「埼玉・川越 喜多院」


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9月は取材と執筆に時間を取られそうで、ブログがまた滞りそう…
しかもまだまだ暑いですね~。

先日川越をざっと見てきました。
川越は行ったことがあるんですよ、
でも、
ちゃんと周ったことがないからと思ってレンタサイクル借りてぐるっとまわってきました。

川越って蔵の街というイメージ多いですよね。
実際に、「蔵造りの町並み」通りや「中央通り」が一番人手が多いですし、お店や見どころも集中しています。
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しかし大きく3つのエリアがあることをご存じでしょうか。
ひとつは「喜多院」があるエリア。
もうひとつは「川越城」があるエリア。
そして蔵のエリアです。

全部ざーっとまわった感触として、
川越を街を一番端的に理解できて、全ての礎となっているのは「喜多院」。
ここを見ないで川越を語ることなんてできません。
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喜多院は境内全体が国の重要文化財です。
その中でも筆頭は、何といっても
<江戸城から移築された建物>=「客殿・書院・庫裡」です。
400円を払えば中へ入ることが出来ます。400円には五百羅漢見学も含まれます。
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中は残念ながら撮影禁止ですが、私はガイドさんをお願いして一緒に入ってもらったので、撮影OKのところだけ撮影させてもらいました。
お庭には小堀遠州が作庭した庭や、徳川家三代・家光が植えた枝垂桜の2代目の巨木もあります。
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ちなみにガイドさんは3人からで1,600円です。


喜多院の何がすごいかって、この江戸城移築もそうなのですが、
ここは天海和尚がいたことで、家康からの三代から多くの寄進を受けて広大な土地を持つ強い寺院であったことが挙げられます。
天海の名前を聞いたことがある人もいると思うのですが、
上野の寛永寺を建てた人です。
また、日光東照宮に家康と家光と共に埋葬されていることでも有名です。
上の寛永寺には毛髪塚があって、私も見たことがあります。
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寛永年間に川越では大火が起こり、山門を除いて全てが焼けてしまいました。
その際に残った山門は、今では喜多院で最も古い建造物となりました。
「山門」というくらいですから、ここには山号が掲げられていました。
「星野山」と言うそうです。
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天海のお寺であったことから、
その大火の後すぐに、家光は江戸城の別殿を喜多院に移築することを決めます。
一度建物をバラバラにして水運で運ぶこととしたのですが、
その際に運ぶための舟運(川)を直すことから始めました。
江戸⇔川越には良い水運が出来上がったことで、川越は大きく発展することになりました。

江戸城の紅葉山にあった別殿は家光が生まれた間や、春日局の部屋などがあります。
撮影はできませんでしたけども、しっかり見ることができました!
ここは、上皇様や上皇后様も訪れている場所です。
江戸城はここに移築した後、火災があり燃えているので、その当時のものが見られるのは川越しかないんですよ。
すごくないですか!?
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多宝塔。
これは徳川家のお抱え大工の2人のうちの一人、
平内大隅守(へいのうちおおすみのかみ)が建てた多宝塔。
ちらっと話を聞きましたら、神社の神話みたいな話が残っているそうです。
釈迦の話の上手さに感動した多宝如来が、横に座らないかと言った、みたいな話でした。
多宝塔の中に二人仲良く安置されているということ。
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上部は円形、下は正方形になっている塔を、
真ん中の白いところ「亀腹」の漆喰塗りで上手く繋げている。
全体の均衡が良く取れた多宝塔だっていうことでしたが、多宝塔をもっといっぱい見ないとわからないですね(^^;)

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こちらは本堂。
本堂も、400円の有料ゾーンに入っているので、中に入れます。
撮影禁止。外観だけ^^
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最後にまわったのは五百羅漢。
外からも見られますがすぐ近くで見るにはチケット購入が必要。
400円の有料ゾーンに含まれます。
538体の石像が50年かけ、3人の石工によって造られました。
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どこの石って言ってたかな…忘れちゃった。
ユーモアある姿の石像もあるので、結構話題になることも多いのだとか。メディア露出も良くあるということです。
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すぐ横には「仙波東照宮」があります。
土日しか中には入れませんが、ぐるっと外側から見ることができます。
まぁ、下の写真くらいは見られるので結構良かったです。
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道を挟んであるのが日枝神社。
ちゃんと聞かなかったけど、これは赤坂の日枝神社の分霊でしょうか。
というのは、
川越まつりは江戸から伝わったとされ、
江戸時代の祭りは日枝神社と神田明神の天下祭りが元となったと読んだからです。

※…と思ったのですが、この神社は1150年前喜多院創建と同じ時期に建てられており、
赤坂日枝神社がこの川越の仙波日枝神社から分祀されていることがわかりました。
本殿は国の重要文化財です。
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さらにちょっと行ったところには「南院」と「中院」があります。
実は喜多院は昔は「北院」と表記していたそう。

南院は小さな敷地に跡地が。
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中院はきれいなお庭があるお寺でした。
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蔵のエリアに比べて、喜多院の人の少なさがとっても残念…。
重要文化財ですよ!
いつか国宝になるかもしれないし。
とはいえ、埼玉随一の初詣スポットらしいですし、地元では崇敬を集めている場所なんですね。
観光の皆様も、ぜひぜひ喜多院へ~~


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by 55aiai | 2020-09-07 07:00 |   ●埼玉県 | Comments(0)

ライター・西村愛のブログ


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