
津山の町並みは”津山城”を中心に、東西にのびる街道沿いに連なります。
今回特によくまわったのは城東地区です。街道沿いには飲食店や歴史スポット、資料館、宿などがあり、かなりみどころはあります。
川運も盛んで、参勤交代も行われた街道沿いで、賑やかに栄えた町。
格子の連続、白壁のなまこ壁、低い軒がまっすぐに伸びています。
家の造りは「つし2階」と呼ばれ、2階部分が極端に低くなっています。
これは、参勤交代のお殿様を高いところから見下げないようにという事らしいですが、
2階は頭が天井につくほどなので、かなり使い勝手は悪かったと思われます。
歩きながら、ところどころの電柱と電線さえ地中化すればね。。。と思う気持ちあり。
重要伝統的建造物群でエリアも広いので、歩いているだけでタイムスリップできます。
薬屋さんの鏝絵たのしい。
舟宿もあり、中は見れなかったのですが、高さ違いの部屋があって位によって分けられていたのだとか。
ところで、出雲街道。
姫路から松江までをつなぐ街道だったということです。
めっちゃシンパシー感じてしまった。
出雲街道とクロスする小路には、それぞれ名前がついていて、当時の風景を思わせるものばかりです。
街道沿いにある「箕作玄甫旧宅」です。
箕作 玄甫(みつくり げんぽ)。江戸時代の洋学(蘭学)者。
書物を日本語訳したり、ペリー来航時の通訳者として幕府とともに随行しました。
津山藩医の家系で、生家が公開されています。城東地区にある市が管理する施設は無料が多く、うれしい。
津山に関わった洋学者の功績や足跡を見られるのが、同じく出雲街道沿いにある「津山洋学資料館」。

もともとはポートアート&デザインつやまがある建物にあったものが、
移転新設されたそう。
当時の書物の翻訳版や、洋学者の生い立ちや関係性を学べる施設です。
動画での説明や、当時の病院の雰囲気を再現した展示もありました。

敷地内の「和蘭堂(おらんだどう)」ではカフェができます。
榕菴珈琲(ようあんこーひー)は、宇田川榕菴が「珈琲」という和名を漢字であてたことから、
名づけられた津山カフェの代表格です。
深煎りで香り高いコーヒーです。おみやげでも買えますよ!
OnTrip JAL:津山の旅
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