「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」

「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10125147.jpg

ついに始まりましたねー「麒麟がくる」。
昨日観ました。第一回目、面白かったです!

今日の記事も福知山の続き。
いねちょうの伊根の舟屋へ行きました。
ここ10年くらいで大人気スポットとなり、細い海沿いの路地を通ってみんなが見に来る場所です。

地形を聞いて驚きました。
舟屋は日本海側にしか作れない、ということは知っていましたが、
これだけ広いエリアに広がる舟屋は日本でもここだけ。

そもそも舟屋というのは…
「舟のガレージ」とよく言われます。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10191051.jpg
当時は木船でしたから、ずっと海に浮かべているとだんだん腐ってきてしまいます。
そのため、
陸にあげておけるように家の1階を舟小屋にして、2階に住んだのです。
それがなぜ上述のように「日本海側でしか作れない」のかと言うと…
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10233599.jpg
”海の干満の差が低いから”
よく考えてみると、宮島の干潮・満潮であれだけ磯まで歩いて行けることとか、
最近人気の四国の「父母ヶ浜」のようなウユニ湖現象とか、
あれは干満の差が激しい太平洋側・瀬戸内海などの特徴なのです。
日本海はさほど大きな差がないので、
水が大きく上がってきたり下がったりすることがないのです。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10270457.jpg

下の写真は島根県隠岐の島町です。
隠岐の島にもあるのでその原理は知っていました。
隠岐の島「屋那の舟小屋群」。こちらは舟小屋のみを固めて、その後ろの集落で暮らしていたっぽいですね。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10311065.jpg

伊根の舟屋はこの景色の連続性が名物です。
いくら干満の差が少ないと言ってもここは日本海。
荒波の日だってあるはずです。
湾の一番奥まったところであれば想像はできます。
しかしこの伊根の舟屋は湾の入り口に近い方までずーっと続いている。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10340749.jpg

「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10343616.jpg

「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10350279.jpg

これが伊根の最大の特徴と言えます。
このエリアは日本海にも関わらず、年中海がほぼ凪のような状態。
山の地形と湾の形により、ほとんど風が吹いてこない、という説明。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10445319.jpg
たしかに小舟で撮影に行った時も全く揺れない。
またとても良い漁場でもあるということで、
昔は湾内でまぐろがとれていたという話も!
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10365133.jpg

「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10370397.jpg

あいにくのお天気でしたが、
海はめちゃくちゃきれいでした!
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10372018.jpg


現在も230軒ほどが立ち並んでいる舟屋ですが、
時代の波に押されて漁業をする人も減り、空き家も増えて、
今は舟屋の新たな活用法が模索されています。
一部はレストランや宿になっています。
海の目の前の舟屋で泊まれるなんてすてきですよね。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10420993.jpg

ただ中にはまだ住居として住まわれている方もいるので、
プライバシーもしっかり守られなくてはいけませんね。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10435474.jpg

伊根のこの風景は、
ここにあった自然が生んだものであり、また先人たちの暮らしが現代に残した遺産ですね。
外国人にも大うけで、人気のスポットです。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10480725.jpg


さて今回のこの撮影は、3つの場所から行っています。
ひとつは大きな船で遊覧しながら湾全体を見る「伊根湾めぐり遊覧船」。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10490186.jpg

かっぱえびせんを買い…乗船。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10492726.jpg
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10493206.jpg

遠くから眺める舟屋の景色…よりも!
鳥の大群。襲われる。笑
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10515984.jpg

「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10520948.jpg
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10523345.jpg

「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10533979.jpg

もうひとつは、シータクシー。
小さな船をチャーターします。
こちらは、かなり近寄って舟屋を見られますが、
上述のとおりそこには暮らしがあるので、目の前まではいきません。

「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10543623.jpg

最後のひとつは湾を俯瞰するスポット「道の駅 舟屋の里 伊根」。
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10565522.jpg
「海の京都 伊根町 伊根の舟屋」_a0000029_10570273.jpg


伊根の舟屋を満喫した時間でした。


---

Commented by orange_base at 2020-01-20 07:11
どちらも舟屋行きましたよー(^^ゞ
船から見たんスねー
伊根は道路側から観るといろんな店があって
また
洒落てますよねd(・∀・`*)
Commented by まあやん at 2020-01-20 09:08 x
グルメ(蕎麦好き)で島根にも縁あるので拝見しています。
 海に接した家屋の並び~なぜかとても惹かれます。奥能登を巡ったときにも、黒の瓦に統一された小さな漁港がとてもい輝いて見えました。
Commented by タマちゃん at 2020-01-20 09:10 x
伊根の舟屋はカメラマンや絵を描く人にとっても格好のポイント。
タマちゃんも何度かスケッチに行きました。
船に乗ってというわけにはいかず、対岸や斜めから描きます。のんびりと静かな時間が流れますね。

大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台は近江がたくさん出てきます。朝ドラ「スカーレット」も滋賀県の信楽・・・
今、近江が注目されています。ぜひ取材に来てください。
Commented by 55aiai at 2020-01-20 10:21
まあやんさん
ありがとうございます!
木造の建物がこれだけ並んだ場所は、日本に他にないのでは?と思えるほどの貴重な場所でした!
すでに使われなくなったものが、今の時代になって逆に脚光を浴びるというのも面白いです。観光資源はまだまだ眠っているかも…と思わせられます。
奥能登とは、これまた素敵そうな場所ですね(^^)
Commented by 55aiai at 2020-01-20 10:25
タマちゃん
あぁそっか!スケッチにぴったりな場所ですね。
さっき探してみました、タマちゃんの舟屋。https://blog.goo.ne.jp/tama-chan_1942/e/d74313e0435074ab87bf9d6e1e541d2d

タマちゃんのように空間を捉えられる方は私とはまた違った見え方をするのかもしれないですね〜
Commented by 55aiai at 2020-01-20 10:27
orangeさん
確かにすっかり観光地となっていました。
いわゆる京都とはまた違うけど、落ち着いた雰囲気がありますね。
by 55aiai | 2020-01-20 07:00 |   ●京都府 | Comments(6)

ライター・西村愛のブログ


by 55aiai(西村 愛)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30