私ねぇ、
札幌の好きなところはどこか異国の風を感じる建物なんですね。
しかも入場料も取られず、こんな歴史的な建物を見ることが出来るなんて。
夏はお客さん多いみたいなんですが冬は少なくていいですね、ゆっくりと見ることが出来る場所でした。
知事公館。登録有形文化財に指定されています。
こちらは西18丁目駅からが最寄りです。
カレーを食べた後、歩いていきました。
冬の季節は庭側から見ることが出来ず残念でしたが、玄関側から撮影ができて、カワイイ三角屋根も見ることができました。
この入り口に銅像があって、ふと何気なく見てみたわけです。
「村橋久成」氏はビール産業(サッポロビール)を興した人であるということで
ここに胸像が置かれたということなのですが、なんとこの彫刻を行ったのが中村晋也先生!
先日熊本県菊池市に行った時の菊池武光像や、
鹿児島県に行った時の西郷隆盛像、大久保利通像など、
おおー、札幌でもまた当たるとは。
村橋久成氏は鹿児島出身ということで、同郷の中村先生が製作されたということです。
大きな窓があって光もきれいに差し込む室内。
しかし細かい木枠がはめられているのは、やはり雪が多い地域の特徴なのでしょうね。
北海道知事公館は昭和11年に三井家の建物「三井合名会社」として建てられたのをスタートに、
一時期は米軍の接収となり、その後道庁が所有するようになった昭和28年から現在まで、
北海道知事の迎賓館的な役割を果たしています。
会議や記者会見、表彰式なども行われているそうです。
クローバーの形のランプがあちこちにありました。
窓は多面体の出窓のようになっています。
二重窓になっています。
応接室はカラマツを使った間伐材をデザインした応接セット。
これすごい。
実は同じようなデザインのものが「旧北海道庁」にもありますよ!
↓旧北海道庁ロビーに置かれた机の脚。
2階はもっとすごいです!
三角屋根は室内もそのまま三角屋根でした!
天井板を貼らず合掌造りになった梁をそのまま見せる意匠。
柱もなく天井高の応接室です。
全然カメラに収まらない広さ…。
天皇陛下もお出ましになった場所です。
2階の部屋では道章の形の照明がありました。
シンプルなこうした部屋は今でも普通に使えそうですけれど、
こんなところで仕事が出来たら幸せだなー。
細かいところもとても美しいデザイン。
北海道の豊富な木材を使って質実剛健さもあり華美過ぎない建物でした。
ランプシェード…。
木の皮でした!白樺の皮を使っているんですね。
この後は札幌市資料館へ向かいました~(歩いて行けます)
続きます。
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