東京・羽田から伊丹空港へ、そして隠岐空港へのトランジット。
飛行機で行くとなんとも近いですね!船旅も楽しいけれどとにかく体が楽だなぁ、飛行機。
しかもりくろーおじさんまで売ってて、食べられて…。目的地到達前に色んな目的を達成してしまった…笑
年度末だったからか、結構お客さんも多い。
隠岐は伊丹からの直行便があることで、大阪のお客さんも多いようです。
フライトは45分程度。
あっという間に「隠岐世界ジオパーク空港」へ到着です。
ここまでは順調です。
そしてさっそく島巡り。
今まで何度となく足を運んできた島なので、とりあえず行ったことがないところから攻めつつ、
時間があったら他の場所にも立ち寄ろうという作戦です。
◆過去の島後の旅はこのブログ及び日本航空「OnTrip JAL」にも掲載しています。
ということでオーダーを出したのが「大山神社」。
隠岐の島町内には、「八百杉」「かぶら杉」「乳房杉」などの巨木杉がありますが、
この大山神社の杉の木も見てみたいと思ったからです。
大山神社は島の東側を上った布施地区にあります。
空港から港に立ち寄り、隠岐の島町らしい風景をいくつか。
西郷大橋。
あー、天気が悪い(笑)
船が西郷港に出入りする「間口」。
スナップショット的にあれこれ撮っていきたかったんですが、どーしても暗くて。
ということで、サクッと神社に向かって出発です。
途中、「グリーンタフ」がはっきり見えるポイントに連れて行ってもらいました。
グリーンタフとは手前の部分、こちらは濡れているとはっきりと「緑」に見える地質”緑色凝灰岩”のこと。
これなんですけど、どこかで見たことあるな…と思ったら、
あれじゃん、松江・美保関の青石畳通りのことじゃん。
純粋にきれいだなっと思える自然の神秘が生み出した色。
海の中にあるのですがなんとも不思議!これは、淡水のところにできる地質だそうで、
ということは、日本海が大きな大きな湖だった時代の岩だということです。
ここからは淡水に棲息するワニの化石も発見されていて、陸にせき止められた大きな淡水湖だったことを証明しました。
さて、お次は龍ヶ滝へ。
ここは海から70メートルある崖上の道からさらに上に延びる崖にまつわる伝説のスポット。
実際に滝があるわけではなく、その地質の色合いにより滝のように見える崖をそのように呼んでいるそうです。
ここからは海に浮かぶ「黒島」が良く見えました。
黒島は、玄武岩がよく見られる小島です。柱状節理により、縦になっているのがよくわかります。
またここは「マントルゼノリス」が見られる、日本でも数少ないスポットです。
マントルは地球の核の外側にあり、私たちの足元地中奥深ーくにあるものです。
人類でいまだ地球内部のマントルを見たことがある人はいません。それがたまたま地表に現れている場所が、黒島です。
浄土ヶ浦も通って…。
透明度高い場所ですけれど、本当にお天気のバカ…
そして到着しました。大山神社。
裏山が神社、杉の木がご神体。
自然信仰の、とても神秘的な神社です。
樹齢800年の杉の木です。
2年に一度、このご神体の杉にかずらを巻き、引っ張る祭り「布施の山祭り」が行われます。
大木を神として信仰する古いお祭りは、布施地区にとってとても大切で特別なもの。
長いかずらを山から切り出すところから始まり、「大サカキまくり」という、お清めの神事なども含めて2日間にわたって執り行われます。
めちゃくちゃいい雰囲気で、なぜ今までここに来なかったのかわからない…
また行きたい場所になりました。
隠岐にはオモテスギとウラスギ、両方が生えています。
日本海側に生えるウラスギと、太平洋側に多く分布するオモテスギ。
ウラスギは降雪があるため葉の長さが短く、オモテスギは長い葉を持ちます。
最後に絶景スポットを巡ったけれど、残念だー。
那久岬で夕日を見たことは過去にあったけど、
まだ油井の前の洲でお天気になったことがないので、次回チャレンジしたいです!
隠岐の島町の島巡りは続きます。