけ早咲きしていたのものをみせていただきました。
佐渡では最近金塊の盗難があり、それが実はレプリカだった!という話もありましたけど、
これは本物ですって!
290円のチョコレート。
みんなで真剣になる、砂金とり。
見つかった時の「あっっ、たーーーーーーー」という喜びも大きい。
入口でハンドクリームみたいなコスメを売ればいいと思うんだよね。
集中した30分でした。