まるで海外の遺跡みたいな場所でした。
千葉県の鋸山(のこぎりやま)。
程よくツラく、見どころも多い鋸山登山。いい季節にぜひおすすめします!
遠くから眺めたことはあったけれど、今回登山できるとあって私の中ではこれがメインイベントでした。
おかげさまで良いお天気ー。
まずはロープウェーでロープウェー山頂駅まで。そこから少し登って、また降りるというコース。
固いチケット&鋏入れ。
鋸山は元石切り場。
ロープウェーから鋸山を見ると、人工的に切り取られた表面がしっかり見えます。
NIKKEIプラス1で今年、「外国人がゆくディープジャパン」で、
高野山奥の院(和歌山県)に続き2位となった鋸山。
千葉県の富津市と鋸南町にまたがる標高329メートルの岩山。
景色一望の絶景ポイントであると同時に、「地獄のぞき」と呼ばれる断崖絶壁や岩をくりぬくように掘られた
「百尺観音」、日本一の大きさを誇る「薬師瑠璃光如来」などがあります。
保田海岸から元名海岸が美しい。
さて、
ロープウェーを上りきるとこんな看板がありますが、ここは山頂ではありません。
(ロープウェー駅の山頂ではある)
ここからさらに登っていきます。目指すは地獄のぞき!
\行ってらっしゃ~い!/
お天気よく暑いくらい。
雨だったら少しすべりやすいかもしれませんが道はちゃんと整備されています。
なだらかな道もあれば、
階段もあります。
足元は固めておいたほうがいいと思います。
もともとは房州石を切り出す山でしたが、現在はその需要の変化により観光地としての鋸山が改めて見直されています。
柔らかく加工しやすい房州石は、皇居のお堀にも使われているとのこと。
この記事↓で書いた金谷美術館には房州石が使われていました。
なかなかモードな色合いでカッコイイですよ。
日本寺のエリアへと入るには入場料600円が必要です。
ここからがメインなのでぜひみていただきたいところです!
切通しのように、岩と岩の間を通り抜けていきます。
当時、切り出すのは男性ですが運び出すのは女性だったということ。大八車が通った車輪の跡が轍になって残っている場所もあるとのこと。
遺跡か洞窟かというような、神秘的な雰囲気。
人工的な岩肌に緑がかぶさって、不思議な景観を生み出しています。
切り出された跡もくっきりと。
…っと。
突然出てきたのは百尺観音と呼ばれる大きな彫像。
昭和41年頃に掘られた観音様。
大きいです。
この数年後、石切り作業も一段落を迎え、ひとつの時代が終わりました。
一応三次元なんだけど、パッと見二次元に見える。。でも奥行きありますよちゃんと。
季節になると観音さまの周囲にイワタバコの花が咲き乱れるそうです。
そしていよいよこの場所へ。
地獄のぞきー
なんで出っ張ってるんだろー
手すりのギリギリまで行きますよー
ここへ上る階段はちょっとキツめ
ただ最近手すりがきれいに整備されたとのことで、危ない感じではないです。
ただゼイゼイはします…。
この迫力ー!
五百羅漢を通り、
通天閣を通り抜ける。
石のテーマパークだな。
ゴールは大仏様。
これ、なんと日本一の大きさなんですよ。
鎌倉の大仏や、奈良の大仏なんかよりもずっと大きい。
螺髪(らほつ)。
いいお顔ー。
薬瓶を持ってます。
お願い地蔵は数で勝負。。
この後お昼ごはんからの産地見学と続きますー
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