みなさま、メリークリスマス!
今晩はおいしいディナー!という方にも、普段通りの平日という方にも(私はこっち)、
このレストランのすばらしさを知っていただきたい。はい。
ヴィラ・サントリーニでは、夜ホテル直営のレストランでディナー。
カップルだらけの中、ひとりリゾートは寂しいもんよ。。
これはね、一応お仕事ですからねうんうん…。(T_T)
レストランも隣の席との距離も広いしいい感じ。
そもそも14室しかないホテルなのであちこちで人に会うこともないホテルなんですよね。
ほんわかとした暖色系照明で雰囲気とっても良いのですが、
お料理はホワイトバランスを調整しております(笑)
勢いよく泡が上がるシャンパン。
ルイ・ロデレールでした。すてき。
一品目から遊びがあってたのしい!
さてー、3つあるうちのどれが本物のトリュフでしょーかーっ。
これですね、ひとつは竹炭衣のインカのめざめを使ったコロッケなんですね。
サービスの方と会話が弾むからこれはものすごく良い一皿。
特にひとりの私としてはね(笑)
お次は ”高知と言えば” のかつお。
かつおはカルパッチョに。四万十海苔のビスキュイとキャビア添え。
黒ニンニクのソースと土佐酢のエスプーマ。
和食の素材にも思える土佐酢合わせるのもここが高知だと思うとしっくりきますね。
お皿にガスパチョのグラニテも盛られていたのだけれど、
さらにそれを濃厚にした冷製スープも運ばれました。竹筒で。
透明のガスパチョって、黄色い食材(黄色トマトや黄パプリカ)で作ると出来る、
って聞いたことがあるけれど、
ここのはしっかりグラニテで赤いことを確認してるし
いったいどうやって透明にしたんだろう。。
このお店もっと話題になってもいいと思うけど!!!!
フュージョンとイノベーティブの要素を少しずつ入れたような、
そんな料理が続きますよー
エディブルフラワーの小さな鉢はホイップバター。
奥にはギリシャとイタリア2種類のオリーブオイル。
パンも手作りというからすごいなあああ
バゲットはすこし酸味があるタイプで料理にも合います。
キラキラした冷製の料理。
フォアグラのプリン仕立て。
滑らかさと香りが際立ってます。
味噌も使って深いコクあるプリンに仕上がっている分、
かなりキンキンに冷やしてくどさを除き、口どけの瞬間の温度差による味わいの変化があります。
モスカートの甘いジュレと、なにより穂紫蘇がいい仕事してた、とっても良く効いてた。
天然のクエの炭火焼き。
ヴァンブランソースは名前のとおり白ワインを使ったソースで、フレンチでは定番中の定番。
締まりがあるクエのホロホロとした身にたっぷり絡ませて食べる。
菜の花にグリーンピース。
このお皿は春でした。
いのししラグーソースのニョッキ。
来年は亥年で、猪肉盛り上がりそうですなぁ。
メインくらいの肉量でした。まんぞく!
いよいよメインというところで、テーブルナイフのラギオール。
写真撮りそびれたけど、カラフルなナイフから選ばせてもらえました。
オレンジ選んだ!
メインは土佐あかうし。
玉ねぎと仁淀山椒のソース。甘さがあって美味しい。
里いものピュレ、かぶのコンフィ、大根桂むきと根菜が混載←
流れるように盛られたハーブの中に存在感のある土佐あかうし。
火入れも素晴らしいのだけどもうその柔らかさったら!かめばかむほど旨味があって、
ひと口ずつ大事に食べたけど、やっぱり最後はなくなっちゃうのね…。
デザートも美しかったです。
スプーンでカンカンと割ると、
プチプチのブッシュキャビアや土佐文旦など高知の味が詰まってた。
アイスやメレンゲも。
ブッシュキャビアってこういうのです。フィンガーライムとも言いますよね。
本物は初めて触った。
ごめんなさい気が抜けてブレる。
高知で作ってるんですね、愛媛で作ってるのも聞いたことがあって、国産は四国ってことなのかな。
最後にこんなにたっぷりのピッコラ パスティチェリア。
器はサントリーニの大理石ですって!なんかおいしそう(笑)
最後の飲み物も、
和紅茶、高知の紅茶。
高知はお茶たくさん作ってるらしいんですよねー、温暖な気候だからわからなくもないね。
ヴィア・サントリーニのホテルに惹かれて訪れる人は多いだろうけど、
このレストランだけでも来る価値あるじゃないの。
期待以上で驚き。
最後に向かってちゃんと盛り上がっていく、流れを感じるコース。
今回はシェフのおすすめコースをオーダーしました。
お店は完全予約制で、ランチ、ディナーとも泊まらなくても訪問できます。
若きシェフ井原 尚徳さん、覚えとこう。
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