「島根・安来4神社 玉神社、能義神社、意多伎神社、金屋子神社」
2017年 05月 18日
連休中に島根県の安来へ行ってきました。
以前からちゃんとまわりたいと思っていたので良い機会になりました。
安来(やすぎ)というとどじょうすくいとか安来節とか有名なものはいくつかあるのですが、実はすごい神社がいっぱい・・・!
やはりこのエリアは古事記に書かれた時代中心だったこともあって、歴史ある神社が沢山残されています。
◆玉神社
オオクニヌシが水晶の玉を転がしたらここで止まった、と言われる神社「玉神社」です。
転がした場所は稚児岩という山の頂上にある場所。
ここまではなかなかの山奥で細くて舗装されていない道を上らないといけない場所で、観光客が行ける場所ではなさそうでした(連れて行ってもらいました)。
稚児岩。
ここでオオクニヌシは宣言します「出雲国は私が守る。」と。
道路からも良く見える神社で、ぱっと目を引きます。
手入れもされてるっぽい。
石段を登って
おっとすごい彫刻!
拝殿。
インスタ用w
5月はいい季節よねー。なにしろ蚊がいない。蜂はいっぱいいるけどw
古そうだけどカッコいい本殿です。
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◆能義神社。
祀られているのは能義大神という名前です。
能義大神はアメノホヒだと言われていて、出雲の中では珍しい、天上の神様です。
そして出雲大社を現在お守りしている千家家・北島家のルーツです。
能義は「のき」と発音。
出雲の狛犬はしっぽピンですわ。
本殿が切り離されているんですよ。
拝殿と本殿の間には幣殿ってのがあって、だいたいつながっているのが一般的。
でもここは本殿が独立しているので神様のかなり近くまで行けちゃいます!
失礼じゃないかとドキドキした・・・!ここの神様は優しいらしいから大丈夫か(^^;
たらん、としたしめ縄です。
そしてここで!
わたし初めて見ました聞いてはいたけど。
荒神様に備える龍みたいな縄。安来でも作るのかー。
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◆意多伎神社。
意を「い」ではなく「お」と読む。
昔の地名(古事記の中の)「意宇=おう」と一緒。
おたき神社です。
ここはまた珍しい!
狛犬ではなくきつねさんです。
狛犬はもっと手前におります。やはりしっぽピン。
もう眩しくて、暑くて、いい天気すぎる。
安来に歓迎されてる気がする。でも写真は白っぽく飛び気味・・・
きつねさんたっくさんおります。ここ面白いことに町の名前が「稲生(いなり)」。
それ考えるとここにお参りして豊作お願いしたいですよね。
この周辺では、日本で初めて稲作が始まったとも考えられています。
本殿。大社造を見るとほっとするなぁ。
行儀がいい。
あっそれとこの神社は出雲大社と神紋が同じでした。
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最後の紹介になります。
◆金屋子神社。
ずっと行ってみたかった!たたら製鉄の神様の神社です。
ずんずん石段。
拝殿。
がっちりしてました。後ろが本殿です。
神社の中に池があり。
橋を渡ってみたところ、金儲神社でした。ぐっへっへ。
この渡ったところから金屋子神社を見上げる景色がとてもきれいでした。
安来にこんなすごい神社が眠っていたとは!
地名などで辿ると色々と、ここにも出雲神話が眠っていることがわかります。
考えてみれば出雲大社の神様・オオクニヌシって鳥取(因幡)から話が始まるのですよ。
だからこの辺りでうろうろしてたことは容易に考えられるのです。
安来を知ると、また出雲の歴史を深く知ることにもなりますね。
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