一緒に台湾に行ったことのあるお友達に誘われて、西荻窪で同窓会。
西荻窪駅から西友を抜けて女子大方面へ。
だんだん住宅街に近づいてくるあたりから、もう台湾の香りがふわっと。
かわいいお店が出迎えてくれました。
「吉祥天」です。
お話を聞くと、この角地がとっても気に入ったということ。
風水的なものももちろん、ずっと探し続けた物件の中でここに決めたそうです。
壁には、このお店のオーナーである邱(きゅう)さんの大切な家族である、黒猫ちゃんも描かれておりました。
もともとはテイクアウトだけだったお店を、
近々イートインもスタートさせるということでお声がけいただきました。
この日のメニューは5品とドリンク一杯付のコース。
名物でもある「饅頭(マントウ)」ももちろん、入ってきます。
まずはお通しから。
左の干し大根のピリ辛い漬物みたいなのが、もぅ、ビール進むんだ…
いろいろ醤油煮込み。
牛肉モモ、豚耳、モツがさっぱり煮込まれた「台湾おでん」風。
八角のいーい香り!
途中、湯葉も追加されました。
この湯葉はくるっとちくわ状になっており、丸腸のようなスタイルになっています。
脂がすっかり落ち切ったモツの処理がすごい。
袋の中には沢山のスパイス。
続いては饅頭。
自分で好きに挟んで食べてね、と並べられたのは角煮と高菜とピーナッツ。
ピーナッツ粉末(花生粉)は甘くて、どこかきなこのような風味。
かわいらしい饅頭はひとつずつ紙袋に挟んでサーブ。
こういうところも現地ぽくていいですね。
饅頭はミルク、ごま、芋などなど、様々な味がありました。
春巻のようなものは「雞捲」、実は湯葉でくるんであり、とろっとした餡がおいしいです。
スパイシーな唐揚げと野菜炒め。
最後には「麺線」。
とろっとろです。
かつおぶしをメインにした出汁に細い麺。
飾り気がないようにも思えるこの麺線がとってもおいしい。
一番下に、「穀物のような何か」があって、ずっとずっと何かわからず悩んでました(笑)
後でそれが、タピオカだと知り、本当にびっくりしました。
とろとろに、ぷちぷちした食感がいいです。
短い時間だったけど楽しかったー。
今はお弁当や饅頭の販売のみですが、来月あたりから要予約で、少しずつイートインが始まるそうです。
なかなか海外にも行けない時代なので、ぜひ本場の、リアルな味を西荻で楽しんでみてはいかがでしょう!
邱さんとっても優しくて、日本語もばっちりです。
屋台や小さな食堂のローカルな味がしっかり楽しめて、台湾通にも喜ばれそうです。
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