1994年の酒税法改正以来、最低製造量の大幅な引き下げにより、
1994年の法改正から30年近くたった今では、製造免許者は激増。
クラフトビールブームはここ10年くらいじゃないかという肌感がありますが、
ビール製造を始めて20年目を迎えた会社です。
さっそくビール工場見学です。
このビール工場では200klの製造能力があり、クラフトビールメーカーではかなりの規模の生産が可能。
200klというと、330ml瓶換算にして60万本作れてしまう計算です。
ビールは「麦とホップから造られる」と言うけれど、厳密には麦ではなく麦芽。
(基本的には)大麦を発芽させたものを麦芽といいます。

金色のビールはこの麦芽で作ります。
まずは麦芽を砕きます。
その際、麦は酵素の働きで糖化します。
67℃が最も効率良く糖化させる温度と考え、
麦汁はくみ上げ、また濾過させ、くみ上げるを繰り返し、クリアな混ざりけのない麦汁を取り出し次の工程へ。
100℃以上で煮沸し、殺菌、不純物を取り除く作業を行います。
約1時間ほど煮沸する中で、ホップを投入します。
想像できるかもしれないのですが、
ホップは煮込めば煮込むほど苦味が出るのですがその分香りは飛んでしまうので、
1日くらいだとまだまだアルコールは弱く、これから徐々に発酵が進みアルコール分が増えていきます。
ここでちょっとだけ味見をさせてもらいました。
出荷する前に瓶詰めしたビールを火入れすることもヴィルゴビールの特徴のひとつだそう。
この工程がある故に、賞味期限が短いクラフトビールの中でも6か月~1年という比較的長い賞味期限を保てます。

ひと通りお伺いしながら見学させてもらいましたが、
取材させていただいたいろいろなマイクロブルワリーの方たちも、
おおぅ…! これは…!!
ウイスキー…、ジン…。
東京下町から様々な種類の酒類(笑)、が作れる日がいつか来るのでしょうか。
楽しみだなぁ。
ヴィルゴビール直営店のレストランも取材させていただいたので、
そちらはまた別の記事でレポートさせていただきますね。
ヴィルゴビールのサイトはこちら。