「日本のジン! ジャパニーズ クラフトジンROKU(六) 工場見学」
2019年 05月 08日
日帰りは残念だったけど、目いっぱい楽しい時間を過ごしました。
この日は東京のサントリーブロガー数名で大阪を訪問、
大阪のブロガーさんとともに2017年に発売が始まった新しいお酒「六」を学ぶ工場見学に参加しました。
ジンって日本人は結構飲むと思うんです。
一番多いのは「ジントニック(ジン+トニックウォーター)」でしょうかね。
他には、
なんかもポピュラーで、カクテルの定番と言っていいと思います。
今までこのブログでは「ビーフィーター」を紹介したことがあったと思います。
クリックすると商品に飛びますが、このビーフィーターはとってもリーズナブルでありがたい商品です!
例えばこういうやつですね。
「ジントニ」という名前でお店でバカ売れしていたドリンク(ジントニック)でした。
普通にプライべ-トでもよく飲んでいました^^
しかし今回勉強したのは「六(ROKU)」。
日本で作られた、日本らしいジンなんです。
新大阪に到着したら大阪駅へ移動し、環状線で弁天町まで。
環状線はキティちゃんとコラボ中!

サントリー工場見学一覧(公式サイト)
今回行った「サントリー大阪工場」は純粋に工場であって、一般の見学は一切受け付けていません。

今回は特別中の特別に、社員ですら入ったことがないという場所まで入ることができました。
ありがたや~~~

金ピカのキレイな工場なのですが、実は実はとっても歴史のある工場。
1919年大阪工場が完成し、その頃作っていたのは「赤玉ポートワイン」。
サントリーを代表するお酒であり、かつ、日本人の味覚に合う洋酒として作られた、当時とても貴重なものでした。
大阪工場は、この赤玉をボトリングするための工場として作られたのが最初だったらしいですよ!
そして今年見事100年目を迎え、ここがサントリーの全ての工場の中で最も古いということになります。

みんなに親しまれた赤玉ポートワイン。
ここから得られた資金により山崎蒸留所が建設されました。
そんなことからも、サントリーの礎ともなるお酒なんですね。

赤玉を見て、「懐かしいー!」と思った方もいるかもしれませんが、今でもあるんですよ!
名前は「赤玉スイートワイン」。赤玉の歴史は100年越え。
さて早速お勉強したことをまとめます。
今回新しく「六(ROKU)」というジンが発売されるにあたり、
今ある様々なリキュール&スピリッツのレシピに続いているんですね。
簡単に言うと、ジンというものはスパイス「ジュニパーベリー」を入れて香りづけをすれば
そこに香りのもの(ボタニカル)を加えることによって、各社オリジナルの、
まず蒸留によりグレーンスピリッツを作ります。
グレーンスピリッツとは穀物から作られるベースとなるアルコールです。
高速道路を挟んで工場の向こう側にビルより高い連続式蒸留機。

そこに香りや風味の素となる「ボタニカル」を追加していきます。
上述のジュニパーベリーもそのひとつ。
で、そこで私は「あっ!」と思いましたね。
そうか、ボタニカルを6種類使うから名前が「六(ROKU)」なのねと。
違ってた💦💦
カルダモン、シナモン、コリアンダーシード、アンゲリカルート、アンジェリカ(カラトウキの実)、
なんかカレーのスパイスみたいだな(笑)
そしてさらに日本の香りづけが6種類!
ここが名前の由来でした。
桜の花、柚子、山椒、煎茶、玉露、桜の葉。
ということで、全部で14種類も使われているなんて!それは驚きでした。
余分な香りを取り込むことがないように、長ーい煙突を持つ「ポットスチル」で蒸留します。
ジョンドア社の専用スチルポット。
…とここまでお話してきた「六(ROKU)」。
ずっしりと重たいクリスタルのようなボトルに入っています。
裏にはボタニカルがプリント。
どんどん多様性が生まれるお酒の世界。
すごくすごく驚いたのは、様々なリキュールに使われるフルーツって本当にフルーツを手で皮むきするところから作っているって…。
ちなみに入り口にはサントリー社の創業者・鳥井信治郎の像があり、手には赤玉を持っていましたよ。

そして六ですが、正直めっちゃめちゃ好みでした。
「ジンは苦い。」
そんなイメージから脱却しました。