「皆美館 すずきの奉書焼」
2021年 01月 15日
こんなに特別感のある料理も珍しいのではないでしょうか。
でもそれくらい貴重なものだから、食べられるととっても嬉しい!
私の体験1度目は臨水亭さんだったけれど、
この料理を復活させたそのお店こそ、臨水亭さんだったのですが(T_T)
その時、写真に残せなかったのが残念でしかたない。。
一匹まるごと!
それをご所望された。灰がついたまま渡すことを無礼だと考え、奉書に包んで差し出した、というような話だったかと。
料理としては大変シンプルで、すずきを紙に包んで蒸し焼きにするというものですが、一匹まるごとは小さいサイズでも40分くらいはかかるということ。
皆美さんの器も大変きれいでした。
しじみもいただきました。うしお汁と赤だしから選べました。
ブログを開くと表示される小さ目な画を視て「これ?何??」と興味を覚えて記事を愉しく拝読しました。
「紙に魚を包んで蒸し焼き」ということですか?「どういう感じに仕上がる?」と興味が沸きました。何かで包むようにして蒸すという料理は、意外に在るのかもしれませんが、頂く機会は然程多いのでもないとも思います。
そして料理の「起こり」の挿話が、「江戸時代には如何にも在りそう…」と思わせる感でした。通り掛かった御殿様が「好い香り…一体何か?」と側近に尋ねると「確かめて参れ!」と誰かが走り、「申し上げます!漁師が魚を焼いております!」と報告され、「美味そうじゃ…所望致す…」となり、「殿に献上せよ!」と言われた漁師が慌てて紙に包んで平伏しながら焼魚を捧げ持つ…という様子を思い浮かべました。
「不昧公」という方については、一度だけ立寄っている松江で、何回か御名前を聞いた記憶が在りますが、この方に由来すると伝わる色々なモノが伝わっているのが興味深いと思いました。「不昧公と共に松江を…」というようなテーマも面白いかもしれませんね。
更に松江は「湖の幸」というようなモノが在るのが、少し独特ですね。山陰も何時か再訪したいと思いました。
愉しい記事に感謝!