この日の宿泊は、農家民宿。
古民家を改装した宿や、懐かしさを詰め込んだ宿は数あれど、ここは本物の農家。
農家の家に宿泊します。
ホームステイするかのように、お宅にお邪魔する感覚で泊まれる農泊。
伝統的な日本の暮らしを体験するとともに、自然を身近に感じ、日本の文化を改めて認識する機会を得られます。
この日の晩は「舟板 昔ばなしの家」へ泊ります。
宇佐市安心院という場所にあるのですが、読めますか?「安心院」。
安心院=あじむ
山あいの町で、周辺は田畑に囲まれたのどかな場所。家のまわりにも畑が植えられていて、名実ともに農家です(笑)
農家民宿が日本で始まった元祖の町とも言われています。
到着したらさっそく、何をやるかというと…。
原木しいたけを焼く!(笑)
なんですか???? この楽しいアクティビティーは。
原木から好きなだけしいたけを摘んで、ただただ焼く…
塩をかけてかぼすを絞って、あるいは甘い九州醤油をかけて。
まだまだ外でもそこまで寒くないという時期でしたが、
夜にかけてぐっと気温が下がる地域。
今年の東京は暖かかったので、慣れない寒さが沁みました。
みんなで夕食準備。
宇佐市関係者の皆さんも一緒に。
おばあちゃんのおうちに来たみたいにみんな寛いで、台所に入ってお手伝いする市職員及び関係者。
もう完全にこの家の配置や設備を把握してる…!(笑) 親戚の子か!ってツッコみたくなる。
(唐揚げを揚げる図)
大家族の食卓だー--。
もうほんとに、こういうの久しぶりすぎて。
お料理のメインはつどつど変わりますが、
この日は近くで養殖されているサイズの大きいどじょうの唐揚げ、すっぽん鍋、宇佐からあげなどなど。
こちらで人気の「とりめし」のおにぎり。
そういえば大分ってとりめし有名でしたよねー。
すっぽんの血。
焼酎で割ってあるので一気飲み。
うしろのおじ…、いえ、参加者のHさんとはもうすっかり仲良しです。
お隣、豊後高田では白ネギ栽培も有名だって聞きました。
たっぷりのねぎ。
なべ底から飛び出す、「鼈(すっぽん)」!
コラーゲンたっぷりでヘルシーですねー。
臭みとか全くないしほろほろっとした身が好き。ちょっと骨多いけど。
お料理を作ってくださった、中山ミヤ子さん。
めちゃくちゃ、めーっちゃくちゃかわいくてやさしいおばあちゃん。
みんなのお母さんなんですね、ミヤ子さん。
中津からあげとどこが違うのか、よくわからなかった宇佐からあげ。
おいしいってことは確か。それも無限からあげで、食べても食べても追加される(笑)
からあげ食べられないかもって思ってたから、うれしい。
ミヤ子さん手作りのワインで酔わせたどじょうを唐揚げに。
参加者の皆さんはどじょうをあまり食べたことない方多かったのですが、私はどじょうの食べ方では唐揚げが一番好き。
但し、こんな大きなどじょうはなかなか出会えない。私が食べたの、なんと卵入りだった!そんなのある!?
レア焼酎「兼八」は大分でしたかー
うわぁーおいしいー
こんな感じで夜は更けて。
おにぎり2つ食べて、新米おにぎりも食べたかったけどもうお腹はちきれそうで行けず、今でも悔しい思いしてる。。。
でもちゃっかり食べた、すっぽん雑炊。ミヤ子特製柚子こしょう入り。
内容濃すぎて、今やっとこうして記事書きながら頭を整理しています。
色んなお話したし、笑ったし、飲んだ食べた…。
寒かったけど外に出て、夜空見上げたら天の川見えるくらいの星空。キラキラとにぎやかな空でした。
築180年くらいの建物でゆっくり寝て、朝はスッキリ起きられて、こんな時間の使い方たまらんよなーってしみじみ思いました。
そしてみんなで朝ごはん。
お米がおいしすぎておかわりをぐっとこらえた…
お味噌汁も激うまでした。
なんていうか、こういうおいしさって、どこにでもあるものじゃないんですよね。
どんなにお金出しても東京ではなかなか手に入れられないものなので…
改めて旅っていいなと、思います。
みんなで食べるのも楽しいし!
最後にローカルなソウルフード、ご当地パンをいただき次の目的地に出発。
牛乳パン、見事なじゃりパン(砂糖じゃりじゃり)でした。岸田のあんぱんは、予約できないからレアだよって教えてもらいました。
最後までお見送りしていただき、お別れがさみしい気持ちに。
こんな経験も、色々旅しててもなかなかないですよ。これもミヤ子さんのおもてなしと優しさから。
宇佐市安心院の「舟板 昔ばなしの家」。
ほんと良かった。
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