
しっぽく料理って食べたことありますか?
卓袱、こんな字を書いて、「卓=テーブル、袱=クロス」そんな漢字をあてるんですよ。
銀座の真ん中に卓袱料理が食べられるお店ができたということで、
みんなで行ってきました!この日は8名だったかな。

飲食店ビルの最上階で天井も高いです。
接待っぽい雰囲気があるゴージャスな空間ですが実はここ、あのリンガーハットを経営するお店が母体。
長崎の食文化を広めるためにこんなこともしてるんですねー、すてきだーあ。
最初に出てくるのはお椀。
これは「御鰭(おひれ)」って言って、まずはこれを食べてからなのです。
乾杯の一杯や、のどを潤すビールを飲む前に、まずはこちらを食べるのです。

ビール注いじゃったけど飲めない…

白いんげん。
いいだこの桜煮。
セリとえのきのおひたし。
どっさり大きな器で出てくるイメージでしたけど、
ここはキレイに分けてサービスされます。

お刺身は全て長崎から直送!
かなり気合入ってる。
わーい大好きなハトシだーーー。
ハトシは海老トーストです。パンにエビすり身を挟み揚げてあります。
鰆の柚庵焼き。
こちらも上品。
レモンのように見える柑橘は長崎の柑橘「ゆうこう」。
こちらもとっても上品に煮あげた角煮。
雲仙豚を使用。
味付けは柔らか。京料理みたいにやさしい味。

最後にとっても不思議な、鶏のスープ。
みんなでシェア。

最後はこのスープとおつけものを横に、
壱岐の白ごはんをいただきました。
デザートまでついて終了です。

テーブルいっぱいに並ぶ料理を想像してましたが、このお店はコース仕立て。
味も懐石料理のように上品でした。本当は九州らしく?もっと甘いんじゃないかなって思いました。
中華料理のような円卓で、大皿から取り分けていくのが本場のスタイルですが、
今回はきれいに分けやすい形に盛られていました。そういうところも銀座っぽくて、接待なんかにも使えそうな雰囲気でしたよ。
本来しっぽく料理は、和・洋・中がすべて融合してできたもので、
鎖国時代も唯一開かれていた長崎らしい郷土料理といえますね!とても楽しい食事会でした。
長崎では今でも、お祝いの席で食べられているそうです。
このお店は長崎市内にもあるそうで、そちらでは1人から卓袱料理が楽しめるようですよ。
リンガーハットも好きだけど、
長崎から食材を出来るだけ取り寄せて、長崎本場の味を伝えようという心意気がすばらしい!
この会社のファンになってしまいます♪
このお店はランチもやっているようですし、アフタヌーンティーセットがめちゃくちゃ気になってます!
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