今年行った愛媛の、歴史的建造物をブログに残しておこうと思います。
ここを設計した建築家の「木子七郎」ですが、
先日私のふるさとにあった木子七郎の建物が取り壊されたと聞き、
とても残念に思っています。
写真を撮ったことがあるけど残してたっけ
と思ったら、記事にしてました。
こちらです。今市の本町にあったここ、壊されてしまいました…
さて、愛媛・松山に話を戻します。
「萬翠荘」は松山市中心地、大街道という最も繁華街の近くの小高い場所にあります。
近くには愛媛県庁もあり(別記事で紹介します^^)、どちらも木子七郎の建築です。
ここは、伯爵、久松定謨(さだこと)の別邸として大正11年に建てられました。
門からカーブしながら登る坂道から、尖頭の屋根が見えます。
この日はお天気があまり良くなく、実は午前中と午後の2度、訪問させていただいてます。
午前中は萬翠荘の名物イベントでもある「バラ展」が開催中でした。
普段はバラは飾られておりませんのであしからず。
お城のような洋館です。
細部まで美しい装飾、ベランダに施された三連アーチ、屋根のドーマー窓。
屋根はドーマーに銅板、屋根部分はスレートでしょうか。
内部の階段には船がデザインされたステンドグラスがありました。
沢山のステンドグラスは、近代建築のステンドグラス制作者、木内真太郎作。
部屋の中には八木彩霞の壁画があります。
八木は、森永ミルクキャラメルのデザインをした人物として有名です。
森永ミルクキャラメルはこちらです。
芸術が詰まったような建物でした。
昔の人たちは別邸や別荘や迎賓館は洋館で建てても、やっぱり住んでるところは和風の家、ということが多いですね。
贅を尽くした素晴らしい洋館でとても美しい建築物です。
詳細はコチラです。
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