
SNSで公開してきたこの冬の知床羅臼根室の旅。
根室振興局の皆様、プレスマンユニオンの皆様、お世話になりました!

道東の旅は昨年釧路や網走には行っているのですが、今回はさらに東へ。
今回まわった場所を地図にするとアルファベットの「C」みたいになります。
ここを行ったり来たり。かなりな移動距離でした!
かなりな防寒をしていたのでなんとか無事帰ってこれました。
ただ「寒いではない、ピリピリ痛い体験」や「1mmも肌を露出できない体験」ができて、とても楽しかったです!
まず最初に訪問したのが「羅臼郷土資料館」。ここ本当に興味深かった。

国重要文化財になった土器など260点を含む数々の発掘品が展示されています。
ここでは遺跡から出てきた土器などで、北海道の歴史を知ることができます。

縄文時代の後弥生時代が来なくてそのまま続いたのが「続縄文時代」、
さらにそこからサハリンからやってきた人たちにより文化が混ざり合いできたのが「オホーツク文化」です。
5世紀頃、「ソーメン文」と言われる貼り付けたような細い粘土がぐるりと取り囲む土器を作っていました。


オホーツクの民は海洋を使った、いわゆるバイキングのような生活を行っていたので、
真っ黒になっているのは、ここは過去に火事が起こり炭化したことにより残った遺跡だからです。
表面にはシャチの背びれも描かれています。


オホーツク文化が栄えた後、擦文土器と言われる擦ったような跡をつけた土器が作られ始めます。
これは擦文文化と言われて、東北からの影響を受けていたと言われます。
それまでにあった樺太から来た「オホーツク文化」と本州・東北から渡ってきた「擦文文化」が出会い

そのあとトビニタイ文化も最終的に「擦文文化」に吸収され、それがアイヌ文化へと続いていきます。
初めての北海道の歴史に触れながら展示物を理解するのには、沢山の時間が必要でした。
機会が合ったらもう少しきちんと見て回りたいと思います!
ぜひ皆さんも大人の歴史学を学びに羅臼郷土史料館へ~~~。
ここまで見たらもう外は真っ暗。
羅臼の宿まで車で移動です。
3泊した羅臼の宿もすんばらしかったので、別の記事でご紹介します!
