「福島・いわき市 割烹旅館 天地閣」
2019年 07月 16日
小名浜の高台にあって、見晴らしもいいんです。
お部屋はありがたいことにベッドの和洋室にしていただいてました!
うれしい~
お宿は温泉ではありません。が、お風呂は清潔でいい感じでしたよー。
お宿全体が清掃行き届いていました。
ただ、宿泊をたくさん取らないようなので、宿泊まで狙う方はお宿に確認してください。
朝ごはんもめっちゃめちゃ美味しかったので、私としては宿泊オススメしたいですけどね…。
夕食の時間。
出来たばかりだからってひとりに一本きゅうりが笑
これがみずみずしくっておいしーの!
シャキッって音がして、美味しい味噌つけて、あっという間に食べてしまいました。
しかし…
きゅうりでお腹を満たしていたら大変…!
その後次々とごちそうが出てくるからです。
ペース配分大事です。
お刺身おいしかったなあ。見ただけで美味しいのがわかる、新鮮お造りでした。
みんなが強く感動を一致させたのは「中部筋子」。
ご存じの方は少ないと思います。
これ、鱒の卵の筋子なんです。
時期があってちょうど私たちが行った頃に食べられるものとのこと。
小粒でプチプチしていて、濃くておいしいです。
貴重なものです。
醤油漬けになったスライスにんにくと一緒に食べるカツオのたたき。
藁焼きのいい香り。
本当に上品な薫香で、分厚いかつおが口いっぱいに。
そう、いわき市はかつおの名産地なんですね。
私全然知らなかったけれど、鹿児島・枕崎や静岡・焼津、高知のような産地の中で、
目の前の海で揚がった新鮮なかつおを利用した鰹節屋さんが、このいわき市にはたーくさんあったらしいのです。
それも徐々になくなっていったようですが、それでもファンを持ち鰹節を作り続けていたお店も。
あの震災により漁獲がゼロになり、現在はいわき市産鰹節はなくなってしまいました。
この伝統が途切れることなく、また受け継がれていくことを願います。
鰹節のお話を聞かせてもらったのは江名港すぐ目の前の山一中田商店さん。
全て一貫して手作りされているお店です。現在はカツオの産地を変えて続けていらっしゃいます。
キンキの煮つけ。
丸ごと一匹なんて食べられない…って思ってたのに、
あまりにも美味しくて全部食べました。はい!もうほんとにおいしい!
いわき市ではキンキのことを「赤次(あかじ)」って言うらしいです。
お魚の煮つけでこんなに美味しいって思うとは…
そしてこちら、メヒカリ。
これもいわきでよく食べられるお魚。一夜干しなのですが、こんっなに美味しいんだ…!
あのですねー、食べた感じでは、ハタハタに似ていると思いました。
和牛ステーキは栃木県産五穀牛のサーロイン。
美味しいものをちょっとだけが最高です。
最後はウニパスタ。
これがもう恐ろしくなるほどのもので。
出汁はウニ。ウニだけって…。
シンプルなのになぜにこんなに美味しいのか。
そしてパスタで〆る、おしゃれな旅館。
デザートには水無月。
6月でしたから。
季節もばっちり押さえてあって素晴らしかったです。
私は前日までの隠岐諸島取材の疲れがひどくて早めにおやすみ…zzz
次の日万全で過ごすために睡眠を優先!
次の日は国宝を観に行きますよー
つづく。
・福島・いわき市プレスツアー ビストロ緑